「ヴァーチャル クライマー」はあくまで山岳フィクションを中心としたサイトですが、山岳ノンフィクションも読まないわけではないので、一応コーナーを設けてみました。山岳ノンフィクションには多数の著作があり、私GAMOが読んだ作品も限られていますが、それでもそこそこの冊数になります。そこで便宜的に、私GAMOの勝手な基準により、「山行記・随想・エッセイ等」「山岳評論・ルポルタージュ等」などページを複数に分けさせて頂きましたが、このページでは前二者に分類できないもの、すなわち、広義のハウツーもの、いろいろなテーマに基づくガイドブック(いわゆるエリア別の登山・縦走用ガイドブックは入れていません)、その他登山・山・自然に絡んだ書籍、例えば写真集や辞書、用語集などについて紹介します。 なお、このコーナーには評価欄はありません。これは、読み手のニーズや嗜好によって、役立つか、好きか、気に入るか等の判断が大きく異なると考えられるためです。また、GAMOが山を始めた当初に買った古い本が多数含まれています。ハウツーものやガイドブックは最新版が出ているケースもありますので、購入を考えられる場合は、その辺もご留意ください。 |
沢登り関連のハウツー本、ルートガイドなどです | |
雪山に関するハウツー本、ルートガイドなどです | |
エリア別以外のさまざまなテーマに基づくガイドブック(上記沢・雪は除く) | |
主に初心者向けの各種ハウツー本。クライミング関連もここに入れてます | |
山の写真集、滝の写真集、登山家の写真集、など | |
山名辞典、登山用語集、データ集などなど | |
雑誌、ムックその他上記のどれにもあてはまらない山関連の各種書籍類です |
沢 登 り |
著 者 | 著 作 | 出 版 社 | ジャンル | 年 |
岩崎 元郎 | 沢登りの本 | 白水社 | ハウツー | 1983年 |
岩崎氏が実際に教えた時の話を、物語風にまとめた一風変わったハウツー本。楽しんで読めます。 | ||||
奥多摩渓谷調査団 | 奥多摩大菩薩高尾の谷123ルート | 山と渓谷社 | ガイドブック | 1996年 |
関東近郊沢登ルート集の第2弾。グレード、日程、装備、水量、標高差等々情報も豊富で使いやすい。 | ||||
奥秩父渓谷調査団 | 奥秩父・両神の谷100ルート | 山と渓谷社 | ガイドブック | 1996年 |
関東近郊沢登ルート集の第3弾。これにて完結?親切、丁寧なガイドは、遡行者にとってありがたい限り | ||||
敷島 悦朗 編 | 関東周辺沢登りベスト50コース | 山と渓谷社 | ガイドブック | 2002年 |
詳しい遡行記録と豊富なカラー写真を見ているだけで行きたくなってしまう、たまらないガイドブック。 | ||||
丹沢ネットワーク 編 | ウォーター・ウォーキング | 白山書房 | ガイドブック | 2010年 |
「ウォーター・ウォーキング」とは沢歩きのこと。猛暑の中、涼を楽しむにはもってこいの場所が満載。 | ||||
丹沢ネットワーク 編 | ウォーター・ウォーキング2 | 白山書房 | ガイドブック |
2013年
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「ウォーター・ウォーキング」の第2弾は、丹沢や奥多摩などに加え、日光や東北、北アまでカバー。 | ||||
丹沢渓谷調査団 | 丹沢の谷110ルート | 山と渓谷社 | ガイドブック | 1995年 |
敷島悦郎率いる調査団による丹沢の沢ガイドブック。奥多摩・奥秩父・上信越と続く沢のガイドブック。 | ||||
豊野則夫 編 | 上信越の谷105ルート | 山と渓谷社 | ガイドブック | 1999年 |
シリーズの最終版?上信越編。私に行けるルートは限られているんですが、見ているだけで満足。 | ||||
白山書房 編 | 東京付近の沢 | 白山書房 | ガイドブック | 1989年 |
沢といえば白山書房。本書をコピーして必ず携帯。沢登りの心強い味方です。そろそろ改訂版買おっと。 | ||||
茂木 完治・手嶋 亨 | すぐ役立つ 沢登り読本 | 東京新聞出版局 | ガイドブック | 1991年 |
沢登りのハウツー+ルートガイド。全体の2/3がガイド編。最後には台湾のルートまで紹介されている | ||||
吉川 栄一 編 | 沢登り | 山と渓谷社 | ハウツー | 1990年 |
私が山を始めたばかりの頃に買った3冊の沢登り用ガイドブックの1冊。個人的に思い入れのある本です |
雪 山 ・ 冬 山 |
著 者 | 著 作 | 出 版 社 | ジャンル | 年 |
岩崎 元郎 | 雪山登山 | 山と渓谷社 | ガイドブック | 2000年 |
数少ない雪山ルート集の1つ。1人で行くことの多い自分にとってはとても役立つ1冊です。 | ||||
遠藤 晴行 | 雪山登山 | 山と渓谷社 | ハウツー | 2006年 |
エベレスト無酸素登頂など輝かしい記録を持つ登山家が、初心者のために分かり易く書いたハウツー本。 | ||||
近藤 和美 | 冬山 | 山と渓谷社 | ハウツー | 1997年 |
冬山、雪山のバイブル。雪山に入る人はみな、まず本書を読むべし、というほどの本です。 | ||||
近藤 謙司 文・監修 | 雪山100のリスク | 山と渓谷社 | ハウツー | 2009年 |
雪山における各種リスクと、それを防ぐための方法の解説。知識はもちろん大事だけれど、経験も必要 | ||||
中村 成勝 編 | 日本雪山登山ルート集 | 山と渓谷社 | ガイドブック | 1996年 |
写真満載の雪山ルート集。お気に入りというか必需品。ちょっと高いけどそれだけの価値があります。 |
ガイドブック |
著 者 | 著 作 | 出 版 社 | ジャンル | 年 |
石川 理夫 | 山歩きで楽しむ 本物の温泉 | アテネ書房 | ガイドブック | 2002年 |
下山後の楽しみといえばなんといっても温泉。登山者のための、「本物」にこだわった温泉ガイドブック | ||||
工藤 隆雄 | 富士を見る山歩き | 小学館 | ガイドブック | 1996年 |
富士山を見る山旅を紹介するガイドブック。コンセプトのはっきりしたガイドブックっていいですね。 | ||||
G.B. | 山の美術館と博物館 | G.B. | ガイドブック |
2021年
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山岳美術、山岳文学、全国各地の山、山に関わる人々。色々なテーマの美術館・博物館を紹介する本。 | ||||
敷島 悦朗 | 海外登山とトレッキング | 山と渓谷社 | ハウツー | 1996年 |
海外登山の計画・準備から実行までのノウハウ。ガイド編は残念ながらエリア紹介まで。 | ||||
鈴木 昇己 編 | 海外登山 | 山と渓谷社 | ガイドブック |
2003年
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海外登山テクニックからルートガイドまで夢が広がる。マッキンリーやチョー・オユーまで載っている | ||||
鈴木 みき | 休日ふらり山旅計画 | エクスナレッジ | ガイドブック | 2017年 |
イラストレーターのみっきーが、写真・イラスト入りで紹介する、「あずさ」で行く日帰り10コース。 | ||||
東京都神社庁 監修 | 大江戸のお富士さん | ファンタグラフス | ガイドブック |
2017年
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東京都神社庁監修による都内の富士塚71基を巡るガイドブック。オールカラーで眺めているだけで楽しい。 | ||||
日本山岳ガイド協会 編 | 日本百低山 | 幻冬舎 | ガイドブック |
2017年
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低山ブームに乗って、全国47都道府県のふるさとの名山2山ずつ、番外編として島の山6山で構成。 | ||||
日々野鮎美 | 鮎美ちゃんとはじめる山登り | 新潮社 | ガイドブック |
2021年
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「山と食欲と私」のヒロイン・日々野鮎美ちゃんと一緒に山登り。という体のガイドブック&ハウツー本。 | ||||
藤本 一美、田代 博 | 展望の山旅 | 実業之日本社 | ガイドブック | 1987年 |
山頂から見える山の名前は、わかるようで意外とわかり難い。ちゃんと下調べして行けばより楽しめます | ||||
藤本 一美、田代 博 | 続 展望の山旅 | 実業之日本社 | ガイドブック | 1990年 |
続編からは展望範囲が方位磁石ベースで示されていて、より使い勝手よくなりました。 グッドジョブ! | ||||
藤本 一美、田代 博 | 続々展望の山旅 | 実業之日本社 | ガイドブック | 1995年 |
続々編。もう言うことなし。NiftyのPC通信時代に「山の展望と地図フォーラム」にお世話になりました。 | ||||
有楽出版社 | 源流を歩く | 実業之日本社 | ガイドブック |
1998年
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川を遡っていったらどうなっているのか?そんな子どもの頃の夢とロマンを追求したガイドブック。 | ||||
森田 秀巳 | マイカー登山・ベスト周遊コース | 山と渓谷社 | ガイドブック | 1991年 |
車で行ける山。これはこれで楽だし楽しい。たまにはこういう軟弱登山もいいのではないでしょうか。 | ||||
山と渓谷社 編 | ふるさと富士名鑑 | 山ち渓谷社 | ガイドブック |
2014年
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日本全国の「ふるさと富士」120山をオールカラーで紹介。これ1冊で網羅。「世界の富士山」4山付き。 | ||||
山と渓谷山岳図書編集部 | 日本百名山・登山ガイド | 山と渓谷社 | ガイドブック | 1992年 |
数ある百名山ガイドブックの1つ。本書が特別に優れているというわけはないけれど、コンパクトです。 | ||||
山村 正光 | 車窓の山旅 中央線から見える山 | 実業之日本社 | ガイドブック | 1985年 |
旧国鉄職員として40年に亘って車窓から見続けた中央線沿線の山130座を、文学的な知見を交えて紹介。 | ||||
山村 正光 | 中央本線各駅登山 | 山と渓谷社 | ガイドブック |
1994年
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中央線の駅から歩いて登れる山を中心に紹介するガイドブック。車窓の景色も山の楽しみの1つ。 |
ハ ウ ツ ー |
著 者 | 著 作 | 出 版 社 | ジャンル | 年 |
遠藤 由加 | ロッククライミング・タクティクス50 | 山と渓谷社 | ハウツー | 1998年 |
ワンランク上のクライミングを目指す初級者(初心者ではない)のための本。Q&A形式でわかり易い。 | ||||
北山 真 | フリークライミングのススメ | 山と渓谷社 | ハウツー | 1991年 |
クライミング初心者向けのハウツー本。初心者向けとはいえ、1冊に必要な知識は詰め込まれています。 | ||||
工藤 隆雄 | 上手な山小屋利用術 | 山と渓谷社 | ハウツー | 1992年 |
何もこんな本読まなくても、と侮るなかれ。利用術もさることながら、山小屋のマナーも学んで欲しい。 | ||||
鳥海 良二 | 実践 アウトドア・ロープワーク | 地球丸 | ハウツー | 1997年 |
登山、クライミング、キャンプ・・様々な場面で使うロープワークを、目的毎に結び方、使い方を解説 | ||||
橋谷 晃 | 失敗しない山道具選び | 山と渓谷社 | ハウツー | 1989年 |
道具選びは結構難しいもの。本書で予備知識を仕入れたら、お店に行って店員さんに聞こう。 | ||||
羽根田 治 | 山でバテないテクニック | 山と渓谷社 | ハウツー | 1988年 |
これも山を始めたばかりに買った本。知ってるつもりは危険。ちゃんとした知識を身につけておきたい。 | ||||
森田 秀巳 | 山で泊まる | 山と渓谷社 | ハウツー | 1995年 |
山小屋、テント、ビバーク、山の食事・・・。山で泊まるのは楽しいもの。本当に楽しむためのノウハウ書 | ||||
山と渓谷社 編 | アウトドア六法 | 山と渓谷社 | ハウツー |
2023年
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自然公園法などアウトドアに関連した法律について、実例に即して解説。意外な落とし穴があるかも。 |
写 真 集 |
著 者 |
著 作 |
出 版 社 |
ジャンル |
年 |
岡田 紅陽 | 富士山 | 教養文庫 | 写真集 | 1961年 |
水面に映る富士、夕映えの富士、白糸の滝と富士、雪煙の富士・・・・・1冊まるごと富士山の写真集。 | ||||
加藤 庸ニ | 日本 滝めぐり | JTBキャンブックス | ガイドブック | 1996年 |
個人的に滝が大好き。全国の滝の紹介、滝に係る豆知識がついて1冊まるごと滝だらけ。写真もうまい! | ||||
加藤 保男 | わがエベレスト 加藤保男写真集 | 読売新聞社 | 写真集 | 1984年 |
エベレスト三冠王・加藤保男が雪煙に消えた後に出された写真集。男っぽくて格好いい。モテるわけだ。 | ||||
グリーン・ルネッサンス事務局編 | 日本の滝100選 | 講談社 | 写真集 | 1991年 |
滝が好きなんです(再)。100名瀑の写真集を見ていると、α波が出てきて心地良い気持になれます。 | ||||
志水 哲也 | 剱 TSURUGI | 山と渓谷社 | 写真集 |
2014年
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剱岳と黒部渓谷を愛する、山岳写真家でクライマーの志水哲也による愛のこもった写真集。圧巻です。 | ||||
PIE BOOKS編集 | 絶景山 | パイインターナショナル | 写真集 | 2014年 |
世界中の名峰、山の絶景50山を取り上げた、見ているだけでため息が出るような写真集です。 | ||||
穂刈 貞雄 | 雲上の槍ヶ岳 | BeeBooks | 写真集 |
1997年
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もはや言葉はいらないでしょう。北アルプス南部の盟主・槍ヶ岳の雄姿をとくとご堪能あれ。 |
辞 書 ・ 辞 典 |
著 者 | 著 作 | 出 版 社 | ジャンル | 年 |
石井 光造 | こだわりの山DAS | 白山書房 | 辞書・辞典 | 1996年 |
十二支の山、一等三角点の山、独断・日本百名峠など山に係る様々なデータを集めたオリジナルデータ集 | ||||
近藤 信行 監修 | 山・やま辞典 | 大修館書店 | 辞書・辞典 | 1988年 |
山に関する漢字、山と文学、山のことわざなど雑学満載。大修館書店の漢字シリーズ(?)の1冊。 | ||||
徳久 球雄 編 | コンサイス 日本山名辞典 | 三省堂 | 辞書・辞典 | 1979年 |
13,000もの山名・峠名を網羅した辞書。山名の由来や山の伝承なども出ていて使える。三省堂エライ! | ||||
野村 仁 | 役立ち100の登山用語 | 山と渓谷社 | その他 | 1994年 |
どちらかというと初心者向け、でも知っていて当然の基本的な用語を中心に解説した登山用語集。 | ||||
山と渓谷社 編 | 目で見る日本登山史 | 山と渓谷社 | 辞書・辞典 | 2005年 |
登山に関する歴史・文化などについて、写真を中心に解説。登山史年表と2冊セットの豪華常備本。 | ||||
吉沢 一郎 監修 | コンサイス外国山名辞典 | 三省堂 | 辞書・辞典 |
1984年
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項目数8,000.日本山名辞典と並んで使えるコンサイスの辞典。願わくば改訂版を出して欲しいです。 |
そ の 他 |
著 者 | 著 作 | 出 版 社 | ジャンル | 年 |
城所 邦生 | 登山者のためのお天気学 | 山と渓谷社 | その他 | 1993年 |
気象庁山岳部員という天気と山の両方に精通した著者ならではの登山者用お天気学。私も勉強しなきゃ。 | ||||
別冊 太陽 | 人はなぜ山に登るのか | 平凡社 | ムック | 1998年 |
役行者や播隆上人に始まって、山野井泰史、平山ユージまでに至る日本山岳人物史。 | ||||
読売新聞社 | チョモランマに立つ | 読売新聞社 | ムック | 1980年 |
1980年、北東稜、北壁の両ルートからチョモランマ登頂をなし遂げた日本山岳会隊の記録。 |