山岳ノンフィクション(ハウツー他)
〜詳細データ ハウツー〜
 
 
 
作  品  名
「ロッククライミング・タクティクス50」
 (遠藤 由加、1998年)
紹  介  文
(帯・裏表紙等)
ロック・クライミングの技術やかかわり方を、著者の14年間の実戦の中で得られた知識と体験をもとにわかりやすく解説。クライマーの疑問に対し、Q&A方式で、そのポイントを説き明かす。
内容・感想等
 一歩上のクライミングを目指す人のための手引書。いわゆる入門書の次、初級者用に当るノウハウ本。
 1人でしょぼしょぼやっている自分にとっては、この手の本はありがたい。ただ、知識としてはわかっても、身に付けるためには実践が不可欠であり、本書を踏まえて、ガイド山行でも山岳会でもいいので実際にやってみるしかないのだろうと思う。
 最後の方に5つほど精神論に係るQ&Aが入っているが、この部分は蛇足のような気がする。

 
 
 
作  品  名
「フリークライミングのススメ」
 だれでもスポーツ感覚で楽しめる岩登り
 (北山 真、1991年)
紹  介  文
(帯・裏表紙等)
・さまざまなムーヴを楽しもう
・うまく登るためのトレーニング
・フリークライミング用語集
・これだけは登りたい推薦ルート
内容・感想等
 ヤマケイのYAMABOOKSシリーズの1冊。本のタイトル通りフリークライミングについて、基礎的な知識から用語集、ゲレンデ紹介まで、これを読めば一通りのことはわかるという1冊である。
 山を始めてそんなに経っていない頃、とにかくなんでも知りたくて、あらゆることに手を出したくて買った本であるが、いかんせん1人細々とやっていた素人社会人ではどうにもならず、自分のクライミングシューズは押入れの奥に眠っている。

 
 
 
作  品  名
「上手な山小屋利用術」
 かしこく使って楽しい山登りを
 (工藤 隆雄、1992年)
紹  介  文
(帯・裏表紙等)
・だから山小屋を使いたい
・山小屋利用のABCと実際
・知っているとトクする利用法
・おすすめ山小屋紹介
・山小屋利用のモデルコース
内容・感想等
 ヤマケイのYAMABOOKSシリーズの1冊。私の本棚にはこの手の入門書関係がたくさん並んでいる。1人で山を始めた私にとって、山を勉強する方法は本と実践しかなかったからである。
 山小屋に泊まるにはどうしたらよいのか、それすらわからずに本書を購入して学んだ。が、それも無駄ではなかったと思う。ちょっとした雑学も役に立つが、登山者のモラル低下が叫ばれる昨今、その守るべきマナーも本書から学んだ。

 
 
 
作  品  名
「実践 アウトドア・ロープワーク」
野外で実際に使えるロープワークを写真で徹底解説
 (鳥海 良二、1997年)
紹  介  文
(帯・裏表紙等)
ロープという「道具」についての基礎知識
キャンプで役立つ結び方の実際
ロープワークの基本35の方法と手順
フィールドでのロープワークと応用
内容・感想等
 アウトドアの様々なシーンで使うロープワークについて解説した本。著者は、クライミング・登山に精通しているのはもちろんのこと、釣りやスキー、キャンプなどにも詳しく、各ロープワークについて、どういう場面・どういう用途で使うかという点にきちんと触れられているのでわかり易い。
 ただ、クライミングの知識がやや古い気がするのは、自分の無知ゆえなのだろうか?

 
 
 
作  品  名
「失敗しない山道具選び」
 全登山用具と服装の実践的セレクト術
 (橋谷 晃、1989年)
紹  介  文
(帯・裏表紙等)
・知らないばかりにソンをした失敗例
・日帰りハイクから小屋泊まりの基本装備
・テント利用山行の用具
・雪山装備の実践的選択法
内容・感想等
 ヤマケイのYAMABOOKSシリーズの1冊。
 道具選び。正直に言えば、道具は山道具屋で、詳しそうな店員さんに聞くのがたぶん一番だ。その人と仲良くなって、より詳しく聞けるようになればなお良い。ところが、私もそうだが、引っ込み思案で聞くのが恥ずかしい。あまりに初歩的な質問過ぎて、バカにされるんじゃないか。そんなことを気にしている人は、まず基本的な知識を身に付けておいてはどうだろう。私にとって、本書はそういう位置づけのものとなっている。
 もっとも、山道具も年々進歩しているから、新しいものも買わなければ、と思う今日この頃である。

 
 
 
作  品  名
「山でバテないテクニック」
 疲れ知らずに山へ登るコツ教えます
 (羽根田 治、1988年)
紹  介  文
(帯・裏表紙等)
・バテのメカニズムをさぐる
・バテないためのテクニック25
・バテないためのトレーニング
・バテないための栄養学
内容・感想等
 ヤマケイのYAMABOOKSシリーズの1冊。
 これまた山を始めたばかりの頃に買った本だが、山の難しさと自分の体力の限界とがよくわからなかった頃に、どうすればバテずに登れるか研究したものだ。改めて本を開いてみると知らないこと(というより忘れていること)があちこちに載っている。こういうものは時折読んで、しっかりとした知識として身につけておきたいものだ。

 
 
 
作  品  名
「山で泊まる」
 (森田 秀巳、1995年)
紹  介  文
(帯・裏表紙等)
山小屋に泊まったり、テントに泊まったり、あるいは不時のビバーク(緊急露営)など、山登りには山中で夜を過ごさなければならないシーンが起こります。山での快適な夜の過ごし方のノウハウをコーチします。「つぎの日、また元気に山登りを続けられることが山で泊まることの最大の意義です」森田先生が解説します。
内容・感想等
ヤマケイのYAMABOOKSシリーズの1冊。
 山小屋に泊まる、テントに泊まる、ビバークするなどのほか、山に泊まって食べる、緊急時のQ&Aなどもついている。本書も、私が山を始めてさほど経っていない頃、山の幅を広げるために買った本である。備えあれば憂いなし。
 
 
 
 
作  品  名
「アウトドア六法」
 (山と渓谷社 編、2023年)
紹  介  文
(帯・裏表紙等)
え!? 違法。なの?
とならないために・・・
登山・キャンプ・焚き火・釣り・シーカヤックなどアウトドア趣味に関わる法律をわかりやすく解説
内容・感想等
山、川・湖沼、海、公園などアウトドアのさまざまなシーンにおいて関係してくる、各種法律(自然公園法、文化財保護法、軽犯罪法等)について、実例に即して説明。机上の空論ではなく、こういうケースは黙認されているが気を付けたいとか、法令違反ではないがマナーとして守りたいなど、アウトドア好きとして知っておきたい内容。登山ルートに目印として付けるテープ・リボンやナイフの携行など、気になる事例も多い。