山岳ノンフィクション(ハウツー他)
〜詳細データ その他〜
 
 
 
作  品  名
「登山者のためのお天気学」
 (城所 邦生、1993年)
紹  介  文
(帯・裏表紙等)
四季折々の山の気象、晴れたり曇ったりの山行中の日和など、登山者が知っておきたい山の天気のあれこれをわかりやすく解説します。観天望気、雲の観察、ウェザーウォッチング、気象のことわざなど話題も満載。
内容・感想等
 著者は中学より山を始め、気象庁山岳部でも山岳部に入部。趣味と実益を兼ねた山岳気象の第一人者。
 山をやるものとして気象の知識は必須、と思って買って読んだがちっとも頭に入らない。困ったものだ。天気図くらい書けるようでないとマズいんでしょうね(反省!)。
 どうでもいいけど、以前本人の講義を聞いた時にも使ってましたが、1962年の二つ玉低気圧の事例はいい加減古くないですか?

 
 
 
作  品  名
「人はなぜ山に登るのか 日本山岳人物誌」
 別冊 太陽、1998年)
紹  介  文
(帯・裏表紙等)
古くは宗教の修業僧が、明治時代には多くの探検隊が、そして文芸家、画家、写真家などそれぞれのロマンを求めて人は山に登ってきた。そのロマンと愛着を資料・写真と共に記録した山岳人物誌。
内容・感想等
 「別冊太陽」日本のこころ103号1998年秋号。日本山岳人物誌と題し、近代登山パイオニアや紀行・随筆、写真、美術、日本人とヒマラヤなどテーマごとに、人物を軸に登山史を辿っていく。
 記録としてこれはこれで興味深いが、この手の本にありがちなように、評価の定まった過去にしか目が向けられていないので、歴史の教科書のような堅さ・古くささは否めない。

 
 
 
作  品  名
「チョモランマに立つ」
〜日本山岳隊エベレスト中国ルート激闘全記録〜
 (読売新聞社、1980年)
内容・感想等
 エベレスト三冠王・加藤保男が、日本山岳会隊として二度目の登頂を果たした中国ルートからのチョモランマ登頂記録。
 カラー写真がふんだんに盛り込まれたムックだけに迫力がある。表紙にも使われている凍傷で痛んだ保男のピンボケセルフポートレートが痛々しい。登頂ドキュメントのほかにチベット文化も紹介されている。