#504 ささやかに楽しむW杯2026

2026/06/11

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 4年に一度の祭典であるFIFAワールドカップ[TM](以下W杯)がまたやってきたので、これをネタにまた書き連ねることにする。今回で6回目となるのが我ながら驚きである(過去の記事はこちら→2002年2006年2014年2018年2022年)。公式ページはこちらだが、カナダ・メキシコ・アメリカ合衆国の北米3か国合同開催となっているため、URLもcanadamexicousa2026と長い。

 今年のW杯の最大の特徴は、参加チームが拡大した(32か国→48か国)ことであろう。この結果、アジアからは8か国(イラン、ウズベキスタン、韓国、ヨルダン、日本、オーストラリア、カタール、サウジアラビア)が出場し、うちウズベキスタンとヨルダンは初出場である。そのほか、北中米カリブ枠は開催国3か国を含む6か国が割り当てられ、キュラソーという歴代出場国の中で最少人口、最小面積の国が初出場を果たしている。

 出場48か国は4チームずつ12のグループに分けられてグループステージを争い、各グループの上位2チームと、3位となったうちの上位8チーム(勝ち点等で順位が決まる)の合計32チームがノックアウトステージ(トーナメント)に進出する。グループステージでは各グループで6試合あるわけだから、12グループ合計で72試合が行われ、それでようやく48チームが32チームに絞り込まれるわけである。

 32チームとなってからのノックアウトステージは、試合ごとに敗者が出るわけなので、3位決定戦を加えればチーム数に等しい32試合が行われる。グループステージと合わせると全104試合。前回までの32チーム出場の大会では合計64試合だったことを考えると、試合数としては1.5倍以上となるわけで、これは全試合を見ようと思ったらとてつもなく大変なことである。

 そして、とてもコンパクトに行われた前回の2022年W杯カタール大会と違い、今回試合が行われるスタジアムは3か国の計16スタジアムとなり、2018年W杯ロシア大会の時と同様に、移動距離も結構なものである。大会期間の長期化もあいまって、勝ち進むためには大会期間中の選手の体調管理が鍵になってきそうである。

 会場毎に時差があることにも注意が必要で、同じタイムゾーンであっても、中部の場合はメキシコだと標準時、アメリカ合衆国だと夏時間になっていたりする。試合開始の時刻は日本時間だと午前1時から午後1時となる。リアルタイムで観戦したい場合は、夜更かしするよりは早く寝て早く起きて観る方がよさそうだ。

 大会が始まる前には、アメリカ合衆国の高官が、イランの枠を過去優勝4回のイタリアに譲るようFIFAに提案したと伝えられている。これについては、アメリカの対イラン強硬姿勢や、イタリアとの関係修復を図る狙いがあったとも言われている。しかし当のイタリアが「恥ずべきことだ」「予選を勝ち抜くべきであり、代替出場は侮辱である」としてこの案を拒絶したほか、FIFA会長も「イランは予定通り大会に参加する」と改めて明言したとで沙汰止みとなったようである。政治事情がスポーツの祭典に干渉しようとした後味の悪いニュースである。

 注目の日本代表は、今大会で8大会連続の本選出場となる。あと一歩で1994年W杯アメリカ大会への出場を逃したドーハの悲劇を知る者としては隔世の感がある。そのドーハの悲劇を選手として経験した森保一監督が、前回の2022W杯カタール大会に続き代表を率いるわけで、前回大会グループリーグでドイツやスペインを下したようなジャイアントキリングをまた期待したいところである。同じグループFには、オランダ、スウェーデン、チュニジアと強敵が揃っているが、健闘を期待して止まない


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