歯の治療について

虫歯の予防

 虫歯の要因として虫歯菌、食物の性質、歯の硬さや唾の成分、時間 が関係していることを説明しました。それぞれの要因から虫歯予防について解説します。

3DS

 細菌の数を減らすには適切な歯磨きが欠かせませんが、より専門的な方法として3DS(スリーディーエス: デンタル・ドラッグ・デリバリー・システムの略)というものがあります。これは歯を覆うマウスピース状の型枠に、虫歯の原因菌に有効な薬剤(クロルヘキシジンやイソジンゲル)を入れて、口の中に一定時間入れておくものです。何回か処置を繰り返します。まだ全ての歯科医院では行なわれていませんし、保険では認められていませんが、興味があれば3DSと地域名で検索されてみてください。

 

フッ化物

 遺伝的に決められている部分もあり、改善は難しいのですが、歯の質を改善する方法としてフッ化物の利用が挙げられます。
 フッ素が一番効果的なのは、生えてきたばかりの歯で、まだ十分に硬くないときといわれています。
 フッ化物洗口による虫歯の予防効果は研究によってバラつきがありますが、
20-50%程度ですので、やらないよりは良いものの、それほど高い効果は得られないのが実状です。

 詳細についてはフッ素の効果と種類をご参照ください。

 

飲食の頻度

 同じ糖分量であっても1日に飲食する回数が多いと、そのたびに口の中が酸性となり虫歯になりやすくなります。
 通常の食事回数程度では問題はなりません。しかし、
1時間ごとにチョコレートを1個ずつ食べたり、糖分を含むジュース、コーヒー、スポーツドリンクなどを時間を置きながら小分け飲みしたりすると、虫歯になりやすくなります。
 虫歯になりやすい人は時間を決めて飲食するようにしましょう。

 

歯磨きについての参考ページ

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最終更新2005.4.7.