2002年2月の映画


完全犯罪 Best Laid Plans

1999年 米国 94分
監督 マイク・パーカー
脚本 テッド・グリフィン
出演 アレッサンドロ・ニボラ/リース・ウィザースプーン/ジョシュ・ブローリン
メモ 2002.2.10 WOWOW録画
あらすじ
夜中にニックんちの電話が鳴る。今日、旧交を温め会った大学時代の級友ブライスからだ。あの後バーで知り合った女を家に連れて帰ったらヤバイ事になったと言う。
感想
12月にWOWOWで放送されていた作品。「BSファン」のオススメマークはひとつもついてないんやけど、リース・ウィザースプーンが出てるし大体ミステリ映画は押さえておきたいという根性で録画しておいた作品。何故今この映画を見たかというと、脚本のテッド・グリフィンって方が↓の「オーシャンズ11」の脚本家だったから。

どんどんにっちもさっちもいかなくなる地味な展開なん。そやねんけど練れていてよくできた脚本と思う。一箇所”がんばりましょう”の所はあるが。小道具の使い方もうまい。ついでに題名も。主人公ニックの仕事がリサイクルってのが暗示的。
おすすめ度★★★1/2
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オーシャンズ11 OCEAN'S ELEVEN
2001年 米国 117分 ワーナー・ブラザーズ
監督 スティーブン・ソダーバーグ
脚本 テッド・グリフィン(「完全犯罪」)
撮影 ピーター・アンドリュース(スティーブン・ソダーバーグ)
音楽 デイビッド・ホルムズ(「アウト・オブ・サイト」)
美術 フィリップ・メシーナ(「アウト・オブ・サイト」「トラフィック」)
出演 ジョージ・クルーニー(ダニー・オーシャン)/ブラッド・ピット(ラスティ)/アンディ・ガルシア(カジノの帝王ベネディクト)/ドン・チードル(爆弾担当バシャー)/カール・ライナー(詐欺師ソール ロヴ・ライナー監督の父「四つ数えろ」)/マット・デイモン(スリのライナス)/エリオット・グールド(資金提供ルーベン)/ケイシー・アフレック&スコット・カーン(車の事はまかしとけの双子のモロイ)/バーニー・マック(カード・ディラーフランク)/エディー・ジェイミソン(情報機器のプロ・リビングストン)/ジャオボー・クィン(軽業師イエン)/ジュリア・ロバーツ(テス)
メモ 2002.2.9 梅田東映パラス
あらすじ
4年の刑をおえてノース・ジャージー州刑務所から出てきたオーシャン(クルーニー)はさっそく仕事にとりかかる。ラスベガスの地下金庫から1億5000万ドルいただこうというのだ。昔なじみのラスティ(ブラピ)とともに仲間を集め始める。が、オーシャンにはカジノの帝王ベネディクトから他にもいただきたいモノがあったのだ。
感想
普通こういう映画って仲間に招集かけると「いや、もう足を洗ったから」とか言ってごねるやついるやん。それでもなんとかメンツがそろって道具を集めたりリハーサル繰り返している内に、仲間割れしたりおっきな障害がたちふさがったりするやん。それらをなんとかクリアしてようよう本番に突入したら思わぬ事が起こってはらはらどきどきするやん。この映画はそういう定番の展開がほとんどなく、華麗にエレガントに映画は流れていくのですよ。「あ、(前作「オーシャンと11人の仲間」と同じく) くたばるんかな」と思ってたら、それもない。 そのスタイリッシュな流れの中に、”若者の成長物語”と”男と女のごちゃごちゃした関係”がちょっとしたアクセントとして置かれている。粋な映画だった。
ベン・アフレックの弟とジェームズ・カーンの息子が演じている双子が好み。あほコンビやねんけど、風船売りとかウェイターとかに扮してなかなか小器用やねん。神経質なマット・デイモンが「こいつらと残さないでくれ」と泣きそうになる所大好き。 アンディ・ガルシアもつめたい迫力あったよ。

「トラフィック」と「エリン・ブロコビッチ」の2本同時にアカデミー賞にノミネートされ、「トラフィック」でみごとアカデミー監督賞を受賞したソダーバーグ監督はゴージャスな舞台でゴージャスな俳優を使った華やかなキンキラ映画を、「自分も輝いているしぃ、受けにはいっているしぃ」の撮ってみたかったんやな、きっと。なんやかや実験したい監督らしい。この映画が11本目だとか。「セックスと嘘とビデオテープ」「KAFKA迷宮の悪夢」「わが街セントルイス」
「蒼い記憶」 「アウト・オブ・サイト」 「イギリスから来た男」「トラフィック」ときてさぼてんは8本目。影像で色々遊びたい人みたい。

おっと、書き忘れていた。ボクシングシーンの観客に「オーシャンと11人の仲間」に出演していたアンジー・ディキンソン(『殺しのドレス』でEVで刺し殺される人)とヘンリー・シルバ(「野獣捜査線」のワル)が写っているらしいです。目を凝らしましょ。
おすすめ度★★★1/2
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ラットレース ratrace
2001年 米国 112分
監督 ジェリー・ザッカー(「ケンタッキー・フライド・ムービー」「フライング・ハイ」「ゴースト/ニューヨークの幻」)
脚本 アンディ・ブレックマン
撮影 トーマス・アッカーマン
音楽 ジョン・パウエル
出演 ジョン・クリース(カジノ王シンクレア)/デイブ・トーマス(弁護士ミスター・グリシャム)/キューバ・グッデイング・Jr(NFLの審判オーウェン)/ポール・ロドリゲス(タクシーの運転手)/ウーピー・ゴールドバーグ(ヴェラ)/ラナイ・チャップマン(メリル)/ジョン・ロヴィッツ(ランディ)/キャシー・ナジミ(ビバリー)/セス・グリーン(ドゥエイン)ズ/ヴィンス・ヴィーラフ(ブレイン)/ブレッキン・メイヤー(弁護士ニック)/エイミー・スマート(ヘリの操縦士トレイシー)/ローワン・アトキンソン(Mr.ポリーニ)/ウェイン・ナイト(ガス)
メモ 2002.2.8 阿倍野アポロシネマ
あらすじ
ラスベガスのスロットマシンで金色のコインを手に入れた6組8人は、カジノ王シンクレアから「ニューメキシコのシルバーシティのロッカーに200万ドル入っています。早く着いた人のものです。ミリオネラが6分の1の確立で手にはいるのですぞ。さあGO!」とわけのわからない事を言われ、わけわからん内にレースははじまった!
感想
怒髪天のヘリコプターのアタックとか、空飛ぶトラックが楽し〜♪〜
6組は足をひっぱりあう事もなく、それぞれがそれぞれのトラブル続きで孤軍奮闘。しかしそのロードストーリーは妙に絡み合っていく。うまい脚本と思う。最後は力技できれいに無理矢理まとめてある。英国の「モンティパイソン」と米国の「サタデーナイトライブ」「セカンド・シティ・テレビ」の合体作みたい。

後ろの席の女の子達はローワン・アトキンソン(Mr.ビーン)が出るたびに大笑いでしたが、さぼてんはセス・グリーン(
「アイドル・ハンズ」)組や小心者ウェイン・ナイト(「ジェラシック・パーク」の太っちょPGM)や、キャシー・ナジミ(「天使にラブソング」の太めのシスター)が好き。
おすすめ度★★★★
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