2000年12月の映画


殺人鬼に罠をかけろ MAIGRET TEND UN PIEGE
仏 1958年 122分
監督・脚本 ジャン・ドラノワ
脚本 R・M・アルロオ/ミシェル・オーディアール
撮影 ルイ・パージュ
出演 ジャン・ギャバン(ジュール・メグレ)/アニー・ジラルド/ジャン・ドサイ/リノ・バンチュラ
メモ 2000.12.29 CS録画
あらすじ
パリ4区で殺人が起こる。これで4件目。黒髪で小柄で肉付きのいい(さぼてんじゃ)女性ばかりをナイフで襲う”マレーの殺人鬼”とマスコミが名付けた殺人犯がまたもや犯行を重ねたようだ。疲れ切ったメグレ警視が朝方家に帰ってメグレ夫人にこぼす「家のコーヒーポットも探せない。引退どきかな。」メグレ夫人が答える「(あなたが引退したら)ひとりは喜ぶわね。殺人犯よ」(ああなんて夫の操縦がうまいんだろうか)
メグレはパープリンの別の犯人をマスコミに公表して殺人鬼のプライドを刺激し、また婦人警官15人でおとり捜査の網をはるという戦術にでる。その網にひっかかったのは装飾家(インテリアデザイナー)のマルセルとイボンヌのモラン夫妻だった。マルセル・モランには息子を溺愛する鬼子母神のような母がいた。
感想
<婦人警官に背負い投げを食らったリノ・バンチュラ>
ジョルジュ・シムノン作「メグレ罠をはる」の映画化です。ながらく見たかった作品。20世紀最後に見れてさぼてんはとても嬉しい(笑)。
三角関係のお話なんですけれど、実によく出来ていた。人間の業は深い。凶器のナイフから肉屋の関係者とめっこがつき、おとり捜査で犯人の背広のボタンが手に入り、犯行現場を見ようとする野次馬から怪しげな人物が見つかり、犯人が消えた路地からヒントが得られていってと点々が徐々に線になっていくところに見応えがある。オーソドックスで手堅い造りでさぼてんの好みです。最近の奇をてらったミステリもいいけれど、こういう正攻法の作品が好きだ。黒澤監督作品「天国と地獄」と同じくもうひとつおまけの殺人が起こってしまうんですけれど。地元警官のラリクリュ刑事もいい味でてた。 
「サン・フィアクル殺人事件」は意外な犯人というどんでん返し物ですが、この作品は容疑者の尋問シーンが見所。

戦前のメグレ物「モンパルナスの夜」も見たい。「モンパルナスの夜」のメグレ役アリ・ボールって方とジャン・ギャバンのどちらがメグレにイメージがあっているかさぼてんの目で確かめたい。
おすすめ度★★★★
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ホワット ライズ ビニーズ WHAT LIES BENEAT(その下に横たわるもの)
米国 2000年 130分
監督・製作 ロバート・ゼメキス
脚本:クラーク・グレッグワ
出演 ミシェル・ファイファー(クレア・スペンサー)/ハリソン・フォード(ノーマン・スペンサー)/ミランダ・オットー(メアリー)/ダイアナ・スカーウィッド(ジョディ)
メモ 2000.12.28 梅田東映パラス
あらすじ
デュポン研究所の新進科学者ノーマン・スペンサーの妻クレアは娘ケイトリンを大学に送りだし心にぽっかり穴があいたよう。ジュリアード音楽院を出てチェリストとして将来を嘱望されていたが、ノーマンと結婚して専業主婦していたクレアは娘が巣立って虚しい。夫は仕事に夢中だし。そんなある日クレアは庭の手入れをしていた時に隣の家から泣き声が聞こえるのにきづく。
感想
「これってヒッチコックみたい」と思ってみたんですけれど、最後は膝ががくがくしてくるほど怖い。
ハリソン・フォードがミシェル・ファイファーのおでこをいとおしげにねっとりなでる所なんぞ・・・ぞくっ・・・

この映画の予告編はいただけませんね。「この映画の結末は決して誰にも話さないでください」って新聞広告に出してるけれどネタバレは予告編でしてるやんかあ(怒)。「あのだんながクレアの親友ジョディとできてるんかも。それでもってふたりで奥さんを精神錯乱に持っていってるんかも」とそれ以上のどんでん返しがあるのかと思っていたさぼてんにはいささか肩すかし。しかし評判いまいちだった割には見応えあります。ミシェル・ファイファーが専業主婦ってのには違和感ありましたが。

ラストの−ねたばれ−ミシェル・ファイファーが赤いバラをお墓に捧げているシーンどう思います?
「助けてくれてありがとう」・・・・か? 「ふたりとも男を見る目がなかったわね」・・・か?  さぼてんは迷っています。

おすすめ度★★★1/2
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バトル・ロワイアル
日本 2000年
監督 深作欣二
出演 藤原竜也(七原秋也)/前田亜季(中川典子)/安藤政信(桐山和雄)/山本太郎(川田省吾)/高岡蒼佑(杉村弘樹)/塚本高史(三村信史)/柴咲コウ(相馬光子)/栗山千明(千草貴子)/北野たけし(キタノセンセ)
メモ 2000.12.21 阿倍野アポロ
感想
何故映画館まで足を運んだかというと、
  ひとつ.様々な掲示板に(バレ)と表示されてある感想を旬の内に読みたかったから。
  ふたつ.昔「その男、凶暴につき」では何度もリハーサルをさせる深作監督と「一発芸だから、リハーサルはできない」と
       言ったたけしが対立して深作監督が降板したという事情を最近読んだから。そのふたりが組むのかあと思ったもんで。
       たけしはフォーカス事件やら事故やらで変化があったのでしょうか?
  みっつ.ワイさんオススメだから(笑)

原作の内容がコンパクトにまとめられ、展開が速い。「杉山と千草の関係」とか「光子と桐山の違い」は原作読んでなくてもわかるんだろか?と思いつつ、川田がこのバトルに参戦する理由が原作よりも納得できる。川田が関西弁なのにはまたかと苦笑しました。 音楽が七原秋也がロッカーなのでロックが使われているかと思っていたのにクラシックだったのも少しびっくり(監督のお年のせいだろうか?)。

原作とは大きな違いが2箇所ある。原作は全体主義とからめているのに対し、映画は現代の日本の病巣(犯罪の低年齢化)と関係づけている点だ。もうひとつの違いは、原作にはない”だめになってしまった大人”をふたり登場させた事。まじめ過ぎたのか、要領が悪くいい人だったせいか問題に真っ正面からぶつからずまっすぐな生き方ができなかった大人ふたりに大きな役割を与える事で、原作とは別物になっている・・・・違うかな? よりわかりやすくなっている。

ちびさぼが小学校に入ってからびっくりしたのは「がんばれ!」と子供に言うのは禁句らしいと言うこと。どこぞのぼんくら精神科医がいったのか「子供にプレッシャーを与えてはいけない」という事らしい。そりゃあたしも「がんばれ」なんて言われた日にゃあ、「なんでがんばらなあかんねんっ」と思ったものではありますが(なにしろ三無主義時代の人間なもんで)、その反撥の力さえ起こさないように真綿にくるむように大事に大事に育ててるみたいなもんです。そりゃ、いくらかの子供は救われるかもしれないけれど、やわな人間が大量発生する危険もあるんではなかろか? と言っているような気がする。この映画は。 この世の中は「大人が造った」んやから、子供達に「これからの未来は君たちにかかってる」なんて無責任に言われてもなあ、と反撥する気持ちはよく分かる。私もそうだった。が、どの時代もそうなのよ。大人を信用せずに「タフに生きる力を身につけろ!」 恋愛でも友情でも「目的を持って生きろ!」っていう応援歌あるいは喝に思える。(美しくし過ぎ?)

いままで、米国の青春映画には多くの若い俳優がしのぎを削っていてその層の厚さと負けん気を羨ましく思っていましたが、この映画も42人が(ひとり25才が混じっているようですが)がんばっている。これからの日本映画界に期待がもてる(笑)。

原作と同じく千草の切るたんかがかっこいいのです。
    「ちん○より、命の心配したらどうなのよっ」
おすすめ度★★★★
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吸血鬼ノスフェラトゥ
独 1922年 62分
監督 F.W.ムルナウ
原作 ブラム・ストーカー
脚本 ヘンリク・ガレーン
撮影 フリッツ・アルノ・ワーグナー
出演 マックス・シュレック/アレクサンダー・グラナッハ
メモ 2000.12.17 ビデオ
あらすじ
時は1838年、所はブレーメン、若夫婦ジョナサン・ハーカーと新妻ニーナは熱々だ。ところが変わり者で評判の不動産業者レインフィールドから「ドラキュラ伯爵から家を探しているという手紙がきた。 君の隣の家がいいんでないの? ちょっと君トランシルヴァニアまで行って契約してきてくれる?」と仕事を頼まれる。トランシルヴァニアは化け物がいるとかいうとかくの噂はあるが、ジョナサンは張り切ってでかける。しかし、胸騒ぎを覚える妻ニーナ。女の第六感か・・・。
感想
<時間を忘れてチュウチュウと楽しんでいたため、おてんと様の光を浴び消えゆくノスフェラトゥ>

「魔人ドラキュラ」を見たからには毒喰わば皿までとやはり基本からお勉強するべきかとレンタルしました(笑)。ノスフェラトゥとは『不死身の者』と言うわけで、1443年生まれだそうです。「魔人ドラキュラ」とは微妙に違っていて鏡に姿がうつるんですよ。しっかとこの目で目撃いたしました。ドラキュラ伯爵が連れてきたネズミがペスト菌をまき散らし葬列が絶えず、坊さんが家々の扉に「+印」を描いていく所なんか結構不気味です。美女ニーナはジョナサンの「吸血鬼の書」を盗み読んで『この恐ろしき呪いを解くには心に汚れなき女性が、自らの血をノスフェラトゥに惜しみなく与え、朝雄鳥が時を告げし後までかの者を自らの側に引きとどめる他に手はなし』から「私ひとりが犠牲になれば」と人々のために身をささげるんです。美談なんです。バージンでなくてもいいんですよ。 この映画ではヴァン・ヘルシング教授はなんの役にもたっておりません。

ドイツ・ロマン派の傑作サイレント映画。古いミステリ映画大好きです。何故かって? 今時こんな映画大真面目につくれませんから(笑)。ギャグにしかならないもん。貴重です。

ジョナサンの持っていたニーナの写真をじとっと見たドラキュラ伯爵(=ノスフェラトゥ)の一言
     「君の奥さんかね? 美しい喉をしている」 (喉フェチなんだな)

おすすめ度やはり極めるべき・・・・かも★★★★
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新・仁義なき戦い
日本 2000年
監督 阪本順治
音楽監督 布袋寅泰
出演 豊川悦司/布袋寅泰/岸辺一徳/小沢仁志/松重豊/哀川翔/佐藤浩市
メモ 2000.12.14 東映梅田パラス
感想
「顔」でどうしようもない崩れた”華”のあるヤクザの豊川悦司を撮った監督が、もっとトヨエツを撮りたいトコトン撮りたいととりつかれ「新・仁義なき戦い」ってえ題名にしたらどっかからお金がでるやろという思惑の映画という色々な人の”読み”は当たっているような気がする。上背があってちょっと前屈みでお腹なんかとってもへっこんでる豊川悦司の立ち姿がとてもかっこいい。トヨエツの映画だ。「長い間さまよっていた男がようよう家に帰る気持ちになった」っていう”男ってぇ生き物”のお話でもあるんですけれど。その自分の気持ちを持て余している男がよく描かれていると思う。哀川翔をひっしと抱き留める布袋寅泰を見て「そうやねんなぁ。お金で買えんもんもあるんよなぁ」とも思う”不思議な人の縁”のお話でもあると思う。
おすすめ度★★★1/2
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サン・フィアクル殺人事件 Maigret et l'affaire Saint-Fiacre
仏/フィルムソノール 伊/プレトーリア・フィルム 1959年 104分
監督 ジャン・ドラノワ
原作 ジョルジュ・シムノン
脚色 ジャン・ドラノワ/R.M.アルロ
台本 ミッシェル・オーディアール
撮影 ルイ・パージュ
音楽 ジヤン・プロドロミデス
出演 ジャン・ギャバン/ミッシェル・オークレール(「海の牙」「情婦マノン」)/バランティーヌ・テシエ/ロベール・イルシュ
メモ 2000.12.10 CS録画
あらすじ
「懲罰の鐘は鳴った。おまえは聖灰の日に死ぬだろう」という脅迫文を受け取ったサン・フィアクル伯爵未亡人からの手紙で41年ぶりに故郷に帰るメグレ警視。昔メグレの父は、サン・フィアクル伯爵家の管理人だった。中学に入るために城を離れる直前、18才で嫁いできた伯爵夫人はメグレの初恋の相手だった。若く美しい夫人の写真は今もメグレの宝物だ。
感想
ミッシェル・オークレール(←)がすてきだ。オークレールが演じた「海の牙」のウィリーの美しさにさぼてんはクラクラしましたが、またもや見ほれる。秘蔵ビデオになりそう(笑)。
ミッシェル・オークレールはモーパッサンの「女の一生」のような放蕩息子の役(あの作品はモーパッサンの自伝的小説よね、確か)。 この退廃的で気品ある危険なタイプの男が好みってのは、幸せにはなれないって事かもしれん(笑)。
オークレールの事ばかり書いてますが、容疑者一同を集めて犯罪を解明する(→)名探偵メグレ役のジャン・ギャバンもいいよ(主役ですがな)。ついでながらミステリ映画としても一級品(本格推理ミステリですがな)。
おすすめ度★★★1/2
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魔人ドラキュラ DRACULA
米国 1931年 74分
監督 トッド・ブラウニング
原作 ブラム・ストーカー
脚本 ギャレット・フォート
撮影 カール・フロイント
出演 ベラ・ルゴシ/ヘレン・チャンドラー/デビッド・マナーズ
メモ 2000.12.9 TV録画
あらすじ
トランシルバニアでは、夜になると人々は家に閉じこもる。そのいわくありげな村にやってきた世間知らずの若い弁護士レインフィールド。ドラキュラ伯爵に呼ばれたと村人がとめるのも聞かずに古城にのこのこでかければ、案の定血を吸われて下っ端の手下になり果ててしまった。下っ端だから、人間の血はいただけない。虫の血で生きながらえている。(生きている?のか?)
ドラキュラ伯爵は花嫁を求めて(違う?)手下のレインフィールドに自分の棺桶をロンドンまで運ばす。途中嵐に巻き込まれ難破したものの、なんとか助かったレインフィールドは病院に入れられ(だって、生きた虫ばかり食べるんだもん)、ドラキュラ伯爵は夜な夜な若い娘の血を求めて夜のロンドンをさまよう。コンサート会場で見初めたミナを襲い、自分の血を入れ一族に引き込もうとしていた。それを阻止せんとするのがミナの父(病院長。実質的にはなにもせず)。婚約者のジョナサン(ミナの手を握りしめるだけ)、ヴァンパイア専門家のヘルシング博士の三人。
感想
エレガントな悪の魅力が満喫できる古典映画。この映画って案外女性向きかも。
吸血鬼について基本的な事を今回お勉強いたしました(笑)。古典のお勉強って大事ですね。学校時代習った古文は何の役にもたっておりませんけれど。
その1.吸血鬼=ドラキュラではない。ドラキュラはドラキュラ伯爵家という家名である。
その2.吸血鬼(ヴァンパイア)は、コウモリや狼に化ける。ただし、オオカミ男と混同してはいけない。
その3.吸血鬼(ヴァンパイア)は、鏡に映らない。ここんとこ、ポランスキー監督の
「吸血鬼 The fearless Vampire Killers(恐れ知らずのバンパイアキラー),or Pardon Me,But Your Teeth are in My Neck(英国'67)」でうまく使われていました。反対に鏡に映って人間だとばれてしまうところが。
一番印象的だったのが、ミナが婚約者ジョンの白いうなじを「物欲しそうに」じっと見つめる右のシーン。ミナははたして救われたんでしょうか?(疑問だ)。
しかし、この作品の続編が「古城の妖鬼」とは。意外性にとみすぎて当時の人はどう思ったんでしょう。「金返せっ!」ってざぶとん投げたんじゃなかろか。
「フリークス」は別格として、トッド・ブラウニング監督作品では「悪魔の人形」の妖しい魅力が好きです。
ハンガリーなまりの英語がステキというベラ・ルゴシ主演の舞台を映画化。ユニバーサル怪奇映画の原点という記念すべき作品
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ピッチブラック PITCH BLACK−真っ暗闇−
米国 2000年 108分
監督・脚本 デヴィッド・ドゥーヒー
脚本・原案 ケン&ジム・ウィート
撮影 デヴィッド・エグビー(「マッド・マックス」「デイライト」),ACS
美術 グラハム・"グレース"・ウォーカー(「マッドマックス サンダードーム」)
クリチャーデザイン パトリック・タトポロス(「GODZILLA/ゴジラ」「インディペンデンス・デイ」)
美術効果 ピーター・チャン
音楽 グレーム・レヴェール(「デッド・カーム」「ストレンジ・デイズ」)
出演 ヴィン・ディーゼル(リディック「プライベート・ライアン」)/ラダ・ミッチェル(フライ)/コール・ハウザー(ジョンズ)/キース・デイヴィッド(イマム)/ルイス・フィッツジェラルド(パリス)/クラウディア・ブラック(シャザ)/ジョン・ムーア(ジーク)/サイモン・ブルーク(オーウェンズ)
メモ 2000.12.7 南街会館
あらすじ
安い運賃の旅客宇宙船の船内では、乗組員と乗客が眠っていた。と、そこに流星群が船を襲う。エマージェンシーで覚睡した操縦士はなんとか近くの惑星に胴体着陸する。助かったのは、乗組員では副操縦士のフライだけ。アラーの教えを辺境の星に布教するため乗っていたイスラム教徒4人、骨董屋、地質学者の夫婦、脱獄囚と護送中の刑事、密航していた家出少年の乗客あわせて11人だった。不時着した星には太陽が三つもあり、太陽が全て沈む事はなくいつも昼だった。
感想
「エイリアン」のパチもんという評価もあるでしょうが、私はこの作品買う。魑魅魍魎というか餓鬼のような生物は地中をはいずり回るだけではなく、群をなして空も飛べるのだ。三つの太陽と、ヒッチコック監督作品「鳥」の恐さをも彷彿させるバケモノが飛翔する映像は美しい。
映画代1800円は高いかどうか? 「映画館で見るべき」 「家で寝そべりながらビデオでもいいかな」のボーダーライン上のB級映画かもと思ったのは私だけで、ほとんどの人はボーダーライン上にはないらしく、観客は10人くらいでした。最近SF映画ってB級の方が面白いように感じる。肩に力が入っていないせいかな。NASAご推薦大作SF
「ミッション・トゥ・マーズ」よりも数倍好みです。そして、SF映画ってやはり大きなスクリーンで見てこそ醍醐味が味わえるといまさらながら思ったわけでございました。スター俳優もいらないす。ついでながら、脱獄犯役のヴィン・ディーゼルって方はお声がとてもよいです。「アイアン・ジャイアント」では巨人の声をしてはるとか書いてありました。
監督のデヴィッド・ドゥーヒーって方は、異色SF映画「グランド・ツアー」の監督さんです。
おすすめ度★★★★
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