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アンサンブル・アメデオ 第16回定期演奏会
パンフレットより

Ensemble Amedeo The 16th Regular Concert
ロシア音楽の夕べ
2000年1月22日(土)
於:ティアラこうとう
 


アンサンブル・アメデオ 第16回定期演奏会のご案内
Ensemble Amedeo The 16th Regular Concert


 いよいよ2000年を迎えようとしています。ただ例年のように1歳年をとるだけと思えばそれまでのことですが、やはり2000年というと格別の響きがありますよね。ミレニアム、そう、1000年に1回しかこない、そんな瞬間に僕らは存在しているわけですよね。ところで1000年前はどんな時代だったのでしょうか?「いい国造ろう・・・」が鎌倉幕府(1192)でしたっけ・・・ということは平安時代あたりでしょうか。電気はなく、夜は暗かったに違いありません。でも、自給自足で満ち足りていた。そう考えると悪くないですよね。

 今や世界中それこそ2000年問題で大騒ぎです。どんなことになるのでしょうか・・・。とっても心配です。自宅待機が一番かも知れません。ゆっくり炬燵にでもあたって、のんびりテレビでも眺めながらみかんを・・・・・おっと炬燵も入らない・・・なんてこともあるんでしょうか?人間の生活はどんどん進歩して一見便利になっているようですが、そろそろ折り返し点なのかもしれませんね。

 さて、恒例の音楽会のご案内です。今回のテーマは「ロシア」です。ロシアはなんと言っても音楽の宝庫です。夥しい数の名曲がひしめいています。ロシアといったら何を連想されますか?ウォッカ・・ピロシキ・・キャビア・・ロシア正教の寺院の屋根・・マトリューシュカ・・どこまでも果てしなく広がる荒涼としたツンドラ・・凍てつく大地・・。いろいろ尽きません。

 ロシアには民族音楽の伝統があります。バラライカ、ドムラ(ロシアのマンドリン)、バヤン(アコーディオン)といった民族楽器で構成される民族オーケストラに出会ったのはもうかれこれ20年前になります。ある一枚のレコードとの出会いでした。「オシボフバラライカオーケストラ」。それは実に衝撃的な出会いでした。一糸乱れぬ完璧なアンサンブル、ダイナミックな表現力。目にも留まらぬ圧倒的なテンポ。躍動するリズム・・。以来、神保町の新世界レコードに惜しげもなく通い「メロディア」というソ連のレーベルのレコードを買いあさりました。なかでも圧巻はブダシュキンのドムラと民族オーケストラのための協奏曲。今回は1部でこの曲をとりあげます。独奏にはマンドリニストの青山忠さんをお迎えします。ますます円熟した演奏をお楽しみ下さい。1部のオープニングはイワノフの「シベリア狂詩曲」。これもロシア民族オーケストラのために編曲されたもので、さらにマンドリンにアレンジした版で演奏いたします。1部の終曲は合唱との共演です。今回共演させていただく「白樺」は、ロシアの曲を歌い続けてきた合唱団で、来年は創立50周年を迎えられるとのことです。朗々とした叙情詩「ステンカラージン」をはじめ、代表的なロシアの合唱曲を取り上げます。

 さて2部、今回は「ロシア5人組の足跡を辿る」ということにしました。まずムソルグスキーの「ホヴァンスチアーナ前奏曲」。ムソルグスキーはかなりの酒飲みだったそうです。あの風貌からすると、荒々しいように見えますが、この曲を聞けばたちまち彼がいかにロマンチストだったかがおわかりいただけると思います。ロシア正教の荘厳な鐘の響きが印象的です。ボロディンの「夜想曲」。これはもともとは弦楽四重奏曲のために作曲されたものです。そのあまりにも甘美な旋律がゆえに、この曲だけが独立していろいろな楽器で演奏されています。本当にうっとりするようなメロディで、聴くものの心をとらえてはなしません。終曲にはリムスキー・コルサコフの「スペイン奇想曲」。この曲はオーケストラのヒットナンバーで、みなさんもよくご存知の名曲中の名曲。豪華絢爛、まさに管弦楽のあらゆる機能をフルに発揮して鳴り響き、演奏会の終わりを華麗に彩ってくれるものと思われます。残る2人、キュイとバラキレフ。これは思うようになかなか曲が見つかりませんでした。もともと作品の数自体が少ないんですね。それでも、あれこれ探しているうちに、とってもチャーミングな小品に出会うことができました。ほんのりとしたキュイの「ワルツ」とちょっと勇ましいバラキエフの「ポルカ」。いずれもピアノ曲からの編曲です。

 というわけで、隅から隅までオールロシア漬けの音楽会。はたしてお気に召しますでしょうか?少々不安でもありますが・・・。しかしなんといってもロシアの音楽はあったかいです。知らず知らずのうちに、浮き浮きしてしまいます。コサックの足を踏みならして踊るやつ、あれ、あのノリ!そして壮大な調べ。あの醍醐味!それは心に響きわたるまさに人生のうたに違いありません。どうぞ、お誘い合わせのうえご来場下さい。一同心よりお待ち申し上げております。

1999.12.23.  アンサンブル・アメデオ 事務局 小穴雄一


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