石造り大鳥居

●日本一 継目無し石造り大鳥居 


    総 高  / 10,75m
    笠 石  / 12,7 m
    貫 石  /  7,65m(柱石中心からの間の長さ)
    注連縄  / 約300kg

 烏帽子山八幡宮の表参道正面に神明造りの石の大鳥居が、そびえるように立っている。八幡宮裏山から切り出された凝灰岩で継ぎ目の無い一本石の大鳥居としては日本一の大きさである。

 この石の大鳥居は、移転遷座され荘厳になった八幡宮と、多くの石段によって神々しくなった広い境内にふさわしい立派な鳥居を是非建立すべしとの町民の崇敬により、明治35年から翌36年にかけて製作建立したもので、赤湯町民一丸となっての大事業であった。鳥居建立は当時の技術から容易ならぬ難工事であったが、当時の名石工 吉田善之助と建師 市川良次、両氏の力によって完工した、当時のすぐれた技術を伝えるものとして名高い

 大鳥居に掛けられる注連縄は、注連縄保存会の手によって作成、掛け替えが行われる。春祭りと桜の開花の時期にあわせた、毎年4月18日に大鳥居注連縄掛替え神事が行われる。