【 額 天岩戸図 】
◎神 社 由 緒
寛治七年(一〇九三)清原武衡が乱を起こし、源義家が当国に下向して鎮定したが、その弟加茂二郎義綱が北町八幡沢に祠を建て勝運の長久を祈ったのが起源。その後蒲生氏、伊達氏、上杉氏等領主の崇敬頗る深く、山林や神田等寄進も多かった。 明治六年に村社、同十二年に郷社となる。
地域住民の守護神として尊崇も篤く、境内が余りにも狭いため、明治十九年現在の烏帽子山の風光明媚な地を選び五ヶ年の歳月と延六万三千人の人夫と七千九百人石工を動因して完成した神苑に、明治二十三年社殿を新築遷座、明治三十五年県社となり、平成十七年に社殿を再建。
以後 産業開発、商売繁盛、交通安全、殊に一代守神、いぬ、ゐ八幡と親しまれ、縁結び、安産、学業成就神として信仰が篤い。
◎赤湯温泉の歴史
寛治七年(一〇九三)奥洲統一を担った源義家に同行していた弟義綱が、北町八幡沢鎮座する草刈八幡のお告げによりこんこんと湧き出す湯を発見したと伝えられる。
戦で傷ついた家来たちを湯に入れると、たちどころに傷が治り、傷口から出た血によって温泉は深紅に染まったため、「赤湯」と呼ばれるようになったといわれている。
◎御祭神
応神天皇(おうじんてんのう)
菅原道真(すがわらのみちざね)
鳴雷神 (なるいかずちのかみ)
◎御神徳
家内安全・商売繁盛・交通安全、殊に一代守神、いぬ、ゐ八幡と親しまれ縁結び、安産、学業成就神として信仰が厚い
◎祭事行事(毎年)
4月18日
大鳥居注連縄掛け替え神事
4月20日
春祭り(境内社、温泉神社・津島神社、三社合同祭)
4月21日から30日
花参宮臨時祭典
9月第2土曜日、日曜日
赤湯温泉ふるさと祭り
9月15日
例大祭
◎境内社
○赤湯神明宮
御祭神 天照皇大神
○温泉神社
御祭神 大名持命 ・ 少彦名命
○舛形神社
御祭神 八衢彦命 ・ 八衢姫命
○津島神社
御祭神 建速須佐之男命
○笠間稲荷神社
御祭神 宇迦之御魂神
○赤湯萬蔵稲荷神社
御祭神 宇迦之御魂神

【奉納絵馬】