ファイナルパワーアップ

 エリアV弾丸Xの機能により、勇者たちの中枢であるGストーン内部に封印された高エネルギィ集積体をGSブースターにより増幅、開放している状態、あるいは開放された状態を言う。完全な開放には60秒間の弾丸X内部での待機が必要である。これにより勇者たちは機体の限界性能をはるかに超えた、超越的なパワーを発揮することができるのである。しかし、その出力が激しい分消耗もまた激しく、勇者たちの連続稼働時間は極端に短くなり、またGストーンのエネルギィを残らず放出してしまうために、Gストーン自体を維持する最小限度のエネルギィも失われ、これを中枢とする勇者たちには確実な「死」が訪れる、文字通り諸刃の剣である。このファイナルパワーアップにはGGG長官大河幸太郎とスーパーバイザー獅子王麗雄博士による弾丸Xの使用承認が得られなければならない。
 対EI−01戦において圧倒的脅威を誇ったEI−01殲滅のため初めて使用され、計画以上の圧倒的なパワーを引き出しこれを殲滅することに成功している。GGGがその拠点をオービットベースの移すにあたり、弾丸Xの再導入も検討されたが、人道的観点や運用上の問題の指摘から結局導入はされなかった。