匂う妖怪の世界

2004年8月19日(木)

わたくし遂に、鳥取県は境港市、水木しげる先生の故郷へ行って参りました。

ジャマイカでボブ・マーリーが今尚崇拝されているのと同様に、

水木先生も地域の人々から多くの支持を得ているのです。

境港駅に降り立ってみれば一目瞭然、きっと妖怪達があなたを導いてくれる事でしょう。

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境港駅(JR境線)に到着。

と言っても、わたし達はレンタカーで訪れた為、この電車には乗ってません。

外面だけでなく、車内にも鬼太郎のペイントが施されているそうです。

やっぱり乗ってみるべきだったでしょうか?

ですが、本数が少なくスピードも比較的ゆっくりなんだとか。

タイムリミットのある旅にはちょっと不向きかも知れませんねぇ。

 

駅名がオドロオドロしいのは演出か?

さて、この時点でわたしはウキウキワクワクです。

とりあえず、おトイレに寄って、

ドンドン行ってみよ〜!

 

kwai22.jpg (117360 バイト)

クリックしてみて下さい。

みなとさかい交流館でもらったスタンプラリーガイドマップです。

24個全てのスタンプを押して、君も妖怪博士だ!

17個以上のスタンプを押すと、かなりレアなオリジナルステッカーが貰えるのだ。

 

〜紹介順序〜

まずは駅前妖怪から、次にロータリーの妖怪を、

追って水木しげるロード右側歩道にいる妖怪の順に紹介いたします。

続きまして、なんじゃもんじゃ通りを横断し、

本町アーケードへ入り50mほど進んでいただきますと、

2003年3月8日(水木先生のお誕生日)にオープンされました、

できたてホヤホヤの『水木しげる記念館』へと突入いたします。

退館いたしまして、今度は駅に向かって逆流していただきます。

その際に、妖怪神社なども御一緒に、

残り左側歩道の妖怪をご紹介してまいります。

最後に裏道にある妖怪倉庫をご覧いただきまして、

当ツアーを終了させていただきます。

ご案内はわたし、匂山人が担当させていただきます。

〜ご注意〜

因みに、わたしがふったミステリ番号は、

悪魔でも、いいえ、飽くまでもこちらが勝手にふった番号であり、

『あいうえお順』になっているとか、

特に気の利いた設定になっている訳ではございません。

単に、わたしが撮った写真順になっているだけです。

他のガイドムックなどでは、別の順で妖怪に番号がふられていたり、

もっと見やすく、判りやすい方法で妖怪が紹介されていたりするのでしょう。

どうぞ、そうしたモノとは比較しないで下さい。

作り手が素人である事を念頭に入れて、

暖かい目でわたしの収めた妖怪達を見物していただけると幸いです。

 

さて、水木しげるロードには、

現在86体のブロンズ像が設置されているとの事です。

全妖怪を写真に収めたつもりでしたが、

極度の手ぶれ、ナンセンスな構図により、

中には見にくいモノがございます。

ご了承下さい。

尚、コメント等、一部参考資料から抜粋させていただいたものの、

大凡はわたし自身の言葉です。

間違っていたり、理解不能であったり、うちわネタだったり、

または、とても不快に感じる部分もあるかも知れません。

そんな時は、水木先生のこんな訓辞を思い浮かべてみて下さい。

きっと気分が晴れる事と思います。

(因みに、これがスタンプラリーでゲットした超レアステッカーなのだ!)

 

 

  

ミステリbP.河原三平(かわはらさんぺい)と狸

河童のかん平

後ろで自転車を停めようとしている人と比較すればお判りかと思いますが、

かなり大きめなブロンズです。

 

ミステリbQ.鬼太郎ポスト

鬼太郎ポストがありました。

妖怪宛てでも届けてくれるでしょうか?

 

ミステリbR.死神

し、死神だぁ〜!

初っ端から怖いじゃない。

 

ミステリbS.雷獣(らいじゅう)

雷獣?

随分とマイナーな妖怪がいること。

正直、名前知りませんでした。

 

ミステリbT.ぬらりひょん

彼ならよーく知ってますよ。

何たってあなた、妖怪の総大将ですもの。

 

ミステリbU.ガラッパ

河童の種類に間違いありませんが、

甲羅がないようです。

妖怪カメラマン【はぎのや きへい】氏が激写した河童と

何となく似ている気がします!?

恐らく、「とんちりちん呑んじゃった、黄桜ぁ〜」の類でしょう。

 

    

ロータリー中央には、ブロンズ像とは別に、こんなオブジェもありました。

死神、さざえ鬼(変化前の)、岸涯小僧、以上三体が、

下の妖怪マップ(境港市マップ)の上部に備え付けられていました。

かなりの大きさでした。

 

 

ミステリbV.百々爺(ももんじい)

水木先生のオリジナルと思いきや、

鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』にも載っているばかりか、

各地では妖怪の児童語として使われていたんだとか。

『ももんじい=妖怪』だったようです。

 

ミステリbW.ぬっぺっぽう

なんかご機嫌なぬっぺっぽうですね。

最近、わたしの腹回りがこいつに似ていて気味が悪いのです。

 

ミステリbX.がしゃどくろ

いやー、髑髏と云うのは何時見ても恐ろしいですな。

岩陰からニュッと現れられた日にゃ、

堪らずちびっちゃいそうです。

うんちを・・・

 

ミステリbP0.高女(たかおんな)

無茶苦茶笑顔ですけど、

高いところから覗き込む類の怪談の元祖が、

実はこの妖怪なんだと思われます。

 

ミステリbP1.あかなめ

このあかなめは、浴槽をなめる恐ろしい妖怪というより、

股間を隠しながら、一刻も早く湯船に浸かりたい浮浪者のようでした。

「どーもすいやせん、通しておくんなせい!」

 

素晴らしい!

公衆おトイレの前で、こんな看板を発見しましたよ。

クリーンな街造りも、鬼太郎の強力を得られれば百人力ですよね。

 

ミステリbP2.田の神

「なんだぁ、こんな変なヤツ知らな〜い」って言ったら、

この後、台風が境港を直撃しました。

田の神と仰るそうで、その年の不作、豊作はこの神様次第なんだとか。

境港の農業を営む皆さん、スミマセンでした。

作物は無事だったでしょうか?

 

ミステリbP3.口裂け女

この妖怪、こんな所にいたんですね。

「私、綺麗?」

この時、背後にいた『服裂け女(つれあい)』がそう問い掛けたもので、

吃驚しちゃいました。

どうやらわたしは、妖怪に挟み込まれてしまったようです。

 

ミステリbP4.青女房(あおにょうぼう)

妖怪も人間も女性は怖いですな。

青女房 鏡にニッコリ 阿保女房 

お粗末様。

 

ミステリbP5.化けぞうり

化けぞうりが、息を切らせて歩いてました。

勿論、草履は履いていませんでしたとさ。

 

ミステリbP6.豆富小僧(とうふこぞう)

豆富小僧が言う事にゃ、

豆を腐らせるのは納豆であるからして、

トウフとは、豆に腐るではなく、

豆に富むと書くのが正しいのだ!

・・・そうです。

『豆富小僧』 これが正解だとさ。

 

ミステリbP7.大かむろ

わたしには、岡室さんと云う女性の知人がいますが、

彼女は幼い頃、この妖怪に名前と容姿が似ているからと、

『大かむろ』と云う渾名をつけられてしまったそうです。

なるほど・・・よくできた渾名やね。

因みに彼女は今でもオカッパ頭です。

 

ミステリbP8.山わろ

『山童』と書いて「ヤマワロ」と呼ぶヤツもいるが、

こちらの『山わろ』とはまた違うのかな?

山童の方は、河童の変化だと云われているようです。

こちらの山わろはエビ、カニ獲りが得意だそうで、

カニを両手に、ハイチーズ。

動いていいカニ?

 

ミステリbP9.すねこすり

足許になんか絡みつくモノがある。

何処ぞの妖怪カメラマンは、

ただの野良猫をすねこすりと見間違えているようですが、

これが本物のすねこすりです。

 

ミステリbQ0.つるべおとし

突然、大きな杉の木からこいつ等が落ちて来ました。

笑福亭つるべ師匠とは全く無縁のようです。

「なにやねんな?」

 

ミステリbQ1.鍛治媼(かじばばあ)

ちょっと観辛くてごめんなさい。

細かい造りの妖怪なんです。

肩車をした狸だか狐だかの一番上部にいるのが鍛治媼さんです。

 

ミステリbQ2.輪入道(わにゅうどう)

恐ろしげな妖怪ですな。

昔はよく京都に現れたと云われています。

 

ミステリbQ3.河童

赫赫然然・・・

「次は誰の尻小玉を頂こうかのう?」

「今、カメラを構えとるその青年にしたらどうじゃろう?」

「それにはおよびません。わたしの尻は、鼻が曲がるほど匂いますから・・・」

 

ミステリbQ4.袖引き小僧(そでひきこぞう)

通り過ぎようとしたら、後ろから袖を引っ張られました。

誰の悪戯か?と振り返ると、アララ!

可愛らしい妖怪もいるものです。

昔、我が埼玉県に出没した妖怪なんだとか。

 

ミステリbQ5.猫娘(ねこむすめ)

漫画ゲゲゲの鬼太郎では重要キャラです。

お馴染みですよね。

彼女は、水木先生のオリジナルのようです。

 

ミステリbQ6.ぬりかべ

これまた漫画でお馴染みですが、

実は柳田国男の『妖怪談義』にも登場するんだとか。

行く手を阻む妖怪の割には小さくない?

 

ミステリbQ7.家鳴り(やなり)

小さい妖怪なんでピントボケしちゃいました。

一体しか撮れませんでしたが、複数で行動する妖怪のようです。

深夜の家の軋み音は、大抵こいつ等の仕業だそうです。

 

ミステリbQ8.朱の盆(しゅのぼん)

ムムムムム・・・

大分赤ら顔に変化して来たところを激写!

 

ミステリbQ9.海女房(うみにょうぼう)

お酒はぬるめのかんが好い〜

肴は日干しの鯖(海女房の好物だそうだ)が好い〜

歌の所為か、なんとなく八代亜紀に見えませんか?

 

ミステリ30.鬼太郎と目玉おやじ

ここは、『しげるさん通り』中央を流れる川に掛かる橋の上です。

鬼太郎とおやじさんが、橋に腰掛けて寛いでました。

 

ミステリbR1.川猿(かわざる)

高橋留美子の漫画『犬夜叉』に出てくる『冥加じじい』みたいでした。

どの妖怪漫画家の描く妖怪の顏も、

どこかしら共通点があるのは何故でしょう?

殆どは、水木先生のパクリなんでしょうけど。

わたしはそう認識してますが、さて?

 

ミステリbR2.やまびこ

水木先生の書では、『呼子(よぶこ)』と記載されていたように記憶していましたが、

呼び方が違うだけで、同じ妖怪のようです。

わたしの故郷にもいましたよ、やまびこは。

よく、「やっほ〜!」と問うと、

「あほ〜!」と帰ってきたものです。

 

ミステリbR3.白うねり

元は鳥山石燕が創作した妖怪のようです。

ボロ雑巾が化けたものだとか。

わたしは、懐かしいワンダーバードかと思っちゃいました。

「ナンダ、バーロー」

なんちゃっとぇ。

 

ミステリbR4.倉ぼっこ

この神様が倉に棲み憑くと、栄えるようです。

しかし、残念ながら我が家には倉がないのです。

この写真を印刷して切り抜き、財布の中へ・・・

と云うのでは駄目でしょうかねぇ?

 

ミステリbR5.足長手長(あしながてなが)

きょ、巨人だ〜!

民家より大きいぞ。

手、足が長いから電線工事に貢献できそうですね。

これから台風直撃だって言うし・・・

 

わたしの連れが、パトロール中のねずみ男に記念写真をお願いしたようです。

別に肩に手をまわさなくてもよいと思いますけど・・・

その辺如何なのよ、パトローラー?

 

ミステリbR6.川獺(かわうそ)

川獺って動物ですよね。

昔は日本でも結構観られたそうですけど、

今じゃ絶滅しちゃったんじゃないでしょうか?

川獺もよく人間を化かした、と云うお話が各地に残っているようですね。

 

ミステリbR7.毛羽毛現(けうけげん)

おっと、出ましたね!

この妖怪、滅多に姿を現さないんですってよ。

流石、水木しげるロードですな。

 

ミステリbR8.海坊主(うみぼうず)

またまた出ましたね。

イマイチ迫力ないけど、本来は大きな妖怪なんですよ。

 

ミステリbR9.木の葉天狗

セーフ!

野球好きなのかな、天狗って。

それともサーフィンかしら?夏だしね。

 

ミステリbS0.雨ふり小僧

なるほど、こいつの所為だな。

こいつの所為で台風接近してんだよ、きっと。

なんか陰気だもんな、こいつ。

自分だけ傘被りやがって。

 

ミステリbS1.ゲゲゲの鬼太郎

あれれ・・・鬼太郎はん、

リモコン下駄はどうしましたのん?

 

ミステリbS2.リモコン下駄

な〜んだ、ちゃんとあるやないですか!

素足の方が冷とうて気持ちエエですもんな。

 

ミステリbS3.目玉おやじ

あれま〜!

おやじはんも一緒でっか。

水風呂でも浴びとったんでっしゃろ。

 

ミステリbS4.すっぽんの幽霊

???

これって妖怪?

写り悪くてスミマセン。

なんか猿が体操しているみたいに見えますけども・・・

 

ミステリbS5.小豆洗い  

「小豆研ごうか、人獲って食おうか、ショキショキ・・・」

何処からともなく奇妙な歌声が聞こえてきました。

人は食わずに、小豆を研いで下さいって。

きっと何処かの凡夫さんが、『フェジョーン(ブラジル料理)』を炊きあげますから・・・

 

ミステリbS6.お歯黒べったり

うわ〜!

顔に口しかありまへんやんか。

しかも、お歯黒や〜。気色悪っ。

下のケロリンが狙われている様子。

 

ミステリbS7.髪切り

いや〜ん、勝手に髪を切らんといて〜。

そろそろ頭髪の量が気になり出してますもんで・・・

 

ミステリbS8.一反木綿

何故か一反木綿が撃沈していました。

何時もみたいに、

ボヤッキー(タイムボカン)の声で、九州弁を喋って欲しいのに。

 

ミステリbS9.牛鬼(ぎゅうき)

地元石見の牛鬼のようです。

近いから這って来たのでしょう。

 

ミステリbT0.ねずみ男

この人って半妖でしょ。

なんか人間に馴れ馴れしいもんね。

「臭いモン同士、一つ宜しく」

と握手を求められちゃいました。

 

ミステリbT1.うわん

「うわん!」

あー、驚いた!

脅かさないでよ。

一説では、うわんに「うわん」と声掛けられたら、

すぐさま「うわん」と返さないと墓に引きずり込まれちゃうんだとか。

「うわん!」

遅かったかな・・・

 

ミステリbT2.油すまし

「この辺にゃ昔、『油ずまし』っつう妖怪が出たそうな」

と言うと

「今でもいるぞ〜!」

穴の中に油すましをみつけました。

 

ミステリbT3.カシャボ

こいつも山童と同様で、河童の変化であると云う説が濃いです。

河童と同様悪戯好きで、あちこちに現れる子供の様な妖怪。

わたしが考えるに、

河童→カシャボ→山童→カシャボ→河童

の順に一年間をサイクル変化しているに違いないのです。

 

ミステリbT4.豆狸(まめだぬき)

普通の狸と比べ、とても賢く、睾丸が矢鱈デカいんです。

説では、睾丸面積八畳以上にもなると言われています。

「カワイイ」なんて若い女性に撫でられていましたが、

頭に被っているのは、実は伸ばしたヤツの睾丸なんですよ。

よく見ると確かに股間から繋がっています。

お、お下品な・・・

 

ミステリbT5.天井嘗め

暗くて判り辛いですが、

確かに天井を嘗めてますね。

 

ミステリbT6.家獣(かじゅう)

コレは、悪魔くんに仕える十二使徒(悪魔)のうちの一つで、

第六使徒の家獣です。

妖怪として括らない方がよいかも知れません。

 

ミステリbT7.悪魔くんとメフィスト

少年マガジン版、悪魔くんこと『山田真吾』とメフィストです。

 

ミステリbT8.針女(はりおなご)

全く、ここにはツウな妖怪がいるもんです。

正直、わたしは雪女かと思っちゃいましたが、針女だそうです。

別名ヌレオナゴとか、ワライオナゴとも呼ぶそうです。

知らんかった・・・

 

ミステリbT9.土転び

た、大変だ〜!

子供が土転びに捕まっちまったゾ〜。

この子はこの後どうなっちゃったんでしょうか?

考えるだけでも恐ろしい・・・

 

ミステリbU0.座敷わらし

座敷わらしに手招きされちゃいました。

好い事あるかな?

連れて帰って家に棲んでもらいたいくらいです。

そしたら、きっとお金持ちになれるでしょうね。

 

〜ちょっと一息〜

今年も全国から「水木しげる著作作品に登場する妖怪」をテーマにした

モルタルオブジェ作品を集めたコンクールが開催されたもようです。

年度は判りませんが、飾られていたモノの中から抜粋して、

特に印象的だったものを撮っておきました。

いや〜、どれも素人作品とは思えません。

わたしもつい血が騒いでしまいました。

機会があったら参加したいもんです。

 

つらら女

 

 

折りたたみ入道

 

バックベアード

 

蟹坊主

 

なんじゃもんじゃの木

 

ぬらりひょん

 

 

百目

 

方相氏

 

ぬっぺっぽう

 

小豆はかり

 

枕返し

 

一反木綿に乗った鬼太郎と目玉おやじ

 

これ等を眺めながら、50mほど進みますと、

なんとそこには水木しげる記念館!

さあさあ、到着しましたよ。

 

ミステリbU1.赤ん坊の鬼太郎と目玉のお父さん

記念館の前にまでブロンズ像が・・・

 

ミステリbU2.のんのんばあとオレ

幼少期の水木先生と先生が大変影響を受けたお婆さんの像です。

 

チケット買ったら、とっとと中へ進みましょう。

 

中の配置はパンフを見てね。

因みに記念館内は、限られたところ以外は撮影禁止なのだ。

うーん、残念。

 

   

記念館内に一箇所だけ撮影可能な場所がありました。

(二階の企画展示室内)

      向かって左:ポーズをとるわたしの連れ

向かって右:わたし(匂山人)

 

               

記念館で、『開館記念ムック』と『記念館公式ガイドムック』を購入。

両方とも、現地でしか手に入らないモノですから、

とても感激です。

 

 

 

 

 

 

 

更に『記念館公式ポストカード』も買っちゃいました。

12枚入りでとってもお得。

特に「少年よがんばるなかれ」

と先生の名言が記されたカードはお気に入りなのだ。

 

 

そろそろ駅に向かって逆流しましょうか。

銅版に妖怪世界を描き出した『妖怪レリーフ』なんてモノもありましたよ。

タイトル:海からこんにちは

タイトル:世界妖怪会議

タイトル:妖怪学校

他に、『鬼太郎の音楽界』と『カッパあな』

と云うタイトルの作品がありました。

  

ミステリbU3.ねずみ男

随分リラックスしてますな。

連れに、ねずみ男を起こすように頼んだんですけど、

一緒に寛いじゃってどうすんだっつーの!

 

ミステリbU4.児泣き爺(こなきじじい)

この方、ご存知ですか?

昔、「夢見るゾ」って深夜番組に出てましたよね。

 

ミステリbU5.泥田坊(どろたぼう)

「田を返せ〜、田を返せ〜・・・」

実に恐ろしげな妖怪ですな。

 

ミステリbU6.鉄鼠(てっそ)

その昔、延暦寺で起きた大鼠の怪異、

発端は、この妖怪なんだとか。

栃木県は小山市に封印されたと云うお話です。

ところで、テレアサ系でお昼頃放送されてる番組とは関係ないのかな?

『てっその部屋』って番組・・・

あ、NG?

 

   

妖怪神社の鳥居は、よく見ると一反木綿なんです。

「妖怪と仲良く生きて行けますように」とお祈りしちゃいました。

奥の方に、モルタル製の死神が祀ってありました。

鳥取震災時に、この死神だけが破損し、

厄を全て背負ってくれたと、

街の人々にありがたがられているようです。

死神が身代わりになってどうすんねん。

ま、何事もなかったのなら好しとしましょ。

 

ミステリbU7.轆轤首(ろくろくび)

変なアングルでスミマセン。

なんの妖怪だか判り辛いですね。

なーに、昔からよく語られるろくろっ首ですよ。

首が伸びるってインパクトありますよね。

わたし臆病でしたから、子供の頃はろくろ首苦手でした。

 

ミステリbU8.百目(ひゃくめ)

水木先生のオリジナルのようですね、この妖怪も。

悪魔くんなんかにも登場します。

 

ミステリbU9.小豆はかり

この妖怪が小豆を量って、

小豆洗いが小豆を洗う、

じゃあ一体誰が調理するんだろう?

赤飯婆(せきはんばあ)とか、

水妖羹(みずようかん)なんて妖怪がいたら、

洗った小豆も無駄にならないんですけどね。

 

ミステリbV0.砂かけ婆

鬼太郎のお仲間でお馴染み。

児泣き爺と良いコンビです。

漫才やったらウケるかも知れませんね。

鳳啓介と京唄子に近いノリがあるんじゃないでしょうか?

 

妖怪広場に、目玉おやじ造りの街灯が設置されていました。

う〜ん、実に芸が細かい!

もっともっと気付かぬところにも工夫があったのかも知れません。

恐るべし、境港。

 

  ミステリbV1.見上げ入道

 「見上げ入道、見越した」

と言うと、すぅーと消えちゃいました。

ウッカリ見上げてしまうと、どんどん大きくなるタイプの妖怪です。

 

ミステリbV2.提灯小僧(ちょうちんこぞう)

わたし、幼い頃から疑問に思ってました。

なんで、お化けがわざわざ人間が使う照明道具を使うのでしょうか?

と。

妖怪といえども小僧さん、

暗いのが怖いのかも知れませんね。

 

ミステリbV3.川赤子(かわあかご)

オギャー、オギャー・・・

赤子と呼ばれる糸ミミズに引っ掛けて、

川赤子の絵の背景には釣り竿が描かれているんだとか。

水木先生の日本の妖怪大図鑑で確認してみては?

 

ミステリbV4.浪小僧(なみこぞう)

サーファーをさす事葉かと思っちゃいました。

親指ほどの大きさしかないと云われる浪小僧。

時々波に流され、海に戻れなくなる事があるそうです。

そんな時は海に返してあげて下さい。

いくら名サーファーでも、波に流される事だってあるのでしょうから。

 

  

ミステリbV5.鬼太郎の塔

ロードの中で一番高い台座にいる目玉。

そう云えば、目玉おやじ造りの『監視カメラ』も

ロード中に設置されていたと云う話ですが、

全然気付きませんでした。

正義の味方ですもんね。

見張ってるんですよ、悪事がないかどうかを。

 

ミステリbV6.網切り

ザリガニちゃうの?

そう思う人も少なくないかも。

なるほど、

沖アミ(小海老)と網を引っ掛けて描かれた

と云う説もあるくらいですからね。

石燕って、頓智が利いた人だったみたいですな。

 

ミステリbV7.山童(やまわろ)

あ、いましたね。

先ほどちょっと話に出ましたが、

河童の変化、山篭りバージョンです。

 

ミステリbV8.キジムナー

沖縄に棲む、ガジュマルの樹の妖精と云われます。

わたしの地元に、

この妖怪名が付いた沖縄料理屋さんがありますが、

わたしは、そこで呑む度に泥酔し、

何故か無い金をばら撒いてしまいます。

これもきっとキジムナーの仕業なんでしょう。

単に泡盛がキツイからと云う説もありますが・・・

 

ミステリbV9.濡れ女

かなりボケてますが、

わたしの手ブレの所為ではありません。

濡れ女がニョキニョキ動いちゃったんですってば。

何となくヘビの様な女性って人間にもいますけど、

実はその人、濡れ女かも知れませんね。

 

ミステリbW0.貘

先日お亡くなりになられた中島らもさんの作品

『貘の食べのこし』と云うエッセイ集を読みました。

どうやららもさんは、貘の食べのこしが見えていたようで、

剰えそれ等を食べあさっていたんだとか。

だからいつも眠そうな顔付きをしていたんだそうです。

(本人曰く、食べ過ぎて異変が顔に現れた・・・だとか)

食べ過ぎ、許容量オーバーで永遠の眠りに就かれたのでしょうか?

きっと今頃、食べた夢を存分に味わっている事でしょうね。

ご冥福をお祈りします。

『お父さんのバックドロップ』是非見に行こうと思ってます。

 

ミステリbW1.畳たたき

アイ〜ン!

のポーズをとってますが・・・

バタバタと畳を叩いて騒がしい音をたてる妖怪です。

 

  

裏道に入ったら、日通の倉庫に妖怪ペイントが・・・

匂山人と妖怪倉庫

なかなか絵になりますでしょ?

あ、もともと絵でしたね。

 

  

皆生温泉周辺を鬼太郎バスが走ってました。

レンタカーの中からでしたけど、

シッカリ撮らせてもらいましたよ。

勿論、信号停止中でしたから安全運転です。

そんな事よりも、

どこまでも妖怪の土地なんですね、ここは。

 

以上、

水木しげるロード案内を終了させていただきます。

 

※お気付きの方の為に補足しておきましょう※

86体のブロンズ像と云う話だったのに、

ミステリbW1で終わってしまっています。

これは、

例えば、悪魔くんとメフィストは、一緒に飾られていますが、

別々に2体と数えてみて下さい。

のんのんばあと水木少年や、

鬼太郎と目玉おやじもこれと同様に数えていただきますと、

トータルで86体になるんだそうです。

今後、まだまだ増えて行く可能性もありますし、

まあ細かい事は気にせずに、

少年よがんばるなかれ

で行きましょうって・・・。

 

 

 

 

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