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ザ・ニュー・ボーイズ

WHEN WE WERE THE NEW BOYS
日本盤はamazonのサイトから購入できます
勝因はロッドのロックスピリッツ     (むさし)

まだまだ好きな音楽をやるのさ!   (Takeshi)

待っていたRodが、確かにいる     (Mayumi Takahashi)

空気を震わし心を揺さ振るアルバム  (hazex)


勝因はロッドのロック・スピリッツ
(むさし)

 最近までのロッドは、豪華な邸宅で週末を楽しみながら、時々アルマーニで決めて出てくれば「格好いいおじさん!」っていう印象を与えられる・・・正直言って気付かないうちにそんな存在に見えていた。でも、僕はクラプトンを「あのおじさん、ギターも弾いてたの?」って言う連中たちと同じ感覚でロッドを見守るには、ロッドには期待がありすぎた。「あんた、昔いい曲やってたじゃない?」時々そんな言葉を投げかけたくもなった。
 白状するが、誰もおとなしくロッドが動き出すのを待ってたわけじゃない。イカシた音を聞きたきゃ、骨のある若いバンドを聞いて回るだけで十分忙しかった。 "Sailing"がCMで流れたり、林家ぺーの"Da Ya Think I'm Sexy?"の物真似に意表をつかれたりして、ふとロッドの声を聞きたくなれば、4枚組ボックスなんていうお誂え向きのコンピがあったし、これで足りなきゃジェフ・ベック・グループにせよフェイセズにせよ、決して飽きない昔の音を聞いてればよかった。 "Unplugged"もロン・ウッドと「ああ、やってるなあ」ぐらいにしか、思ってなかった。鳴滝ことhazex氏のこのホームページを最初に見たとき、本人にも言ってしまったが、懐古趣味だなあと思っていた。

 ロッドが新作を出すことは少し前から聞いてた。最初のシングルが"Ooh La La"だってことも。ロニー・レインが亡くなったせいもあったのか、なぜか今回のアルバムは最初から買う気でいた。でも、若手のカヴァーが多いという新作の内容は、聞くまでは半信半疑だった。で、最初に聞く機会があったのが"Ooh La La"。もともとロニーびいきとはいえ、アコギにケルティックなリコーダーがからんで、ロッドのほろ苦い歌声が入ってきたときは、思いのほか興奮していた。 やっとアルバムを手に入れて、一発目が"Cigarettes & Alcohol"、そして飛んで "Rocks"。「やられた」と思った。ロッドに不義理している間に、聞いていたバンドをいきなりカヴァーされて、「こういう音は俺が本家なんだよ」って言われたようで。もうこの時点でロッドの勝ちは決まっていた。

 ちょっと冷静に聞き直せば、これは勝因はロッドのロック・スピリッツであると同時に、彼の組んだチームの優秀さなのだろう。"Cigarettes & Alcohol"のアレンジはレナード・スキナードの"What's Your Name?"のあのギターリフだし、女声コーラス、ホーン・アレンジもいい仕事ぶり、コーズを起用したのも正解だった。ロッドにこのアルバムの企画を持ち込んだワーナーのプロデューサーも偉かった。そしてロン・セクススミスとニック・ロウの曲を勧めたのは、エルヴィス・コステロだと言う。持つべきものは友、この2曲は、アレンジを変えない代わりに、バラード・シンガーとしてのロッドの魅力をしっかり引き出した。古いロックスターが新人の曲で人気を取り戻そうとするなんてよくある話だけど、新作のインタビューでロッドは、オアシスの連中の意見が気になるか?と聞かれて、「そんなの知らねえよ」と言ってのけた。その意気だ。豹皮のパンツでケツを振ってても、女性の股の間から顔を覗かせていても、髪の毛おったててサッカーを応援しててもいいから、ロックしてて欲しい。これは、ファンの自分勝手なイメージの押し付けだろうか。でも、今回は期待に応えてくれたよね。
  「高く杯を挙げて、空まで届く勢いだった/俺達が出たてのときは、誰も歳なんか食わなかった」
 「仲間が去って久しく、みんな秋の落ち葉のように吹かれて散っていた/弁護士になった奴も泥棒になった奴も、太陽の影に隠れちゃった奴もいる」

で、あんたは? そう、今でもロックしてる。
(19980718)


まだまだ、好きな音楽をやるのさ!
(Takeshi)

 本当に本当に Welcome back Rod!  WHEN WE ARE THE NEW BOYS - 究極の成り上がり、ロッド・スチュワート。彼がまだ、今ほどの名声を手に入れていない新人だった頃、そう1970年前後のパワフルな時代が、見事なまでにこのアルバムで再現されています。 本当にこのニュー・アルバムを聞いて嬉しくなった人が、多いと思います。ここまで、ロッドの古き良き時代を感じさせてくれるとは、思いませんでした。

 確かにその頃のロッドは、ソロ、フェイセズという2足のわらじを履き、ライブにそしてレコーディングにと精力的に活動していました。特に感じるのは、当時の活動はやはりライブが中心、というよりライブをやりたかったのではないでしょうか。発表された数々の名盤を聞いても、作品を創るというより、力一杯に一生懸命に音楽を楽しむというニュアンスに聞く人が動かされた、そう思えるのです。 
 アメリカに渡りトム・ダウドと組んで一時代を築いた70年代後半。80年代に入ってからは、その作品としての意味に少しこだわり始めるロッドの姿が見えます。繊細でロマンチストな彼が、少しづつテクニックを会得するにつれて、音を複雑にし、リード・ヴォーカリストとしての方向性を見失っていった時代のように思えます。トレバー・ホーン、ボブ・エズリン、バーナード・エドワーズ、ジャム&ルイス、確かに素晴らしいプロデューサー達です。だだし、私の中でだんだんとロッドが遠くなる気がしました。特に96年のバラード・ベストの、ジャム&ルイスとの共作(ジャム&ルイスは、ソウル界で最も尊敬するプロデューサー)。「ロッド、気持ちは分かるけど.....もう引退してもいいよ」って本当に思ったものでした。 

 そして、この WHEN WE ARE THE NEW BOYS。のっけからぶっ飛ばされました。 "Cigarettes And Alcohol"。「引退?どんでもない。まだまだ、好きな音楽をやるのさ!」って。84年に行った武道館での来日コンサート。余りに興奮して、勝手に体が反応してしまう。その時の感覚が、このアルバムで本当に蘇りました。幸いな(悪い?)事に、ロッドがここでカバーしている、イギリスを中心とした若手ミュージシャン達を私はほとんど聴いた事がありません。このジャンルは言わば食わず嫌い。そのため、収録されている11曲すべて活きの良い新曲として聴く事ができました。(タイトル曲 "When We Are The New Boys" だけがオリジナル) 
 やっぱり、この中でも特筆すべきは "Ooh La La" でしょう。そう言えばフェイセズの時は、ロン・ウッドが歌ってたんですよね。なかなか憎い選曲です。アレンジも敢えて原曲に習い、ロッドの円熟味が味わえる。このアルバムがここまで割り切ったつくりが出来たのも、ロニー・レインへの追悼の意味もあるとされるこの曲、アンプラグドでのロン・ウッドとの共演などから感じられる一連のフェイセズ再結成への想い? もし、再結成が実現すれば、ロッドとロンの歌声で "Ooh La La" が聴けるでしょうね。 
 "Rocks" は、アレンジ的に CAMOUFLAGE に入ってそうな曲。いいですね、ストレート・ロック。この3曲聴いただけで、もうニコニコです。
 "Superstar" は、ジェフ・バクスター(元ドゥービー・ブラザーズ)の美しきペダル・スティールに導かれて始まる壮大なラブ・ソング。この10年で、ロッドが最も意識してきたバラードの流れの延長線上にあると思います。もともとロッドのバラードと言えば、やはりアコースティックを中心にした叙情的な曲。その意味では "Secret Heart" "Shelly My Love" の方が私はしっくりきます。
  "Hotel Chambermaid" は、"Twistin' The Night Away" の頃のような、若々しいロックンロール。こういう曲ってロッドが好きそうです。
  "Weak"
は、このアルバムの中でもロッド渾身の作品でしょう。作品の雰囲気から、スティービー・ニックス辺りが歌っても似合いそう。"Lead Vocalist" の中でスティービーの "Stand Back" を取り上げてましたが、この曲を聴いて納得しました。せつなく、感傷的な歌は、彼の最も気持ちの入りやすい曲なのでしょう。 

 とにもかくにも、また素晴らしい魂を贈ってくれたロッドに ... 感謝。

class30 -Takeshi- Home page address: http://www.fuchu.or.jp/~class30
(19980707)


待っていたRodが、確かにいる〜Welcome back Rod.!
(Mayumi Takahashi)

 「when we were the new boys」、このタイトルはRodが2年近く温めていたものだそうです。学校を卒業した頃の気分、お酒を覚えて、初めての仕事に就いて、すべてが新しく、挑戦と不安に満ちた60年代初期の空気を歌にしてみたかったとのこと。その目論見に応えて、Warner U.K.のやり手会長Rob Dickinsがかき集めてきた、若手アーチストのアルバムの中からフィットする曲を選び出し、珠玉の一枚に仕立て上げたというわけです。(Dickinsのアイデアとしては「Every Picture Tells A Story」っぽい物を目指す、ということだったそうです。)

 思えば「Camouflage」を底にして、質的にもセールス的にも伸び悩んだ辛い10数年の間、わたしがRodを見限る事ができなかったのは、不器用な彼が常に精一杯努力している姿勢だけは、不出来なアルバムの中にも感じられていたからです。そんな不毛にも思えた一つ一つの努力がこうして実を結んで形になってくれて、積年の無念も一気に晴れたというところです。
  「引き算の美学」。これが今回のアルバムを成功に導いた、唯一無二の要因だと、わたしは信じています。これまでも粒揃いとは言えなくともそこそこ良い曲が歌われていたのに、心に響いて来なかったのは、過剰過ぎる装飾を施されたアレンジの中で、ピークを過ぎて弱くなった彼の声がすっかり埋没してしまい、その輪郭を失っていたせいだと感じてきました。そして、何故RodがTrevor Hornのような、決して相性が良いとは思えないプロデューサーと組み続けるのか、又、Bob Ezlyn, Bernard Edwards, Jam & Lewisといった名人達と組んだ時でさえ、今一つの出来になってしまうのかと苛々したものでした。
 しかし、今回はいったん録音完了したものに対して「シンセティック過ぎる」として、余分な音を削いで録り直したとのこと。その英断が随所で生きて、全く過不足のない締まった音がボーカルワークを際立たせ、一度は死んだと思ったRodの声を生き生きと蘇らせています。年輪を刻んだその声は、あるときは荒荒しく元気に聞く者の魂を鼓舞し、あるときは滋味溢れる音色で深い情感を伝えて聞く者の心を癒してくれます。頭に刻まれたRod、そして、待っていたRodが、ここに確かにいます。本当は心のどこかでもう諦めてさえいたのに...Welcome back Rod. Don't go away,Mad!

 さて、1曲目「C & A」はRod自身、Faces的な曲と感 じて、レコーディングもすんなり運んだようです。Oasisの元歌では6本使われていたギターを2本に絞って、シンプルな音にして、「Hot Legs」や「Stay With Me」の感じを出したかったとのこと。わたしは、個人的には好みのタイプの曲ではないのですが、仕上り具合には十分満足しています。この曲から始まって次の「Ooh La La」、「Rocks」と続く流れによって、Rock'n'roller Rod の復活を強く印象付けており、練られた曲順の意図するところが聞く者に良く伝わってきます。

 「Ooh La La」に関してはFirst Singleとしては、どうかと思いましたが、彼が「Facesのエンジン」と見なしていたRonnie Laneへの追悼の意も込めて今しかないと録音したというこの曲は、タイトルトラックの文字通りの意味とあいまって、このアルバムの魂とも言えるかと思います。The Corrs のノスタルジックな音が泣かせます。

 「Rocks」はこの曲こそFirst Singleにふさわしかったのではと思いました。全員、Rod同様スコットランドの名門サッカー・チーム、Celtic(「胸につのる思い」の歌詞にも出てきますね)のファンだという、Primal Sc- reamのカバーだそうですが、元歌のテンポはもう少し早くて、あまりにも Stonesっぽかったので、Rodは様様なアプローチを試して、今の形に変えたとのことです。わたしには、「Atrantic Crossing」に入った「Stone Cold Sobber」あたりを連想させる、聞いているだけで背中がリズムを取ってしまうような、ごきげんなtuneです。

 「Superstar」はエンディングが若干尻切れトンボな感じを残すものの、それが、逆に新鮮なバラードです。とにかくイントロが綺麗で、3曲続いたアップから一転、涙がちょちょ切れるような美しく繊細な曲です。 Rodは元歌をラジオで聞いて「A Whiter Shade of Pale」(もしかしてプロコム・ハルムの「蒼い影」のことでしょうか)の再来みたいな凄い曲だと思ったそうです。この曲はわたしには特に気に入った曲のひとつです。

「Secret Heart」「Shelly My Love」は最初、元歌をずっと今風にアレンジし直したそうなのですが、歌入れの後、ギターを残していらない音を落としたとのこと。これが大正解で、実に胸に迫る素晴らしい曲になっています。静かな漣が心のひだに打ち寄せてくるような、Rodらしさが生きています。

 「Hotel Chambermaid」は次のSingleになるとの噂も聞きますが、これまた、別の面で非常にRodらしいrock'n'rollです。Rodはこの曲を20年も「次にやりたい曲リスト」にのっけていたとのこと。聞いているとつい一緒に歌ってしまう、かわいい曲です。「Revel Heart」や、「The Mo- town Song」なんかも今のRodがやり直したら、きっともっと良い物になるなぁと思ってしまいます。

 「Weak」は今回一番気に入っている曲です。こういう悲壮感のある曲がたまらなく好きなのです。「Keep Me Hangin'On」とか、「I'd Rather Go Blind」とか。Rodの本領が最も発揮しやすいのではないかと思うのですが、本人は大変だったみたいで、元歌の女性ボーカルの使っている音域が大変広いために、死ぬ思いでカバーしたとのこと。ライブではやらないと、早くも宣言していますが、そう言われると是が非でも生で聞いてみたいわたしです。

  「What Do You Want Me To Do」はDickinsに、「Bob Dylanっぽく聞こえないように、出来るだけ頑張って!」と注文されたそうですが、詞も少し宗教的で真面目な曲なので、Rodは仕上りに自信がないそうです。でも、聞いているとRodの内気で謙虚な一面が良く出ていて、好感が持てます。

 邦版はこの後Bonus Truckの「Careless With Our Love」が入っていて、最初、アルバムの曲とトーンが違うので違和感があったのですが、聞きなれると少し寂しく沈んだエンディングから、この曲が続くことによって再びロマンチックな気分になれていいかもしれません。「If We Fall In Love Tonight」に収録された4曲でやろうとして出来なかった試みが、この曲では見事に成功しているように思えてなりませんが、いかがでしょうか。

 以上、大変長くなってしまいましたが、今回のアルバムに対する率直な感想です。レビューを書くには距離感が保てないほど好きなRodのことなので、もう書くのはやめようかとも思ったのですが、まぁ記念にはなるかなと思いなおし、キーボードを取りました。皆さんのご感想も楽しみにしております。
(19980601)




空気を震わし心を揺さ振るアルバム
(hazex)

 ロッドのボーカルがこれほど空気を震わし心を揺さ振る作品は久し振りなのではないか。のっけから大音量で僕らの前にバンドが現われいきなり仁王立ちのロッドがゴジラの叫びのよう辺りの空気をビリビリに震わせてしまっている。とにかくロッドのボーカルが今作では全てにおいて素晴らしい。ほんとにフェイセズ時代の力いっぱいのボーカルが戻ってきたかのようなだ。衰えを知らないとはこの事だ。

“そうだよ、これこそ僕が聞きたかったロッド・スチュワートだよ!”と叫んでしまおう。

 とにかく今作はロマンチストロッドでもなく、バラード歌手でもなく、ハリウッドスターだけのロッド・スチュワートではない。20世紀が終わろうとしている今、ロックボーカリストの頂点に立たんとするロッド・スチュワートの、もう言ってしまおう、「ロックボーカルアルバムの最高傑作」を創ってしまった・・・・・と言える。(ぁ、言い過ぎたか?)とにかくロッドしゃがれたボーカルは終始冴え渡り、カバー選曲のセンスもキマリ、曲の硬軟のバランスの妙も光る今作

  53歳にもなったロッドが何故今になってこんな傑作を生み出せたのだろう。今作が比較的最近の曲を多く取り上げていることからわかるように曲自体の魅力は十分にある。カバー曲を常にオリジナルアルバムで数多く取り上げてきたロッドだが、しかし今作はかなり危険な挑戦だったかもしれない。なぜなら@のオアシス、Bのプライマル・スクリームは現代ロックをリードするメジャーバンドの筆頭格たちで、Cのロン・セクスミスも新進気鋭のシンガーだ。彼らをカバーすると聞いた時は止めとけとほんと思った。幾らロッドの輝かしいキャリアを持ってしても彼ら新世代のロックを果たしてロッドが歌いこなせるのか、逆にレトロチックに浮いてしまって返り討ちに合うのではと心配だった。ところがそれは杞憂にすぎず意外にも大成功だった。

 近作では陰に隠れがちだったロックンロールを珍しくのっけからぶっぱなす@、ホットレッグスを彷彿とさせるリズムに体全体を振るわせシャウトするロッド。オアシスの影など微塵もなくこれぞロッド・スチュワート本来の歌だと思わせる。聴くごとに良くなってくるAはロニー・レインのトリヴュートを兼ねてフェイセズ再結成の布石か。Bのオリジナルはストーンズのリヴ・ウィズ・ミー調だがこちらは最近のストーンズっぽい。これにEを加えて躍動的な彼のイメージがアルバム全体から伝わるようにできている。これが本作の魅力の一つとして大成功だ。
 バラード曲にしても選曲と自身のプロデュースが成功しているのか、決して旨く聴かせようとしている印象はなく、Iなど70年代初期の曲のように旨さが自然とにじみ出る感じに仕上がっているのが良い。思いかげない収穫はH。「アイム・ルージング・ユー」を彷彿とさせるような力の限り咽喉を震わせる真剣なロッドのボーカルには思わず拳に力が入る。

 今作は1曲を除いてカバー曲で構成されているアルバムだが、リード・ヴォーカリストのときのように他人の曲をいじくってロッドの曲にしたような虚飾的な感じはない。あくまでもロッド・スチュワート自身が以前から歌っていたような曲として聴こえてくる。そういう意味で本作は「セイリング」や「ピープル・ゲット・レディ」に並び称される作品だ。 ロッド・スチュワートの30年以上におよぶ作品の中でも中興の傑作に数えられることはまちがいないだろう。
(19980530)

 


次のアルバムへ行ってみましょう・・・・・