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カフェの本棚

フェイセズの 本はめったにないけれど
探せばまだある ロッドの古本

 ロッド・スチュワート/フェイセズ関連の書籍は新刊書店にはあまりありません、とは言っても全く無いこともないので音楽書籍の充実している大型書店に行けば運が良く見つけられるかもしれません。でもむしろ古本屋で思いがけなく見つけたりすることが多いでしょうね。
 ロッドが人気の絶頂を極めていた70年代末にはソロ初来日したこともあって結構特集が組まれて多様な雑誌・書籍が出ていたようです。僕はこれらの本をほとんどを古本として買いましたが、当時リアルタイムで購入された方もおられると思います。そのころにはさらにもっと多くの生唾モノのロック本も数多く出ていたのでしょうか?
 ここに掲載した本は、ロッド/フェイセズがメインとして扱われているものだけを掲載しています。雑誌のひとつの記事として掲載したものまで入れるとそれこそ“星の数”になってしまいますので省略しました。
 アルバムのライナーノーツで我慢できなくなった人は探してみてはいかがですか?まめに古本屋や中古レコード屋を数多くまわればきっとなにか見つりますよ、、、、と言って私も今日も古本探索の旅へぶらぶらと・・・・・。



バイオグラフィー
Rod Stewart/The Biography レイ・コールマン著 1995年
 ジョン・レノンやエリック・クラプトンの評伝で著名なレイ・コールマンのものだから内容も信頼できます。もっとも日本語版は出ていないのでペーパーバックでしか今のところは手に入りません。タワーレコードでは2500円ぐらいです。英語が得意でない私は所々をかじり読むしかできない現状です。誰か訳して下さあーい!
Rod Stewart THE VISUAL DOCUMENTARY ジョン・グレイ著 1992年
 かつてここまでロッドの反省を分かりやすく紹介した本があっただろうか!垂涎のヴィジュアル・ドキュメント本。ロッドの生誕から1991年までをレアな写真と年表形式の詳細且つ簡潔な詳細な文で紹介していく。要所にロッドや関係者のコメントも挟まれリアリティも深い。これはロッドファン必携の1冊です。
ロッド・スチュワート スーパースターへの遠すぎた道 ピーターー・バートン著 1980年(絶版)
 ロッドの少年時代の生い立ちからストーリーは始まる。現在のロッドを形作った知られざるエピソードが明らかになっていく様は注目だ。ロッドがなぜタータンチェックをトレードマークにしたのか?酔いどれバンドフェイセズのツアー裏バナシ、フェイセズが解散した1975年に何が起こったのか?読む価値がありました。

PS:絶版ではありますが、Yahooオークションにはよく出品されています。(2002年8月現在)
ロッド・スチュワート その栄光と苦悩 ジョージ・トレムレット著 マックス・ジャパン訳 1979年(絶版)
 ロッドのソロ来日時には数多くのロッド紹介本が出版されたようで、これもそのひとつ。上記の「遠すぎた道」と同様にロッドの半生の紹介に重きを置く作りは似ていますが、こちらはやや軽め。ただマネージメント面の裏話や初期のプロデューサーであるルー・ライズナーなどの話が興味深い。ロッドは2杯目の酒はおごらないとか、ビンテージのロールス・ロイスがギャラの前金になったとか。
 それから筆者のコメントで重要なのが“フェイセズを寄り道”としている点。これにはファンとしは同意しかねるが、案外ロッド本人の考えに近いのかもしれない・・・・・・?

PS:絶版ではありますが、Yahooオークションにはよく出品されています。(2002年8月現在)

FMfan臨時増刊 ロッド・スチュワート/(株)共同通信社/1400円/1979年 (絶版)
  内容:ザ・スチュワート・ストーリー、ディスコグラフィー、ロッドのキャリアカレンダー他

古本屋でこの本を発見した時は驚きました。ロッドの95年日本公演を間時かに控えた時でした。運命的なものを感じました。しかも700円とバカ安。7000円でも買っていたでしょう。この本はもともと海外編集で、それをロッドソロ初来日向けの編集にしていて、ロッドのジェフ・ベック・グループ時代以前からの活動から全て網羅した素晴らしい本です。フェイセズ時代のフォトもふんだんに使われているうえに初めて知る出来事の数々に感激です。このホームページもこの本無しでは成り立たなかったでしょう。資料としても写真集としても最高です。

 PS:絶版ではありますが、Yahooオークションにはよく出品されています。(2002年8月現在)

ALL THE RAGE イアン・マクレガン著 

 「僕らは世界のトップにいると思ってた。行くところ何処でも泣き叫ぶファンの中で演っててさ、もう毎日がパーティさ!」 彼の最初の誇るべきキャリア、スモール・フェイセズでの喧騒を彼はこう回想してます。でも、このセリフ、後のフェイセズのワールドツアーでも、そしてローリングストーンズと活動を共にした時期にでも当てはまるんです。いかに彼がキーボーディストとして常に陽のあたる最高の活躍場所を経てきたことかわかりますね!
 本書は彼本人が書き上げた正真正銘の自叙伝で、エピソードとともに豊富な写真(ロニー・レインが脱退した日の夜の飲み会現場!他)をとともに語られています。 本の購入は、彼のホームページ(http://www.macspages.com)で直接メールオーダーすることもできます。しかも彼の直筆サインがついてくる特典あり。 この本で明かされる彼の華やかなキャリアによって、彼に再び陽のあたる活躍場所(=フェイセズ)が巡ってくれば、と願いたいものです。

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●ストーンズ自身が語るストーンズの物語
  「アコーディング・トゥー・ザ・ローリングスストーンズ」

編者/ドラ・ローウェンスタイン、フィリップ・ドッド  訳者/中江昌彦、佐藤めぐみ 監修/越谷政義
出版社/ぴあ 定価/7,770縁  

 ストーンズの現メンバー自身の言葉によって、バンド結成から40年の歩みが語られる本。ストーンズファンならこのリアリティあふれる内容に夢中になるでしょう。しかも多数の挿入写真はほとんどが未発表のものばかり。またロニー・ウッドはバンド加入以前の時代はバンドの外側からの視点で思い出を語ってくれています。それにはもちろんフェイセズ&ロッドのエピソードも絡んできますから、フェイセズファンとしても興味のつきないところです。 


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amazonではロッド・スチュワート関係の洋書を多数扱っています。




写真集
ロッド・スチュワート'81来日コンサート記念写真集(映画ファン臨時増刊号)(1981年)/愛宕書房/撮影 谷口征/2500円) 
 
 ロッドの1981年の来日公演時のステージショットを中心にリハーサル、オフのサッカー練習、飲酒シーンなどなどのドキュメント写真集。約50ページオールカラー。大半を占めるステージ写真は複数日の撮影をしているようで、ロッドの様々なステージ衣装が楽しめます。赤系統の服が多いんだね。
 にしても、どのショットも、しまったスリムなボディで、しなやかに飛びまわるマイクスタンドを振りまわす躍動感溢れるロッドが写っています・・・・。これを生で見ていたら飛び跳ねたくなるんだろうね。     (「アブソリートリー・ライブ」を聴きながら書いてても思わず!(笑))
Rod Stewart Live / Private / Backstage - Photos 1970-1980
 ロッド・スチュワート 70年代の写真集

 Wolfgang Heilemann (著)    出版国:ドイツ   208頁 アマゾンでの価格: ¥6,630 (税込)

 ドイツの写真家ヴォルフガング・ヘイルマンが写したロッド・スチュワート70年代の記録。ロッドの、とは言ってもフェイセズ時代にしろその後のソロ時代にしても、ライヴステージ写真がその多くを占め、ライヴ写真集として十分楽します。
 特にその半分近くを占めるフェイセズ時代では、ロニー・レインがいた前期、山内テツのいた後期それぞれの時代の盛り上がるステージの様子が、まさに最前列シートから体験しているかのごとく迫ってくる迫力のショットばかり。フェイセズのこれほどまとまったライヴ写真はかってなかったのでは!?
 70年代後半のステージからも多数収録。ロッドのメイク、ファッションの変遷をを楽しむこともできます。 全208ページを通しても、いずれのショットも貴重で興味深いものばかりです。 曲を聴きながら目で見て楽しむとより一層楽しめるね。




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ロック雑誌
Jam(1979年9月日号)/新興楽譜出版社/450円/(絶版) 
  内容:ロッド・スチュワート・インタヴュー、ニュー・バーバリアンズ他
 スペシャル・インタヴューとして当時結婚したばかりのロッドのインタヴュー「既婚者ロッドの愛と性〜結婚したくなかった男の物語」。結婚生活とこれまでの女性遍歴を語っています。
 珍しいのが、ニューバーバリアンズのグループ写真。キースとロンの気のあったところが伝わってくるフォトセッションです。ついたタイトルが「連鎖の男たち」。何故この頃のタイトルには“男”の付くものが多いんでしょうか?
ルーディーズ・クラブ(9号)/八曜社/1200円/1992年 (絶版か?)
  特集:フェイセズ&ロッド・スチュワート    
  内容 全アルバムガイド、対談(山川健一×世良正則)、フェイセズ日本公演ウラ話、他

 八曜社から出していた頃のもの(現在はシンコーミュージックに移動)。タータンチェックのブックカバーやジャケ写真で埋め尽くされたなど山川氏の愛情が表れた編集で好感が持てます。実に個人的なアルバムレビューや世良氏との対談などもロッド/フェイセズファンとしての視点に立っているので実に読みやすい。良い本です。


研究本
レコード・コレクターズ(1994年1月号)/(株)ミュージック・マガジン/580円/1994年(絶版) 
  特集:ロッド・スチュワート    
  内容 オリジナル・アルバム・ガイド(フェイセズ含む)、共演者名鑑、英国発売シングルリスト、映像作品ガイド、フェイセズ日本公演フォト、他
定評あるレコード・コレクターズ誌のロッド特集。表紙はサッカーボールを抱いたロッド。共演者名鑑やアルバム未収録曲についての記述が役にたちます。フェイセズの武道館公演時の写真が貴重ですね。
レコード・コレクターズ(1988年5月号)/(株)ミュージック・マガジン/580円/1994年(絶版) 
  特集:フェイシズとスモール・フェイシズ    
  内容 オリジナル・アルバム・ガイド(フェイセズ含む)、人脈図、メンバーソロ概略、シングルジャケ写真など。
レコード・コレクターズ増刊(ブリティッシュ・ロックVol.1)/(株)ミュージック・マガジン/2000円/1992年 
  スモール・フェイセズ&フェイセズ  
  内容 オリジナル・アルバム・ガイド、メンバーのソロレコード、フェイセズ他のシングルジャケット写真他。上記の88年5月号の再編集版を掲載。人脈図が欠けている以外はほとんど同じです。
ライブ・イン・ジャパン/(株)シンコー・ミュージック/1700円/1995年  絶版 
  来日しコンサートを開いた数々のアーティスト達。本書は1958年から1979年までに来日コンサートの様子から演奏曲目、来日に伴うエピソードなどを1アーティスを各見開き2ページで紹介しています。もちろん74年のフェイセズ、79年のロッド・スチュワートも載ってます。
●THE DIG No.37 
 シンコー・ミュージックから季刊で発行されている音楽誌「THE DIG No.37」ではフェイセズ特集を27ページにわたって掲載しています。ボックスセットの詳細からフェイセズのヒストリー、ディスコグラフィー、マクレガンへのインタヴューまで力の入った内容です。私Hazexも微力ながら協力、執筆(本名で)しておりますので是非、本屋さんで手にとって見てください。
 シンコーミュージックのサイト http://www.shinko-music.co.jp/mag/index.html

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楽 譜
バンド・スコア フェイセズ・ベスト/シンコー・ミュージック/ 2300円 /1991年(絶版) 
  収録曲:ステイ・ウィズ・ミー、いとしのシンディ、シリコン・グロウン、ジュディズ・ファーム、玉突きリチャード、俺のせいだ、リアル・グッド・タイム、ボースタル・ボーイズ
 
 表裏紙の写真は日本公演からか?ムチャクチャカッコイイ!ギターが弾けなくてもこれだけで買いです。僕はロン・ウッドになりたくて買いましたが結局弾けませんでした。同社からはロッド・スチュワート編が今もamazonで購入できます
 
ロッド・スチュワート・ソング・ブック/シンコー・ミュージック/ 1500円 /1979年 (絶版)
  収録曲:「アトランティック・クロッシング、ナイト・オンザ・タウン、明日へのキックオフ・ブロンドがお好き」収録曲全曲&マーキュリー時代の代表曲

 ロッドがソロ初来日したときに合わせて発売されたソング・ブック。その存在は知っていましたが、ついに松江の地で発見されました。大阪でも東京でも見つかりませんでしたが、こんな田舎にあるとは。まるで僕に買われるためにあったようなものでしょう。販売価格は激安750円(^^)!
 もちろんコードが付いているのでギタースコアとして使えます。4枚のアルバムに収録された全曲が載っているのには驚かされます。所々に挟まれる写真もめずらしくはないですが良いセンスです。やっぱりスコアを見ると弾きたるなるよね!
ロッド・スチュワート/ベスト・コレクション/ドレミ楽譜出版社/ 1545円 /1997年 (発売中?)
  収録曲:「ハブ・アイ・トールド・ユー・レイトリー」、「ダウンタウン・トレイン」、「トム・トラバーツ・ブルーズ」「セイリング」ほかバラード系を全9曲ギター譜で収録。

 収録曲はバラード系のみながらも、歌詞とコードのみでも収録してあったり使いやすいです。しかもわりと詳しいバイオグラフィーと全アルバムディスコグラフィーも完備しており表紙の写真もなかなかいいでしょ?絶版にならないうちに買っておきましょう。amazonのサイトで見てみる
rodstewartunplugged....and seated/international Music Publication
  収録曲:アルバム「アンプラグド」の全曲スコア。

 輸入楽譜で、ギター専用譜ではないですが、押さえ位置図付きでコードも付いてます。見開きのカラー写真はCDのインナー写真よりもこちらが◎。

来日コンサートパンフ
ロニー・レイン来日コンサートパンフ’90
  最初で最後、涙なしでは語れないロニーレインの来日コンサート、のパンフレット。レコードコレクターズが監修しているだけあって、ファミリーツリー、ディスコグラフィー(スモールフェイセズ〜ソロ活動までカラー写真多数)、プロフィール、各人が寄せた評論など完璧な内容。ロニー・レインのメッセージ、サポートしたイアン・マクレガンのメッセージもつけられています。欲しい人は大阪梅田のフォーエヴァーレコードに行けばまだあるみたいです。
ロン・ウッド・来日コンサートパンフ’93
 ロン・ウッドが「スライド・オン・ディス」を発表した直後に行われた来日コンサートのパンフ。ロンのインタヴュー記事に著名ロック評論家のレヴュー。アルバムの曲解説、ディスコグラフィーと読み物を中心としたパンフとしては合格点。できればステージでの写真とかつけてほしかったな、ライヴが凄く良かっただけに今思えば残念。
ロッド・スチュワート&ザ・フェイセズ来日コンサートパンフ’74
  夢にまで見た(わけではないが)、長年探していた1974年のフェイセズ来日のモニュメントたるパンフレット。東京神保町の古書街でついに巡り合いました。感涙。(出費も涙)
おそらくこのパンフ買った人は武道館で彼等を観たのでしょう。ライヴの間ずっと傍らに置いてあったはずです。つまりこのパンフ自体もフェイセズのライヴを“聴いている”のです。ですからライヴから24年後の現在にこのパンフを手にしても、武道館の熱気が伝わって来る気がします。中身はモノクロ写真のみですが評論を寄せている中村とうよう氏、渋谷陽一氏などフェイセズのライヴに寄せる期待感も伝わってきて嬉しくなります。
来日コンサートパンフ’79(ブロンズ・ハヴ・モア・ファン・ワールド・ツアー)
 ロッドのソロ初来日時のもの。ロッドの生誕時から現在(1979年)までをロッドのコメント付きで振り返っている。また、表紙を飾った雑誌の数々、バックステージパス、コンサートチラシ、LPのレーベル写真などのヴィジュアルも充実している。もちろんフェイセズのフォトセッション写真もある。東京の古本屋で当Cafeの常連yasuさんに発見され、奇遇にも僕の元にやってきました。時価1200円
来日コンサートパンフ’81(フーリッシュ・ビヘイビアー・ワールド・ツアー)
 古本屋で購入。確か1000円ぐらいだったか?'70年代後半期のツアー写真と当時のバンドメンバーの写真がメインとなっています平綴じで読み物も充実です。闇をバックに豹柄を着たロッドのステージ写真は見とれてしまうくらいカッコイイ。
 また、以外にもフェイセズ時代の写真もスライドポジをコラージュして数多く掲載されているのが嬉しい。ただ残念なのは全てが裏焼き(つまり左右逆にプリント)なこと、、、、。
来日コンサートパンフ’84
 典型的なコンサートパンフ。フォト中心で、それもロッドのスタジオでのポーズ写真が多い。東郷かおる子さんや小倉エージさんのレビュー有り。
コンサートパンフ’91
 日本とは関係なかったバガボンドハート・ツアーのパンフ。80年代後半のアルバムやプロモビデオなどでお馴染み写真を中心に構成されている。見ていて楽しいのはプライベート時が垣間見れるようなスナップ写真ですね。
来日コンサートパンフ’94

 全世界的に大ヒットした「アンプラグド」をひっさげての来日コンサート。表紙こそ前回の94年とは違いますが中身はただの改訂版ともいえるものでガッカリです。数点の写真が差し替わっているだけ。こうなると紙代にお金を払っているだけです。幾ら前回から日が経っていないからってそりゃないよ。
来日コンサートパンフ’96
 表紙こそ前回の94年とは違いますが中身はただの改訂版ともいえるものでガッカリです。数点の写真が差し替わっているだけ。こうなると紙代にお金を払っているだけです。幾ら前回から日が経っていないからってそりゃないよ。


1979年、ロッドのソロ初来日

超ワイド版 来日記念緊急特集号 ロッド・スチュワート/東京三世社/780円/(絶版)
 激写!ロッド・スチュワート

 ロッドの来日公演後に、映画PIN・UP誌の増刊の形で発行されたB4サイズのグラビア写真集。PINUP増刊だけに、大型折込ポスターポスターはじめ、ロッドの武道館公演など日本ツアーでのステージを数多くの写真を使って構成。また、少女マンガの美形キャラのように描かれたポスターもあったりもするなど、全体に女性ファン向けの写真集の趣。ロッド=「美形ロックアーティスト」で編集されてます。読み物としては、西城秀樹や世良正則、甲斐よしひろなどロッドに影響を受けた日本のアーティストがロッドの魅力について語るページもあり。 
毎日グラフ(1979年3月18日号)/毎日新聞社/320円/(絶版) 
  特集:魅惑のセクシーボイス ロッド・スチュワートの全て    

  表紙のブロンド・ロッドをめくると、いきなりロッドのステージ写真が。ついたキャプションが「ハード・ロックの王者」(笑!)いやいや笑っちゃいけない。確かに当時のロッド・スチュワートバンドは強力だったし、ファッションセンスやステージングがハードロックバンドに与えた影響も大きいからね。それを意識してか「ロッドのファッション感覚を解剖」っていうコラムも。そうかと思えば「中年男性に贈る『今時の若いもんはこんな歌詞を喜ぶ』」として「アイム・セクシー」の歌詞の卑猥さを解説してます。なるほどね。ロッドのソロ初来日の最中に発売されたようです。全てのページがロッドというわけではありません。
音楽専科緊急増刊毎日グラフ/音楽専科社/680円/(絶版) 
  特集:ロッドのその仲間たち 

 メインはローリング・ストーン誌の最新インタヴュー「男ロッドの熱い告白」ロッドを取り巻く友人(エルトン・ジョン、マーク・ボラン、ミック・ジャガー)、バンドメンバー、女性たち(ヘレナ・ハミルトン、オリビア・ニュートン・ジョン)などの読み物、写真が多数。まあ、何でもありな特集雑誌。
TV GUIDE 臨時増刊号「STEREO TV」 /(株)東京ニュース通信社 1979年(絶版)

 ロッドが1979年に初来日した時、日本テレビはそれをテレビ録画していました。そしてそれを当時の最新放送技術の音声多重(ステレオ)放送したのでした。つまりステレオの音に慣れている音楽ファン向けにTVライヴもステレオで楽しんでもらおうという企画なのでした。数ある外タレ来日公演からロッドが選ばれたのもその話題性がピカイチだったからでしょうね。
 というわけで、この本はTV雑誌が、ロッドの番組を始めとするステレオ番組のガイドブックとして発売されました。ロッド関連に限っても多数のステージ写真やロッドのプロフィール紹介的記事、録画中継の舞台裏、ツアー先でのエピソードなど音楽専門紙顔負けの濃い内容です。当時200円を300円で購入。


その他
●ブリティッシュ・ロックへの旅   山川健一、小川義文著  東京書籍 2400円

ストーンズファンで知られる作家の山川健一氏がブリティッシュ・ロックの本場「英国」を訪ね、数々のロックの原風景を体験して巡るエッセイ。英国へ出発するその前日、偶然にもロニー・レインが亡くなった知らせが氏のもとに届く。そしてフェイセズのアルバムを携えて氏は旅たつ。ロンドンではロニー・レインとスティーブ・マリオットが出会った楽器店、フェイセズメンバーが通ったパブ、そしてスモールフェイセズのポスターを貼ったダブルデッカー。アーティスト本人は出てこないけれど氏の語りによって過ぎさりしブリティッシュ・ロックの肖像が浮かび上がる。
 ストーンズ、ビートルズ、クラプトン、そしてフェイセズ/スモールフェイセズゆかりの地にも足を伸ばしています。
   
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●BRIO 2005年3月号 光文社

 ロッドの最新インタヴューを4ページフルカラーで掲載しています。グレートアメリカンソングブックシリーズの成功、アルバートホールでのライヴでのエピソードや、これからの活動について丁寧に答えています。ロッドの言葉を何度も読み返したくなる素晴らしいインタヴューです。


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