スボン。ポルトガルと聞いて、忘れちゃいけないのが、彼、エンリケ航海王子です。テージョ川のほとりに大西洋を向いて建つ『発見のモニュメント』。先頭で船を手にして立っているのがエンリケ航海王子です。いち早く航海の重要性に気づいた彼は、15世紀にポルトガル最南端の町ザクレスに航海学校を創り、ポルトガルが大航海時代の覇者となることのきっかけを作ります。このモニュメントは、彼の500回忌を記念して1960年に建てられました。後ろに並ぶ人々は、航海士や、地理学者、天文学者、宣教師など、この時代に活躍した人たちです。よく見ると、それぞれ手にその職業を示すものを持っていますよね。ところで、このモニュメントは上へ登ることが出来ます。高さは52m。モニュメントの前の広場には、世界地図のモザイクがあります。ここには、それぞれの町(国?)が『発見』された、年号が刻まれています。ちなみに我らがニッポンが彼らに発見されたのは、1541年。あらあら、よくいらっしゃいました。