レン地区にあるのは、16世紀に建てられたジェロニモス修道院です。内部は博物館になっています。大航海時代の世界の覇者ポルトガル。当時をしのばせる美術品が並んでいます。しかし、何より圧巻なのは、修道院のファサードの装飾です。あまりの繊細さ、かつ豪華さに、本当に、本当に、お金持ちだったんだよな・・・と見上げてため息。
さてさて、そろそろ小腹が空きませんか?エッグタルト(ポルトガル語で、『Pasteis de Nata パスティス・デ・ナタ』といいます)を食べに行きましょう!。この『ナタ』は、ここジェロニモス修道院で作り始めたのが起源だと言われているそうです。1837年創業の『Pasteis de Belem』へナタを食べに行くのが、私のリスボンでの最大の楽しみ!であったと言えば、やっぱ、ちょっと大げさですかね・・・(笑)。壁にポルトガル名物のタイルが敷き詰められた、想像以上に大きなカフェ。内装を見るだけでも、行く甲斐があります。とりあえず、ナタとカフェを注文。あっさりとした品の良い甘さ。あまりの美味しさに、帰りにテイクアウトしちゃいました。ホテルで食べよう〜〜っと。幸せ・・・。






テージョ川に面して(?この写真だと川の中に、ですよね)建つのは、ベレンの塔です。ちなみに、このベレンの塔もジェロニモス修道院も世界遺産に指定されています。船の出入りを監視するため16世紀に建てられたものです。中が博物館になっているというので、ぜひ見学してみたいと訪れました。が、が、私たちが到着したのは夕方。どうやら満潮の時間のようです。川とはいえ、河口なので大西洋の満ち潮に影響されています。塔に続く通路があるのですが、私たちが着いたときには、既にその通路は水浸し。しばらく様子を見ていましたが、出入りしている観光客はかなり苦戦しているようです。せっかく来たんだし、博物館を見たかったのですが、スニーカーを脱ぎ両手に持って岸へ戻る白人男性を見たまではまだ良かったのですが、服を濡らしたくなかったらしく、恋人におんぶされて帰ってきた女の子を見て、塔へ登るのは諦めました。だって、中を見て回るのに時間が必要ですよね。ってことは、私たちが出てきたころには、膝まで水、なのでは?。写真で、岸に腰掛けている女の子達がいますよね。私たちが様子を見ている間に、彼女達のところまで水がやって来て、慌てて逃げてました。教訓。ベレンの塔に登るなら、満潮時間を避ける。もしくは、濡れても良い服持参。・・・って、これ、設計ミスじゃないですか?(笑)。通路は後付けっぽかったのだけれど・・・。地球温暖化の影響?!。