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Digital Photo Gallery  八ヶ岳の詩・御柱特集

ここは木落しだで、お願いだ  もう少しだで  お願いだ    (下社木遣り歌) 
御柱祭 [下社木落し]      2004年4月 9・10・11日

春宮一の木落し 胴回り3mの巨木が若い衆を乗せて 速度を上げて突進した   (10日)


木落坂を下りる秋宮一の曳き子たち(左)  小綱に頼って急坂を下る秋宮三の曳き子(右)


秋宮三の木落し 観客からの拍手は曳き手が滑り落ちる方に送られたのかも  〔11日)


木落坂上部で演奏した岡谷西部中学の生徒たち 下は砥川河川敷の観覧席 (9日)


最大の御柱秋宮一 時間をかけ重量感あふれる落ちぶりだった  (11日)


ここは木落しお願いだ、もう一息だでお願いだ 
木落し直前、木遣りの鳴きにも力が入る (左・秋一、右・春一)


暗がりの木落しになった秋宮二 坂の下に曳き寄せられたのは午後7時前だった (9日)

〈メモ〉 下社の木落坂は下諏訪町の国道142号沿い、萩倉地区への入り口
にある。明治期、諏訪地方に初めて電気をもたらした落合水力発電所の落差
50bの水圧管が横手を走る。御柱が落ちる斜面の高低差は32b、最大斜
度35度、斜面の長さ100b弱。近年、テレビ報道などで全国的に知られるよ
うになったが、自分の足で登り下りしてみると、坂は映像で想像する以上に急
峻で滑りやすい。この坂を不安定に回転する巨木に跨って滑り降りる人がい
る。巨木は一年間の乾燥を経ているとはいえ7dはある。下敷きになって死
傷することもある。「諏訪の男の度胸試し」と歌われる木乗りの風習はいつ頃
始まったのか分からない。1938年以前の古い写真には下社の木落しで人
が乗っている姿が見えない。一方、大正時代に乗ったという話もある。勇壮果
敢、諏訪の男気の見せ所だが、今やテレビで全国中継されるとあって、関東
・関西・名古屋からやって来たヨソモノが滑り落ちる御柱祭を奪うように上に飛
び乗り、しがみつく。地元の氏子達にとってはとんでも無い「御柱祭壊し」であ
る。対策に頭を痛める。                                  
 下社山出し祭は、4月11日午後9時、秋宮一の御柱が木落坂下方約1`
の注連掛けに曳きつけられて終了した。下社の山出し祭3日間の人出は
523,000人。好天に恵まれたこともあって前回より37,000人の増で、過
去最高だった。 

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Ver.1.1     Nov.18,2004.

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