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Digital Photo Gallery  八ヶ岳の詩・御柱特集

2004年 諏 訪 地 方 ・ 小 宮 御 柱 祭 @

[ 根切り(伐採)・木作り・御柱休め ]


大星神社一之御柱 茅野市湖東の花蒔公園近くの山林から樹齢約70年のカラマツを切り出す。
目通し2mの大木は白の上衣の神官代行委員の手で塩と酒で清められ、集まった氏子代表等の木遣り歌が響く中で倒された。
(8月22日)




木戸口神社一之御柱 茅野市北山の標高2千m付近のモミに斧入れ(9/1)。こんなに高所から切り出される
御用材は珍しい。樹齢80余年、目通し約2mの大木は里曳き祭に備えメドテコ、引き綱をを付け、磨き上げられる(9/13)。
標高1200mの神社境内は里曳き祭の1週間前に6年間立っていた御柱が引き抜かれ整備と大掃除がなされた(9/13)。

[ 各 地 の 曳 行 ]


足長神社三之御柱 諏訪市四賀の普門寺地区では曳き手も乗り手もちびっ子連 (9/11)


蓼科諏訪神社二之御柱 観光地蓼科湖畔でも御柱が曳行され、威勢の良いかけ声が湖面を渡った(9/26)。


手長神社二之御柱 昼と夜 昼はあでやかな顔で市街を練り、夜は提灯片手に石段引き上げの迫力を見せた。
(9月25,26日)


木戸口神社一之御柱 蓼科高原の山荘主、別荘オーナーも氏子とあって、滞在中の都会人が多数参加
御柱祭を楽しんだ(10月17日)。

[木落・川越し・鉄路越え]


皇太神宮社二之御柱 茅野市宮川北久保地区の若い衆約50人が雨中を曳行。
子ども木遣り隊の歌声に応えて道路脇の休耕田へ向けミニ木落し。(10月3日)


木戸口神社一之御柱 蓼科中央高原の乙女滝上流の小川(大河原堰)で「ミニ川越」。(10/17)


手長神社二之御柱 JR中央線上諏訪駅付近で、電車の通過間隔が長い時を見計らって、国道20号と
鉄路を一気に横断、全員の一致協力で本宮の曳行にはない見せ場をつくる。(9月25日)

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小宮祭とは信州諏訪地方6市町村(岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村)
の各地区に点在する氏神・産土神・鎮守など大小さまざまな神社で6年ごとに行われる
御柱祭の事である。元は諏訪大社の分社・摂社・末社が行う祭りに始まる。近代の小宮
祭は約70社を数えるといわれるが、2004年は稲荷社や同族宮・道祖神にまで御柱が
建つ盛況で、その数は数え切れない。                            

「何時何処でどんな特徴のある小宮祭が行われるのか?」。   小宮祭に興味を持って追
っかけてみようと考えたとき、このデータが無くて困った。各市町村の観光課に問い合わ
せ、8月の末になってようやく、観光客でも参加が出来る小宮祭のスケジュールが分かり
だした。  9月に入って諏訪地方観光連盟がまとめた77社の「諏訪地方小宮御柱祭ガイ
ド」の冊子も出た。 しかし、これに未収録の有力小宮祭があることが判明し、各小宮祭の
催事コンテンツ・時間割は現地を訪れるまでつかめなかった。                  
もう一点困ったのは、各地の小宮祭は週末に集中している事から、掛け持ちで訪れるこ
とが難しかった点である。結局、私が見学、写真取材できた小宮祭は以下の11社であっ
た。高森諏訪神社(富士見町境)、乙事諏訪神社(富士見町乙事)、皇太神宮社(茅野
市宮川北久保)、木戸口神社(茅野市北山蓼科中央高原)、蓼科諏訪神社(茅野市北
山蓼科温泉)、大星神社(茅野市湖東中村)、足長神社(諏訪市四賀普門寺)、八剣神社
(諏訪市小和田)、手長神社(諏訪市桜ヶ丘)、津島神社(下諏訪町高木)、熊野神社
(下諏訪町東山田)。   


Ver.1           Nov.15, 2004

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