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CRT & レココレ 
Presents:
 
Vol. 34 
 夏だ!海だ!歌舞伎町だ!『来日中止! またかよ? ビーチボーイズまつり』〜LOVEレボリューション21〜
 
 
■恒例BB5まつり、今回は去年のブライアン来日延期に続いて久々の来日が中止になってしまった“ザ・大将”マイク・ラブを大特集。レア音源も珍映像も満載で、超・超・超・イイ感じ! この夏は、みんなで恋愛革命! 来日中止は残念だけど、そのぶんプラスワンで大爆発しよう! もちろんラブだけじゃない。ブライアンのロンドン公演のおみやげ話&ホントのおみやげなどもあり、です。 
 
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2002年7月19日(金) at 東京・新宿LOFTプラスワン
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OPEN 18:30 START 19:30
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ゲスト: 佐野邦彦(『VANDA』編集長)他じゃんけんゲスト有
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出演: 萩原健太(音楽評論家)、寺田正典(レコード・コレクターズ編集長)
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料金: 1500円(ワンドリンク付き)
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問い合わせ: LOFTプラスワン 03(3205)6864
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THE BEACH BOYS ビデオ・コンサート in 大阪
 
■7月27日(土)、大阪サンケイホールで東芝EMI主催のビーチ・ボーイズ・ビデオ・コンサートが開催されます。進行役は萩原健太。大阪方面のCD店でビーチ・ボーイズのニュー・リリースを購入された方に先着順で入場券が配布されるそうです。(すみません、出演者本人、詳細を把握してません。興味のある方はぜひCD店などでご確認ください)OPEN 17:30  START 18:30 
■急遽、黒沢健一の参加も決定!? 大好評、健一&健太のアコースティック・ビーチ・ボーイズ・ライヴがついに大阪に進出か? 
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Daddy & The Surfbeats
 
■萩原健太がメンバーの一員であるサーフ・インスト・バンド、ダディ&ザ・サーフビーツの最新ライヴ情報です。
 
KENTA & KOJI presents "THE LAST WALTZ of FAT SUMMER"
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出演:和久井光司&コート・ダジュール・コネクション / ダディ&ザ・サーフビーツ / 喝!タルイバンド(ザ・バンカース!)
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2002年8月26日(月)at 原宿クロコダイル (03-3499-5205)
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OPEN 18:00  START 19:30
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料金:前売¥3000/当日¥3500(+1オーダー)
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予約&問合せ:エスオーエス(03-5749-0727)
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Kenta's Programs
 
■萩原健太がDJ/司会/選曲をつとめるレギュラー番組のご案内です。 
 
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ミュージック・プラザ第2部ポップス(オールディーズ)(NHK-FM 毎週月曜日16:00〜18:00)
 
リクエストは「〒150-8001 NHK-FM ミュージック・プラザ第2部ポップス 月曜日 萩原健太」まで
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ソングライター・ファイル(スターデジオ 毎月1回放送)
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萩原健太のNothing But Pop!(選曲のみ。USEN-CS BF-52ch)
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MUSICA(スペースシャワーTV 毎週水曜 21:00〜22:00に初回放送。リピートあり) with 永積タカシ、池田貴史(Super Butter Dog)
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Hard Candy
 
Counting Crows 
(Geffen)
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 2002.7.16 | 
 
 
 すでにネット上では話題になっているようだけれど。 
 
 タワー・オヴ・パワーの炎のぶくぶくベーシスト、ロッコが大変なことになっているそうだ。メールで知らせてくださった野口さん、松下さん、ありがとう。ロッコは病に冒されていて、肝臓移植が必要という深刻な状態におかれているらしい。詳しくは―― 
 
http://www.roccoprestia.jp/ 
 
 で、チェックしてください。ぼくは一時期、わりと本格的にベースを弾いていた時期があって。そのころ、とにかくコピーしまくったのがロッコだった。彼の繰り出すファンキーな16ビート・ベースは本当にすごい。「ホワット・イズ・ヒップ」とかで、えんえん“もももももももも……”と刻み続ける、あのベース・ラインには心底やられた。世界最強のベーシストだと、ぼくは今でも確信している。 
 
 このホームページを始めたのが95年のことだから、以降タワー・オヴ・パワーに関してはあまりたくさんの新譜レヴューをしてはいない。これとか、これくらい。だけど、エルヴィス・プレスリー、ビーチ・ボーイズ、ジェームス・テイラーらと並んで、ぼくの音楽体験をより広げ、より深めてくれたのがタワー・オヴ・パワーだった。彼らがいなければファンクとかR&Bとかを、ぼくは今のように深く楽しむことはできなかったんじゃないかと思う。 
 
 ぼくと同じように感じていらっしゃる日本の音楽ファンも少なくないはず。そんなタワー・オヴ・パワーが、あの独特の、屈強の、唯一無比のグルーヴを今後も繰り出し続けるために、ロッコは絶対になくてはならない存在だ。彼を助けるために、何かぼくなりにできることをしていきたいと思う。同じような気持ちを抱いている方は、ぜひ先述したロッコ基金のホームページを訪ねて、最新情報をチェックしてほしいと思います。 
 
 そういや、われらがマイク・ラヴも背中の持病の手術のために来日中止だ。さすが、ロック・ミュージック自体が誕生してから半世紀以上たって。多くの素晴らしいミュージシャンたちの身体にもガタが来はじめている。訃報もやたら多いし……。聞いてるこっちもそろそろ“老体”に近くなってきているし(笑)。レコード会社をはじめとする音楽業界もCDにコピーガードをかけるなんて大バカな暴挙に出なきゃならないくらい、大衆音楽の本質を見失っているし。シーン全体が動脈硬化っつーか。ロック音楽そのものが危機にさらされている時期なのかもなぁ。 
 
 と、つい弱気になりがちな昨今ですが。そんな中で一筋の希望の光を感じさせてくれたのが今回のピック・アルバム。カウンティング・クロウズの新作だ。前作『ジス・デザート・ライフ』のリリースが1999年暮れ。素晴らしい内容のアルバムだったものの、全世界で850万枚を売り上げた93年のデビュー作『オーガスト・アンド・エヴリシング・アフター』や、全米アルバム・チャート初登場1位に輝いた96年の『リカヴァリング・ザ・サテライツ』あたりと比べると評価も地味めで。ああ、この人たち、もしかしたら90年代のバンドとして世紀を超えずに埋もれちゃうのかも……と心配していたのだけれど。すんません。取り越し苦労でした。世紀を超えて放たれたスタジオ盤第4弾。素晴らしい仕上がりです。ハード・ロックでもなく、パンクでもない、ルーツに深く根ざした正真正銘、豊潤なアメリカン・ロックを、彼らカウンティング・クロウズが見事に21世紀へと受け継いでくれた。最高だ。 
 
 なんでも数年前、中心メンバーのアダム・デュリッツがロックンロール・ホール・オヴ・フェイムのイベントでポール・マッカートニーと話をする機会があったとかで。その会話から、よりメロディに集中しようという気持ちが生まれたらしい。成果はあった。豊かな情景描写に貫かれた歌詞の深さはそのまま、さらに独自の叙情的なメロディ感覚に磨きがかかって。鉄壁じゃないか。ライアン・アダムスやルーファス・ウェインライトとの仕事で知られるイーサン・ジョンと、ご存じスティーヴ・リリーホワイトがプロデュース。シェリル・クロウ、マシュー・スウィート、ライアン・アダムスらが客演。名盤の誕生に花を添えている。
 
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