CRT & レココレ
Presents:

Vol. 30
「ファイナル・アンサー!? ナイアガラまつり2002
“Let's ナイトラ Again”」

やってまいりました、年に一度のナイアガラ大宴会! 今年は「ナイアガラ・トライアングルVol.2」20周年記念盤の発売を祝って、ナイトラ2作の山下銀次杉佐野アーンド大滝を、しみじみ熱く語りあおうじゃないですか。

2002年3月21日() at 東京・新宿LOFTプラスワン
OPEN 18:30 START 19:30
ゲスト: 湯浅学(音楽評論家)
出演: 萩原健太(音楽評論家)、寺田正典(レコード・コレクターズ編集長)
料金: 1500円(ワンドリンク付き)
問い合わせ: LOFTプラスワン 03(3205)6864
Daddy & The Surfbeats
萩原健太がメンバーの一員であるサーフ・インスト・バンド、ダディ&ザ・サーフビーツの最新ライヴ情報です。
「〜ギターかかえてかっとばせ! 2002年春の六弦合戦〜」
クレイジーケンバンドのリードギタリスト・小野瀬雅生率いる「小野瀬雅生ショウ」と、音楽評論家・萩原健太率いる「ダディ&ザ・サーフビーツ」のジョイント。終演後に萩原健太&小野瀬雅生の「開幕!プロ野球”一言入魂”トークショウ」もあります。
2002年4月12日(金) at 東京・原宿クロコダイル
OPEN 18:00 START 20:00
出演: 小野瀬雅生ショウ、ダディ&ザ・サーフビーツ
料金: 2500円(+ドリンク)前売あり
チケット予約/問い合わせ: クロコダイル 03(3499)5205
ダブルジョイレコーズ 03(3377)6761
Kenta's Programs
萩原健太がDJ/選曲をつとめるレギュラー番組のご案内です。

ポップス・グラフィティ・オールディーズ(NHK-FM 毎週月曜日16:00〜17:30)
リクエストは「〒150-8001 NHK-FM ポップス・グラフィティ・オールディーズ 萩原健太」まで
月刊・萩原健太 5069(ラジオ日本 毎月最終日曜日25:02〜27:00)with 宮治淳一 (from BRANDIN) 2002年3月まで
ご意見・ご希望などは「〒106-8039 ラジオ日本 月刊・萩原健太 5069」まで
萩原健太のNothing But Pop!(選曲のみ。USEN-CS BF-52ch)

Joey Ramone Don't Worry
About Me

Joey Ramone
(Sanctuary)
2002.2.21

 わーい。夢のブライアン週間、またまたスタートです。

 今日から始まる再来日ツアー。前回の更新のときにも書いたように、『ペット・サウンズ』が全曲まるごとやってくれるのはもちろん、「アワ・プレイヤー」から「英雄と悪漢」へとなだれ込む『スマイル』メドレーやら、「メント・フォー・ユー」から「フレンズ」へと至る『フレンズ』メドレーとか、デニス・ウィルソン作の「フォーエヴァー」のカヴァーとか、ああ、そういうのやってくれるのかなぁ、こういうのはやってくれないのかなぁ、と驚異のセット・リスト予想をするだけでワクワクしちゃって寝られない…なんて超月並みなことしか言えないくらい、ぼくは胸躍っているわけですが。

 そんなワクワクものの初日を前に、昨日、光栄にもまたまたブライアンと会うことができました。インタビューの仕事で。その詳しい模様は、これから出る雑誌とか、テレビとか、いろいろなメディアで発表されると思うので、楽しみにしていてください。

 で、そんなブライアンからのビッグ・ニュース。なんと、現在彼をバックアップしている屈強のバンドとともに新録をぶちかましてくれたそうですよ。「オン・クリスマス・デイ」に続くスタ録2曲目。なんと曲目は、あー、びっくりの「カリフォルニア・フィーリング」だぁっ! ブライアンがスティーヴ・カリニッチと1971年に共作し、とりあえず録音もされながら、ビーチ・ボーイズのシングルとしては発売拒絶されてしまったあの名曲。

 こいつを新録して、6月リリースのブライアン選曲によるビーチ・ボーイズのベストCDにボーナス・トラックとして収める予定とのこと。6月か7月には、やはり現在のバック・バンドの面々とスタジオ入りして、ごきげんなロックンロール・アルバムを作りたいとも話してくれた。今、バンドのメンバーでもあるアンディ・ペイリーのプロデュースのもとでかつて録音した「デザート・ドライヴ」とかも収録するつもりだそうで。そういう目論見もあって、あの未発表曲が最近のライヴのセット・リストに入っているわけやね。あと、かつてアンディ・ペイリーとやった曲としては、例の「プラウド・メアリー」のカヴァーも入れたいと思っている、と。そういえばちょっと前、何かの雑誌でブライアンが年内に「プラウド・メアリー」を完成させたいと語っていたっけ。

 いろんな意味で、ほんと、ワクワクのワタシです。デイヴ・ヴァン・ロンクとか、ウェイロン・ジェニングズとか、アメリカ音楽界の偉人がまたも立て続けに逝ってしまった昨今。ちょっと湿っぽい気分になっていたのだけれど。現金なもので。新たな活動に燃えるブライアンのフィーヴァーぶりがまたまたリフト・ミー・アップですよ。

 というわけで、今やぼくのアタマの中はブライアンばっか(いつもか?)。他の新譜とかに気持ちがほとんど向きませんが(笑)。やはり最近逝ってしまった偉人であり、ブライアンとも少々遠いものの関係がないわけじゃない男でもあるジョーイ・ラモーンのソロ・アルバムってのを、まじ簡単にピックしておきましょう。

 去年の4月、衝撃の他界をとげたニューヨーク・パンクのキング。ラモーンズ解散後、ガンと闘いながら、他界間際に完成させたという一枚だ。基本的には後期ラモーンズっぽい仕上がり。去年、ラモーンズ時代のクリスマス・ナンバーなどとのカップリングで先行リリースされたシングル曲をアルバム・タイトルに冠して、どがががどががが…とキメてます。ダニエル・レイ、アンディ・シャーノフ、フランク・フナロ、マーキー・ラモーンらのバックアップを受けつつ、のっけ、いきなりルイ・アームストロングでおなじみ「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」のどががが版でスタート。往年の鋭い切れ味はまるでなくなっているけれど。それでも存分にかっこいいっす。

 異論も多々あるとは思いつつも、ぼくはラモーンズってのは初期ビーチ・ボーイズに代表されるサーフィン/ホットロッド・サウンドの快感を70年代後半に甦らせた連中だと確信していて。だから、この人が99年だったかにロニー・スペクターのミニ・アルバムをプロデュースして、その中でビーチ・ボーイズの「ドント・ウォリー・ベイビー」をカヴァーしていたのは、フィル・スペクター→ビーチ・ボーイズ→ラモーンズという無限連鎖の完成みたいな感じで。やけに盛り上がったものです。

 という連想ゲームも含めて、ブライアンで盛り上がる今、ジョーイ・ラモーンの新作を取り上げてみましたとさ。あー、もっと長く、年とっても変わらずどがががやっててほしかったなぁ…。心から冥福を祈ります。



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American Roots Music
Rickie Lee
CCR
Borderline
Borderline
Borderline

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