'99.4.12.更新
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ホームページへようこそ。いよいよ'99年の春が始まりました。桜も満開を幾分過ぎかけようとしている時点でこのページを作成しています。四月九日には、この年初めて紋白蝶を一匹観察でき、四月十五日には黒アゲハを初めて一匹目撃しました。今年のこれからの梅雨時から夏場にかけての気象の長期予想をする上で私には重要なものになっていることですが、今年は紋白蝶やアゲハチョウの状態がどうなるかはこれからわかることでしょう。今までの観察記録がリンクされていますから、みなさんに興味を持っていただければ幸いです。
新年度がスタートしたので、このページにも新しいコーナーが加わりました。「頭のたいそう」のコーナーです。「頭の体操」は有名な多湖輝さんの一連のシリーズの本の題名ですが、私のコーナーはあくまで「頭のたいそう」です。私の頭はご大層なものではなく、こんなことを考えるのにも私は大層頭を使わなければなりません。大学の数学科の先生たちが教えているような「ごたいそう」なものは書けないからです。「頭のごたいそう」を書ける能力が私にあるというのなら、私は遠の昔にほかの職業に就いていたことでしょう。それほどの能力はないことを私自身が認めているので、私のコーナーは「頭のたいそう」としました。数学は高校時代嫌いではなかったにしても苦手科目で落ちこぼれになるのではという不安を常に感じていなければならなかった私のような人間でも、この位のことは大人になれば考えることができるようになるという意味でも、皆さんにお伝えしたいと思うのです。数学が苦手で、数式などは見るのもいやだと思っている学生の方達にも、私の数学に興味を持ってもらえたらとも思っています。教科として教えられている数学そのものではなくても、数学的な考え方はできるはずだと思うからです。
さて、春も真っ盛りですが、桜はすぐに散ってしまいます。皆さんの地域の桜はどうだったでしょうか?
見上げれば桜!と言ったところですが、満開の桜です。花の隙間から空が見えるという状態で、見事に咲いています。
平塚市体育館の向かい側にある崇善公民館のところの桜です。下の写真は日本ではおなじみの花見の光景ですが、アメリカのワシントンのポトマック川沿いの桜並木の下で日本流の花見などをして桜の木の下で飲んだり騒いだりどんちゃん騒ぎをすると警官に逮捕されて罰金を払わされるか拘置されるとテレビではいっていました。幸い日本のはポトマック川のようにビーバーがいないので、桜の木の皮がかじられて木が痛めつけられたりの被害はありませんが、桜の木の根近くに座ると土が固められて桜の根に酸素が行き渡らないようになってしまい、木が疲れるとのことでもありました。
平塚市の総合公園の花見の光景です。テレビでよく報道される上野の花見のような馬鹿騒ぎは見あたりませんが、それは平塚市の景気がひどく悪いからでしょうか?全国平均の求人倍率が0.49倍なのに、神奈川県の有効求人倍率は0.35倍で、全国ワーストスリーです。しかも平塚市の有効求人倍率は0.28倍で神奈川県内でもワーストスリーなのです。鬱憤晴らしで大騒ぎする力ももはやなくなってしまうほど不況に打ちのめされているのかもしれません。
街では、何とか人を集めようといろいろ工夫はしています。休みの日にはいろいろなイベントも行われます。
これはおなじみ「クレヨンしんちゃん」です。小さな子供を連れた親子ずれの人たちが人垣を作り、子供たちは大喜びです。「しんちゃ〜ん と大きな声で呼びましょう。しんちゃ〜ん」と、マイクを持ったお姉さんがいうと、子供たちはみんな「しんちゃ〜ん」と、声を張り上げます。お姉さんがさらに「もっと大きな声で、しんちゃ〜ん」というと、子供たちはさらに乗ってきます。大きな声で呼ばないとしんちゃん達が小屋の中から出てこないからです。「ひまわりが生まれてっから、かあちゃんがオラと遊んでくれない。だからオラと遊んでよ」と言った話で始まるストーリーでしたが、子供たちの中には身につまされる子供も居たかもしれません。親の方も考えさせられてしまうかもしれません。
「世紀の愚策」とかいろいろ評価が分かれた地域振興券が平塚でも配布されはじめ、沈滞しきった平塚市の経済にどれだけの効果が出るのかが注目されるところです。
平塚という土地は、江戸時代には東海道五十三次の宿場町の一つでしたが、参勤交代の度毎に農家は馬を提供させられたり労力を払わされたりして、極度に疲弊していたそうで、江戸時代の群馬などでは農民一揆などが起こっていたのに平塚では一揆を起こすだけの余力もなかったと言う話を予備校時代に聞いたことがありました。そのため平塚市民の中には平塚のことを「文化果つる地」と呼ぶ人もいるのです。今の平塚にも似た経済状態だったのかもしれません。以前友人に、「平塚の人は藤沢に買い物に出る。藤沢の人は横浜に出る。横浜の人は東京に出る。東京の人は海外へ行く。」と冗談をいったことがありましたが、まさにそんな冗談が現実のものになりかかりそうです。
三十五年ほど前の平塚には洋画館もいくつかあったのですが、それらの場所がパチンコ屋になったりマンションが建ってしまったりして、長らく平塚市内では洋画を見ることができないという状態でした。洋画を見るには茅ヶ崎のマイカルや小田原まで行かなければならなかったのです。しかし今年の四月下旬にはオリンピックという複合商業ビルができ、そこにいくつか洋画館がはいると言うことです。高校時代には年間六十何本もの洋画を見ていた洋画ファンの私にとっては非常にうれしい出来事です。平塚駅の南口の東方向にできかかった開業前のオリンピックが以下の写真です。
平塚市の中心商店街からは駅の反対側でちょっと距離もあるところに開業するわけですが、これが平塚の商店街や平塚の経済にどのような影響を及ぼすのかはまだわかりません。厚木や藤沢に人が流れてしまって平塚市の商店街の地盤沈下がいわれ始めてからかなりの時が過ぎていましたが、このような商業施設ができることでこれまでの商店街との相乗効果が生まれ出て平塚の経済に活性化が生じてくれればよいと思います。
上の写真は昼間の平塚駅構内の模様です。通勤時間帯ともなれば学生や勤め人でかなり混雑します。また、平塚競輪が開催されるときやベルマーレ平塚の試合が行われたりの時も通常より遙かに混雑します。七夕祭りの開催期間中などは最も激しい混雑になります。二〜三年前に自動改札になり、今年に入って駅のトイレも改装されてきれいになりました。駅が閑散としていることは車社会になっているとはいえそれだけ人の動きが少ないということで、平塚市の経済状態にも跳ね返ってくるものだともいえます。平塚市の上もの、すなわち公的な建物はすでに多くのものが完成して、美術館、図書館、演奏会場、陸上競技場、野球場、総合公園などかなりのものが整備されてしまっています。後はその中身を充実させる努力をする以外にないといったところでしょうか。
平塚のみならず、日本全体を覆う経済的な苦境が早く収束することを願わなければなりません。経済的な理由で学費が払えず、やむなく学校を退学せざるを得ない学生までが生まれ出てしまっているという話は、私にも身につまされる思いがします。経済的な苦境の中ではそれらの人たちがパソコンを買うことやインターネットを始めることにはいくつもの障害があるかと思います。ですがもし私の声がそれらの人たちにも届くというのであれば、たとえ今をあきらめなければならなかったとしても、将来のすべてまでをもあきらめたりしないでほしいのです。いつかチャンスがやってきて条件が整ったら、もう一度自分の力で挑んでほしいと思うからです。早くそのような日がやってくることを心から祈っています。
以上が今回のこのページです。作成はHasegawa Study Assisting (HSA)でした。HSAでは、中学生・高校生の英語・数学の個人・個別指導を承っています。対象地域は神奈川県平塚市・大磯町・伊勢原市・二宮町などです。ご希望の方は下記のところに電話かメールでお問い合わせください。
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