塾の先生(塾講師)のお仕事

塾の先生(塾講師)にもいろいろなスタイルがあります。まずは集団授業担当の塾講師。もう一つが個別指導塾の塾講師です。近年、「ブラックバイト」として名指しで非難されたのが後者の「個別指導塾の塾講師バイト」です。

非常勤やアルバイト、嘱託勤務の場合は担当コマ数当たりの給与が支払われます。ほぼ、ここには事前準備に必要とされた時間は含まれないため注意が必要です。学生のアルバイトから正社員にスカウトされることも多いようです。

集団授業担当の塾講師・予備校講師

講師1対生徒多で行われる授業形式。大勢の生徒の前に立って授業を進めるため、指導者には指導力と知識量が必要とされます。 事前準備なども大切ですね。競争の激しい予備校講師などでは特に、人気講師とそうでない講師との待遇の差は開きやすいもの。日々の努力が求められます。

尚、就職の際は教員免許を持っていたほうが有利な場合もありますが、講師がアルバイトからスカウトされるようなケースでは既に生徒からの人気や授業の組み立ての実力が買われているので、 必ずしも必要なものではありません。学歴が問われることのほうが多いようです。

個別指導塾の塾講師

「個別」というと講師1対生徒1をイメージしがちですが、「生徒は少人数で、個別にみる」というのが個別指導塾の定義のようです。 多い場合は、講師1人が一度に7~8名を指導(?)することがあります。複数生徒同時指導型の個別指導の場合、1人の生徒を指導している間は、他の生徒は問題演習などの自習状態となります。

個別指導塾の塾講師は非常勤のアルバイトがメインです。「コマ給」制となっており、指導時間の「コマ」のみが給与・報酬の対象となります。 生徒が複数タイプの個別指導塾の場合、指導前の準備や指導後の保護者への報告書の作成作業が「コマ給」の対象外となるため、「実質時給が500円以下」のような「ブラックバイト」状態になることが社会問題化しています。

個別の指導塾では教室の運営も(学生以外の)非正規社員やアルバイトに任されることがあります。 やりがいを感じるものではありますが、明確な目標や指針がないと不安定な身分のまま時だけが過ぎ、気づいたら転職もままならない、という事態にもなりかねません。強い意志と目的意識を持って臨みましょう。

塾の先生に向いている人

・人の役に立てることに喜びを感じる
・責任感が強い
・指導教科が好き
・探求心、好奇心が強い
・人と接することが苦にならない
・声が大きい(集団塾の場合)
・字がきれい(集団塾の場合)
・夜型の生活に対応できる