・1項述語・1変項(1変数)命題関数の定義 / 1項述語・1変項命題関数の具体例 ・2項述語・2変項(2変数)命題関数の定義 / 2項述語・2変項命題関数の具体例 ・n項述語・n変項(n変数)命題関数の定義 / n項述語・n変項命題関数の具体例 | |
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一項述語・命題関数の具体例1
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・変項xが2のとき、一項述語・命題関数「xは『整数である』」は、「2は『整数である』」という命題を表す(この命題は真)。 ・変項xが3のとき、一項述語・命題関数「xは『整数である』」は、「3は『整数である』」という命題を表す(この命題は真)。 : ・変項xが1/2のとき、一項述語・命題関数「xは『整数である』」は、「1/2は『整数である』」という命題を表す(この命題は偽)。 ・変項xが1/3のとき、一項述語・命題関数「xは『整数である』」は、「1/3は『整数である』」という命題を表す(この命題は偽)。 : ・一項述語・命題関数「xは『整数である』」の『整数である』を記号「Pである」に置き換えて表すと、 一項述語・命題関数「xは『整数である』」は、記号「P(x)」で表される。 この記法に従うと、 P(2)は、「2は『整数である』」という命題を表す(この命題は真)。 P(3)は、「3は『整数である』」という命題を表す(この命題は真)。 : P(1/2)は、「1/2は『整数である』」という命題を表す(この命題は偽)。 P(1/3)は、「1/3は『整数である』」という命題を表す(この命題は偽)。 |
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一項述語・命題関数の具体例2
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・変項xが2のとき、一項述語・命題関数「x∈N」は、「2∈N」という命題を表す(この命題は真)。 ・変項xが3のとき、一項述語・命題関数「x∈N」は、「3∈N」という命題を表す(この命題は真)。 : ・変項xが1/2のとき、一項述語・命題関数「x∈N」は、「1/2∈N」という命題を表す(この命題は偽)。 ・変項xが1/3のとき、一項述語・命題関数「x∈N」は、「1/3∈N」という命題を表す(この命題は偽)。 : ・一項述語・命題関数「x∈N」の『∈N』を記号「Pである」に置き換えて表すと、 一項述語・命題関数「x∈N」は、記号「P(x)」で表される。 この記法に従うと、 P(2)は、「2∈N」という命題を表す(この命題は真)。 P(3)は、「3∈N」という命題を表す(この命題は真)。 : P(1/2)は、「1/2∈N」という命題を表す(この命題は偽)。 P(1/3)は、「1/3∈N」という命題を表す(この命題は偽)。 |
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一項述語・命題関数の具体例3
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変項(変数)xが2のとき、一項述語・命題関数「xは『素数である』」は、「2は『素数である』」という命題を表す(この命題は真)。 変項(変数)xが3のとき、一項述語・命題関数「xは『素数である』」は、「3は『素数である』」という命題を表す(この命題は真)。 変項(変数)xが4のとき、一項述語・命題関数「xは『素数である』」は、「4は『素数である』」という命題を表す(この命題は偽)。 : ・一項述語・命題関数「xは『素数である』」の『素数である』を記号「Pである」に置き換えて表すと、 一項述語・命題関数「xは『素数である』」は、記号「P(x)」で表される。 この記法に従うと、 P(2)は、「2は『素数である』」という命題を表す(この命題は真)。 P(3)は、「3は『素数である』」という命題を表す(この命題は真)。 P(4)は、「4は『素数である』」という命題を表す(この命題は偽)。 : |
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一項述語・命題関数の具体例4
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・変項xが2のとき、一項述語・命題関数「x>0」は、「2> 0」という命題を表す(この命題は真)。 ・変項xが3のとき、一項述語・命題関数「x>0」は、「3> 0」という命題を表す(この命題は真)。 : ・変項xが−2のとき、一項述語・命題関数「x>0」は、「−2>0」という命題を表す(この命題は偽)。 ・変項xが−3のとき、一項述語・命題関数「x>0」は、「−3>0」という命題を表す(この命題は偽)。 : ・一項述語・命題関数「x>0」の『>0』を記号「Pである」に置き換えて表すと、 一項述語・命題関数「x>0」は、記号「P(x)」で表される。 この記法に従うと、 P(2)は、「2>0」という命題を表す(この命題は真)。 P(3)は、「3>0」という命題を表す(この命題は真)。 : P(-2)は、「-2>0」という命題を表す(この命題は偽)。 P(-3)は、「-3>0」という命題を表す(この命題は偽)。 |
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一項述語・命題関数の具体例5
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変項(変数)xが「ソクラテス 一項述語・命題関数「xは人間である」は、「ソ クラテスは人間である」という《真の命題》を表す。 変項(変数)xが「尾崎豊」のとき、 一項述語・命題関数「xは人間である」は、「尾崎豊は人間である」という《真の命題》を表す。 変項(変数)xが「ボーイ・ジョージ」のとき、 一項述語・命題関数「xは人間である」は、「ボーイ・ジョージは人間である」という《真の命題》を表す。 変項(変数)xが「植木等」のとき、 一項述語・命題関数「xは人間である」は、「植木等は人間である」という《真の命題》を表す。 変項(変数)xが「タマ」のとき、 一項述語・命題関数「xは人間である」は、「タマは人間である」という《偽の命題》を表す。 変項(変数)xが「しおちゃん」のとき、 一項述語・命題関数「xは人間である」は、「しおちゃんは人間である」という《偽の命題》を表す。 : ・一項述語・命題関数「xは人間である」の『人間である』を記号「H」に置き換えて表すと、 一項述語・命題関数「xは人間である」は、記号「H(x)」で表される。 この記法に従うと、 H(ソクラテス H(尾崎豊)は、「尾崎豊は人間である」という命題を表す。 H(ボーイ・ジョージ)は、「ボーイ・ジョージは人間である」という命題を表す。 H(植木等)は、「植木等は人間である」という命題を表す。 : |
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一項述語・命題関数の具体例6
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変項(変数)xが「人間」のとき、一項述語・命題関数「xは『いつかは死んでしまうという性質』を有す」は、「人間は『いつかは死んでしまうという性質』を有す」という命題を表す。 変項(変数)xが「ソクラテス 変項(変数)xが「尾崎豊」のとき、一項述語・命題関数「xは『いつかは死んでしまうという性質』を有す」は、「尾崎豊は『いつかは死んでしまうという性質』を有す」という命題を表す。 変項(変数)xが「ボーイ・ジョージ」のとき、一項述語・命題関数「xは『いつかは死んでしまうという性質』を有す」は、「ボーイ・ジョージは『いつかは死んでしまうという性質』を有す」という命題を表す。 変項(変数)xが「植木等」のとき、一項述語・命題関数「xは『いつかは死んでしまうという性質』を有す」は、「植木等は『いつかは死んでしまうという性質』を有す」という命題を表す。 : ・一項述語・命題関数「xは『いつかは死んでしまうという性質』を有す」の『いつかは死んでしまうという性質』を記号「P」に置き換えて表すと、 一項述語・命題関数「xは『いつかは死んでしまうという性質』を有す」は、記号「P(x)」で表される。 この記法に従うと、 P(人間)は、「人間は『いつかは死んでしまうという性質』を有す」という命題を表す。 P(ソクラテス P(尾崎豊)は、「尾崎豊は『いつかは死んでしまうという性質』を有す」という命題を表す。 P(ボーイ・ジョージ)は、「ボーイ・ジョージは『いつかは死んでしまうという性質』を有す」という命題を表す。 P(植木等)は、「植木等は『いつかは死んでしまうという性質』を有す」という命題を表す。 : ∀x∈Perfume ( P( x ) ) は、「Perfumeのメンバーの誰だっていつかは死んでしまう」という命題を表す。 |
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