ご挨拶


1月は「いく」、2月は「にげる」、3月は「さる」…とかいいます。寒い冬もあっという間に過ぎて、気づけば桜の花が咲く季節になるのでしょうね。

その前にまもなく冬季オリンピックが開催されます。今回は第22回目だそうで、2月7日からロシアのソチで開催されます。
 メダルの期待がかかる種目もいくつかあるようですが、個人的に期待するのは、やはりフィギアスケートでしょうか。
 今回は男子も女子もメダルの期待がもて、特に女子はすべてが愛知県出身者ということで、同じ愛知県人としては応援にも力が入るというものです。

けれど、視力が無い私には、そのすばらしい演技を見ることができません。
 もし私に視力があったなら、フィギアスケートに限らず、一流の選手のすばらしい技を見てみたいものだと常々思っています。
 それがかなわないのは残念ですが、結果はともかく、選手の皆さんには力一杯頑張って力を出しきってもらいたいと思います。

なお、パラリンピックは、3月7日からです。

さて、昨年のITC関連ニュースを振り返ってみますと、Windows8.1のリリースなどのニュースが話題を呼び、相変わらずタブレットやスマートフォンなどのニュースも多くありました。

それでは視覚障害者を取り巻くICT関連ではどうでしょう。

まずスクリーンリーダーでは、PC-Talker+BrailleWorks、NVDA、Catwalk、JAWSなどは順調にバージョンアップが行われているようですが、「Focustalk」については残念ながらバージョンアップが遅れているようで、その点が気がかりなところでしょうか。

ハードウェア端末では、国内でもっとも利用者の多い KGS社の点字電子手帳「ブレイルメモ」が全機種販売終了となり、それに代わって「BMスマート」が発売されました。

またエクストラからは、点字PDA(ブレイルセンス)シリーズの新機種、ブレイルセンスオンハンド U2ミニ が発売されました。
 これまでのブレイルセンス オンハンドが機能強化され、ブレイルセンスU2とほぼ同等の機能を搭載し、小型化したものです。

その他、スマートフォン用のスクリーンリーダーも強化され、機種の選択の幅が広がり、スマートフォンを活用する視覚障害者ユーザーも増えたようです。

全体的にいえば、昨年は視覚障害者用の新しい機器の開発は少なかったように思います。

REMでは、新しいスマートフォンをじっくり触る機会がもてたことと、会員の中でホームページの作成にチャレンジする人が現れたのは、うれしいことでした。
 これからも、少しずつでも何かにチャレンジしていければと思います。


さて、本年4月には、いよいよWindows XPのサポートが終了します。
 REMの会員のほとんどの人が、すでに Windows7に移行しており、大きな混乱はないと思われますが、私自身は新しいパソコンに買い換えなければなりません。
 パソコンやOSが変わると不安もありますが、皆さんにサポートしてもらえるのは、とても心強く思います。

それではおもちゃ箱41号をお届けします。ごゆっくりお楽しみください。

今回も原稿を提供してくださった皆様、この場をお借りしましてお礼申し上げます。ありがとうございました。

2014年1月16日