初めての海外旅行にシンガポールを選んだのは、治安が良く、清潔、しかも予算内。
そして名古屋から直行便があり、フライト時間が短いということで決めました。
これは1988年のことです。
シンガポールは「ガーデンシティ」、アジアの縮図”と呼ばれます。
国土は東京23区ほどの広さで、一年を通じて日中の平均気温が24〜32℃の温暖多湿な気候です。
公用語は、英語、中国語、マレー語とタミール語で、工事中の看板など公共の看板を見ると4つの言語で書かれていました。
シンガポール観光の代名詞になっているマーライオンは
14世紀、スマトラの王子がこの地に上陸した際、ライオンに似た動物を見て、島をサンスクリット語で「シンガ(ライオン)・プーラ(都)」と呼んだことが、現在の国名につながったと言われています。
伝説のライオンと港町をイメージする魚を象ったマーライオン像は、シンガポールのシンボル的存在です。
蘭の花はシンガポールの国花です。

シンガポールはガーデンシティーと言われるように
道路上では、ゴミを捨てたら罰金刑、落書きにはむち打ち刑が適用されています。
だから街はとてもきれいです。
シンガポール旅行の際に誰でも必ず足を運ぶと言っても過言ではない、シンガポール随一のショッピングスポット「オーチャードロード」。
お目当てのルイビトンもここにありました。
宿泊したホテルもここ、オーチャードロードでした。
ホテルのドアマンがターバン巻いてる人(コロニアルスタイル!!)見る人見る物、何でもが外国情緒いっぱいで私はすべてが感激してばかり。

観光スポットはシンガポール本土から南に約800メートルのところに浮かぶリゾートアイランド、セントーサ島。初めて椰子のジュースを口にしました。
私はちょっとこういうの苦手!
シンガポールの文化と政治の中心が、MRTシティホール駅を中心としたシティ・マリーナエリア。フェリークルーズで島巡りをしました。ここは観光スポットや歴史のある建築物など見所が沢山あります。
貨物船も多くて貿易の街を感じました。
アラブストリート、ここはMRTブギス駅の北東側のエリア、シンガポールではカンポングラムと呼んでいますが日本人観光客にはアラブストリートとして知られています。
異国情緒あふれるリトルインディアは、シンガポールにいることを忘れてしまいそうなくらいインドなエリアでとってもエキゾチックです。
もう一つこの旅行で楽しみにしていたのがハイティー。
シンガポール風ハイ・ティーとアフタヌーン・ティーは、日本人旅行者のあいだで非常に人気があります。
シンガポールは、以前イギリス領だったためハイティーという習慣がホテルにあります。
シンガポール風【ハイ・ティー】は、いわば多国籍料理の軽食&デザートのビュッフェ。
主な高級ホテルのラウンジ・レストランにて15時くらいから提供され、大きなビュッフェ・テーブルにたくさんの大皿が所狭しと並び、食べたいものを自由に好きなだけ取ることができます。
メニューは多彩で、スナック類(サンドイッチ類、カナッペ、中国点心、マレー料理など)と、デザート類(スコーン、ケーキ、タルト、ビスケット、果物、中国菓子、マレー菓子など)の両方を揃えています。
吹き抜けとなっているロビーの一画にあるからこその開放感、ピアノや弦楽器の生演奏が醸し出す優雅さ、高層階にあって大きな窓から中心部を眼下に一望できる眺望、 何十種類も用意された紅茶から好みのアールグレイを選び楽しんだこの一時は本当にシンガポールを選んでよかったと実感した瞬間でした。
また初めてここで味わったのが果実の女王と呼ばれるマンゴスチン。
これは東南アジアを代表するトロピカルフルーツです。
どれもおいしかったのですが、
特においしかったのが、イチゴタルトとマンゴータルト。
カスタードもコクがあって、上品な甘さでイチゴとマッチしていました。
ここでもう一つ印象的だったのがスタッフの対応。
席に着くときももちろん椅子を引いてくれ、食べ終わるとサッとお皿を下げて新しいナイフとフォークをセッティングしてくれ、食べ物を取りに行こうとナプキンをいすに置いたまま席を立って戻ってくるときちんとナプキンがたたまれて肘掛にかけてあります。
見事の一言。
こうして楽しんだシンガポールもそろそろ終わりです。
初めての海外デビューでしたが、シンガポールがとっても好きになりました。
異なる民族、異なる宗教、異なる風習の人間が互いを尊重しあって仲良く暮らしているシンガポールは穏やかなところと私は感じました。
充実した良い旅行でした。