学名をアイリス・ジャポニカ(日本の虹)と呼ばれ、古来から日本にある花であるが、原産地は中国で、大昔に渡来した古代帰化植物と考えられている。
シャガの名前は中国名の射干の音読みから来ているが、中国で射干と言えばヒオウギのことであり、誤用があったようで、 中国名では胡蝶花が正しく、いかにもふさわしい名である。( 「ヒオウギの種子」 の項参照)
通常の花は染色体を2組持つ2倍体であるが、この花は3組持つ3倍体で、葉や花は大きくなるが種子が出来ない。 従って、地下茎で増える。
一日花であるが、そのペインテイングしたような模様のあでやかさと大群落を作るので目を引く花である。
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