自宅 - → 大竹I.C. → 山陽自動車道 → 倉敷I.C.
連休を利用して念願の吉備路と倉敷チボリ公園に遊びに行くことにしました。 但し、決断が遅かったせいで倉敷近辺の宿を確保することが出来ず、児島湾南側の怒塚山温泉という非常にマイナーな宿しか残っていませんでした。 料金も非常に安くどんなところか心配でもあり、ワクワクもしています。
倉敷I.C. - → R429 → Cucina湯田園
途中あまり休憩しなかったにもかかわらず吉備路に着いた時にはお昼になってしまい、いきなり昼食をとることにしました。 場所はガイドブックで見つけた『Cucina湯田園』です。 予想以上におしゃれなお店で、中には女性客しか居ませんでした(平日なので当然かもしれません)。
料理もイタリア料理と洒落ていて、お昼のコースはパスタ、肉料理、魚料理、ラザニアの4種類から選べ、私はラザニアを家内は魚料理を選択しました。 途中、店の中に蜂が入ってきてちょっとした騒ぎになるというハプニングも有りましたが、前菜も、メインもデザートもとてもおいしく楽しい一時を過ごすことが出来ました。
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Cucina湯田園
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前菜
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ラザニア
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揚げ魚ジェノベーゼソース
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Cucina湯田園 - → K270 → 備中国分寺
レストランの前の道を東に進むと備中国分寺です。 カーナビもその道を指示していました。 ところがカーナビに従って車を進めると山門の前に誘導され、駐車場らしきものは見当たりません。 サイクリングロードを強引に突っ切って寺の裏側に回るとようやく駐車場を見つける事が出来ました。 カーナビを使うと便利に目的地に辿り着くことは出来ますが、そこが車で移動出来る場所とは限りません。 車上で使用するのが目的なのですから、駐車場へ誘導する位の工夫が欲しいものです。
国分寺の五重塔は吉備路の観光写真に良く写っている建物です。 遠景から撮影すると絵になりますが、境内から撮ると大き過ぎてファインダーに入りきれません。 境内をひとしきり散策すると次の目的地に向かいました。
備中国分寺跡は、聖武天皇が天平十三年(741)に仏教の力を借りて天災や飢饉(ききん)から人々そして国を守ること (鎮護国家)を目的に建てられた官寺の一つです。 その当時の境内は、東西160m、南北178mと推定されますが、江戸時代に再興された現在の備中国分寺があるため、 南門・中門以外の建物の位置は明らかではありません。しかし、創建当時の礎石が多く残されており、 当時を偲ぶことができます。 | |
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備中国分寺 - → R429, R180, K241 → 最上稲荷
次は最上稲荷を目指します。 ここは今年の春にこの辺りを通りかかった時に大きな鳥居を見つけ、機会があったら訪問しようと考えていた所です。 鳥居は石造りで高さ27.5mあり日本最大だそうです。 車道となっている参道はこの鳥居の下を潜っています。
最上稲荷に着くと、入口に大きな石造りの建物があり広い階段が続いています。 稲荷と銘打っていますが、なにやら新興宗教の臭いがしました。 説明書きを読むと神社ではなく、お寺との事。 確かに建て方は寺院形式で、境内はひたすら広く本堂ではお経を読んでいました。 やはり怪しげな雰囲気が漂っていたので、お参りもせずに次の目的地へと向かいました。
最上稲荷の歴史は、天平勝宝四年(752)に報恩大師が八畳岩でご本尊の最上位経王大菩薩を感得されたことに始まります。中世の戦乱時、羽柴秀吉(豊臣秀吉)の備中高松城水攻めの際、戦火によって堂宇焼失の憂き目にあいましたが、慶長六年(1601)、日円聖人によって再興、「稲荷山妙教寺」と寺号を改め、以来、法華経で護持されたお稲荷さんとして法灯を継承して来た。 昭和二十九年(1954)には宗教法人「最上稲荷教」として立教、現在も遠近より多数の人々の信仰を集めている。 | |
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最上稲荷 - → K241, R180 → 吉備津神社
最上稲荷から吉備津神社まで20分程です。 吉備津神社に近づくと、神社がある辺りにブルーシートが掛かっていて、嫌な予感がします。 駐車場に着くと、案の定、本殿の改修工事の真っ最中でした。 この工事は平成二十年まで続くとの事で、当面の間、本殿を拝めそうもありません。 前回の筥崎宮に続いてまたまた改修工事に出くわしてしまいました。
気を取り直して、本殿を参拝し、回廊を通ってお釜殿に向かいましたが、残念ながらお釜殿も金曜日はお休みで中に入る事が出来ませんでした。 こんな事なら無理してでも春に来たときに参拝しておけば良かったと少し後悔しています。
岡山市西部にある吉備の中山の西麓に鎮座する。 主祭神は大吉備津彦命。 『日本書紀』に、崇神天皇に派遣された四道将軍のひとりとして、吉備津彦命の名で登場する神で、桃太郎伝説のもとになった鬼退治の神話を伝える。 社伝によれば、吉備国を平定した吉備津彦命は、吉備の中山の麓に宮を築き、この地に薨去。 のち仁徳天皇の行幸を機に、宮跡に社殿が造立されたという。 |
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吉備津神社 - → R180 → 吉備津彦神社
吉備津彦神社は吉備の中山を挟んで吉備津神社の反対側に位置します。 いずれの神社も一宮なので不思議に思ったら、吉備津彦神社は備前の、吉備津神社は備中の一宮との事でした。 吉備津神社の華やかな感じとは異なり、吉備津彦神社は落ち着いた渋い感じがしました。
吉備の中山の北東麓に鎮座する。 吉備国が7世紀後半ごろに分割されると、備前国の一の宮として、歴代国司に尊崇された。 一品吉備津彦命宮、備前鎮守一品吉備津彦大明神ともよばれ、また夏至の日に、太陽が正面鳥居の真向かいの山から昇ることから、朝日の宮とも称された。 神仏習合の時代には、神宮寺や神力寺、常行堂、摂社末社など、社殿は51宇を数え、広大な境内と多数の荘園を有した。 |
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吉備津彦神社 - → R180, K21, K45 → 怒塚山温泉
夕暮れ迫る吉備津彦神社を後に、今日の宿泊地である怒塚山温泉に向かいます。 位置的な関係から、どうしても岡山市内を抜けなければなりません。 更に夕方のラッシュアワーに巻き込まれてしまい、○○○を渡り怒塚山温泉に着いた頃には既に薄暗くなっていました。
楠石荘は一言で云えば、昔、修学旅行で泊まった覚えのあるような古き良き?旅館でした。 薄暗い照明、布団は既に敷いてあり、テレビは100円玉を入れないと点きません、部屋の扉はスライド式で鍵はもちろん掛りません。 夕食は部屋食で値段の割には沢山のおかずが出てきました。 二人では食べきれない位の量です。 大浴場は古い銭湯といった佇まいで、セメントが剥げてざらざらとした感覚が懐かしさを覚えます。 朝食は食堂で、他の泊り客はゴルフツアーのおじさん達のようでした。 宿泊費を考えると贅沢な事は云えませんが、もう一度泊まろうという気にはなりませんでした。 もう少し冷静に判断して、倉敷市内のビジネスホテルを予約した方が賢明だったかもしれません。
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楠石荘
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怒塚山温泉 - → K45, K405, R30, K22, K21, K74, R2 → 不洗観音寺
チボリ公園に向かう途中で不洗観音に向かいました。 児島湾の南側に宿泊していただけあって、倉敷に戻るのは結構大変でした。干拓地はどこも同じような感じですが、区画整理され過ぎていてどこを走っているのか、自分の位置を見失ってしまいます。
さて不洗観音ですが、意外と沢山の方々が参拝に来られていました。 よく見ると正装している子供達が多く居ます。 考えてみれば、もうすぐ七五三なので早めに参拝を済ませてしまおうとする人が大勢来ていたのでした。
観音様の化身である稽文会(けいもんえ)、稽主勲(けいしゅくん)の二権化が天界の霊木を使用して彫刻した観音像を、行基菩薩、菩提僧正の二人の聖者が開眼供養し、当山に安置したのが最初といわれている。<br> 求子安産の寺としての由来は同じく天平年間の賢徳の僧、当山の開祖増慶上人の夢に現れた聖僧のお告げによる。この時、本尊として観音様を安置。それに呼応するように山麓から湧き出た霊水が、いまも境内に沸いている閼伽水(あかすい)である。当山の本尊を信じ生まれたこどもは三日三晩たった後、この霊水で洗うと無病息災、かつ安楽に成長すると言われている。 |
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不洗観音寺[10:10] - → 倉敷チボリ公園[10:45]
園内に駐車場があるものと思い、公園周辺を一周してしまいました。 結局、倉敷駅前の駐車場に車を止め、公園に向かいました。 折角来たので、パスポートを購入して入園しました。 園内はAゾーンから時計回りに進みました。
園内はもとより倉敷市内が見渡せるバルーンゴンドラ型観覧車です。 何が見えるのか、娘は一生懸命に外を眺めていました。
動物型のメリーゴーラウンドに家内と一緒に乗せたところ、不安そうにこちらを眺めていました。
コーヒーカップに乗せましたが意外と目を回さないようでした。
噴水と戯れたり、バネのついたバイクに跨ったりと大はしゃぎです。 特に、バイクにはご執心でした。
ここからBゾーンです。 動物の形の乗り物に乗ってぐるっと一周するもので娘と二人で乗りました。 順番の関係で、ちょっと怖い顔のウサギでした。 家内の姿が見えている内は良かったのですが、見えなくなったとたんに大泣きで大変でした。
ケーキやフルーツに乗ってくるくる回転するものです。 今度は家内と二人で乗せましたが、先ほどの「森のドライブ」の影響が残っていて、泣き顔の写真しか残っていません。
食事を取ろうとしたのですが、めぼしい所は休みだったり、貸し切りだったりと思うようには行きません。 ということで、Cゾーンに移り、もう暫くアトラクションで楽しむ事にしました。 そこで乗ったのが、チボリ鉄道です。 家族で楽しめるジェットコースターで、娘は直接座席に座れないので私が抱きかかえて乗ることになりました。 家族向けとは云うものの、そこそこ加速度がかかります。 とは云っても、娘にはよく判らなかったかもしれません。
アンデルセンの像を中心に綺麗な花壇になっています。 写真撮影には絶好の場所でした。
13時をまわり流石にお腹が空いてきたので、Dゾーンまで進みベーカリーカフェでサンドイッチを食べました。 良い値段がしましたが、量的にはちょっと物足りませんでした。
花畑の中をクラッシックカーに乗ってドライブ出来るアトラクションです。 娘は結構お気に入りだったようです。
公園のシンボルであるチボリタワーですが、取り立てて何か有る訳ではありませんでした。
昼食でも一度来た、いわゆるショッピングモールです。 お土産などはここで見つくろいました。
最後に園内を一周する「ランエイト」に乗りました。 園内のポイントを説明しながら回ってくれるので、最初にこれに乗ってポイントを押さえておいた方が賢明だったような気がします。
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ランエイト
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倉敷チボリ公園[17:30] - → K24, R429 → 倉敷I.C. → 山陽自動車道 → 大竹I.C. → 自宅
宿を除けばまずまずの旅行だったと思います。 帰りは、倉敷インターから山陽自動車道に乗り、真っ直ぐ帰りました。
名称
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内容
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住所
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電話番号
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備考
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Cucina湯田園 | イタリアンレストラン | 総社市山手村岡谷124-5 | 0866-93-4141 | |
楠石荘 | 旅館 | 〒702-8011 岡山市郡1545 | 086-267-2222 | |
倉敷チボリ公園 | テーマパーク | 〒710-0813 倉敷市寿町12-1 | 086-434-1111 |