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岡山県総社市上林1046
JR総社駅からタクシーで約10分。
天平十三年(741)に聖武天皇の勅願によって建てられた官寺
薬師如来
真言宗御室派
五重塔(重要文化財)
備中国分寺跡は、聖武天皇が天平十三年(741)に仏教の力を借りて天災や飢饉(ききん)から人々そして国を守ること (鎮護国家)を目的に建てられた官寺の一つです。
その当時の境内は、東西160m、南北178mと推定されますが、江戸時代に再興された現在の備中国分寺があるため、 南門・中門以外の建物の位置は明らかではありません。しかし、創建当時の礎石が多く残されており、 当時を偲ぶことができます。
2005年11月04日 吉備路の旅と倉敷チボリ公園
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この塔は、江戸時代後期の文政四年(1821)から弘化年中まで、二十数年をかけて建立されたもので、奈良時代の備中国分寺の塔とは別のところに建っています。 総高約三十四メートルで、三層までは総欅造りですが、四・五層は松材が主体となっています。 心柱は大面取りをした松材が用いられており、床下の礎石から塔の中心を貫いて相輪に達しています。 初層の四面、頭貫の上には、十二支の禽獣彫刻がはめこまれており、また尾垂木の上には龍の彫刻なども施されています。 内陣には、仏壇を設けて、象・馬・鳥などの動物に乗った金剛界の五智如来像(大日、阿弥陀、宝生、阿しゅく、不空成就各如来像)が安置されています。 |
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山 門
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客 殿
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勅 使 門
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鐘 楼
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大 師 堂
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