最終更新日: 2007年05月12日

吉備津神社 (きびつじんじゃ)



・ 住所

〒701-1341 岡山市吉備津931
TEL 086-287-4111

・ 交通

JR吉備線 吉備津駅下車、徒歩10分

・ 創建

仁徳天皇の御世

・ 御祭神

主祭神
大吉備津彦命 (オオキビツヒコノミコト)
御相殿
御友別命 (ミトモワケノミコト)
仲彦命 (ナカツヒコノミコト)
千々速比売命 (チチハヤヒメノミコト)
倭迹々日百襲姫命 (ヤマトトトヒモモソヒメノミコト)
日子刺肩別命 (ヒコサスカタワケノミコト)
倭迹々日稚屋媛命 (ヤマトトトヒワカヤヒメノミコト)
彦寤間命 (ヒコサメマノミコト)
若日子建吉備津日子命 (ワカヒコタケキビツヒコノミコト)

・ 御利益

・ 旧社格

名神大社
旧・官幣中社
備中国 一宮
別表神社

・ 説明

 岡山市西部にある吉備の中山の西麓に鎮座する。
 主祭神は大吉備津彦命。 『日本書紀』に、崇神天皇に派遣された四道将軍のひとりとして、吉備津彦命の名で登場する神で、桃太郎伝説のもとになった鬼退治の神話を伝える。
 社伝によれば、吉備国を平定した吉備津彦命は、吉備の中山の麓に宮を築き、この地に薨去。 のち仁徳天皇の行幸を機に、宮跡に社殿が造立されたという。
 仁寿二年(852)に官社に列し、平将門・藤原純友の乱にあたって、鎮定祈願の成就から、天慶三年(940)、神階最高位の一品を授けられた。 以後、一宮吉備津宮と称せられる。
 比翼入母屋造りの本殿は、応永三十二年(1425)の再建で、拝殿とともに国宝。

 建物の特徴は、入母屋の千鳥破風を前後に二つ並べ同じ高さの棟で結び桧皮で葺き、ひとつの大きな屋根にまとめた『比翼入母屋造り』、別名『吉備津造り』で、ここ吉備津神社でしか見られない。

・ 行事等

1月 3日 矢立の神事
5月 第2日曜日 春季大祭 七十五膳据神事
10月 第2日曜日 秋季大祭 七十五膳据神事

・ お参り

2005年11月04日 吉備路の旅と倉敷チボリ公園


 社伝によれば、当社の西北八キロの新山に温羅という鬼神あり、凶暴にして庶民を苦しむ。 大吉備津彦命は「吉備の中山」に陣取り鬼神と互に弓矢を射るに、両方の矢、空中に衝突して落つ、そこに矢喰宮あり、また中山主神は鬼神の矢を空中に奪取す。 当社本殿の中に祀る矢取明神はすなわちそれなり。 この戦のとき大吉備津彦命、その矢をこの岩の上に置き給いしにより矢置岩と呼ぶと、旧記によれば、中古より箭祭の神事あり。願主に櫻羽矢または白羽の矢を献る。神官その矢を岩上に立てて交通の安全を祈る。のちその矢を御蔵矢神社に納むる例なりきと。 この神事いつしか中絶せしが、昭和三十五年、岡山県弓道連盟の奉仕により復活され、毎年正月三日、ここに矢立の神事を斎行することとなれり。

北随神門
拝殿
廻廊
御竃殿
一童社
吉備の中山
宇賀神社

2005年11月04日



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