★★★★ ●『電車男』
中野独人／2004年10月刊／新潮社／1,300円＋税（文庫2006年12月刊／新潮文庫／552円＋税）
読む人はもう読んでると思いますけど、感動しました。
ＴＶドラマはしゃべりながらキーボード打ってる段階ですぐ消しましたが、映画はまぁまぁ良かったですね。2chをやってる人には、やはりログそのままの本書が雰囲気伝わってきて良いですよね。
みんな普段は強がったり、煽ったり、茶々入れたりばかりだけれど、ホントは他人のために何かしたいとか、他人と何かを共有したいとウズウズしてる。オタクたちは傷つくことをいつも恐れてるけど、それは優しさの裏返しであって、不器用だけれど実は思い遣り深かったりする。2chの良い面が全面的に表れた本。
そして、僕らにはほんの少しの勇気が足りないんだということに気付かされる。
（2006/02/07 名木太・MIW集会資料より） ←一覧に戻る ↑先頭に戻る
