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 集会


2023年3月8日

 三権の不作為を問う!
 選択的夫婦別姓を求める院内集会開催

   mネットは3月8日、衆議院第二議員会館多目的会議室で、「三権の不作為を問う!選択的夫婦別姓を求める院内集会」を開催しました。
 民法改正を求める市民や、国会議員、メディア関係者など172人が参加しました。
 各党を代表して、立憲民主党、公明党、日本共産党、国民民主党、日本維新の会、れいわ新選組が挨拶し、mネットが要望書を提出しました。
 mネット理事長
  坂本洋子
                                                                          

▼立憲民主党代表・泉健太衆議院議員
 日本は世界の中でも、ジェンダー平等指数が116位と大変低い状況だ。1975年の国際婦人年から、請願が提出されてきたが、なぜ未だに解決していないのか。三権の不作為ということで、国会の側も本当に重大なこととして受け止めなければならない。先日もある女性の方から、大多数の女性の側が姓の変更を強いられるということで、「私たちがどれだけ手続や説明に大変な思いをしているか」という話だった。尊厳、人権を皆様はやはりある意味ねじ曲げられてしまった、ということを我々絶対に忘れてはならないと思う。衆議院でも、幾度となく法案が提出されてきた。そろそろ我々は、国会として答えを出さなければならない。今日は公明党も一緒に来ていただいているので、一緒になって、是非、「野党各党が法案を提出した」、この「野党各党」という言葉がなくなる、そんな国会の展開を是非つくっていきたいと思う。

▼公明党副代表・古屋範子衆議院議員
 公明党は、一貫して選択的夫婦別姓の導入を訴えてきた。2001年には、選択的夫婦別姓制度を盛り込んだ、公明党独自の議員立法を提出している。2015年に最高裁は、夫婦別姓制度を合憲と判断し、議論を国会に委ねた年も、その後も法務大臣に導入を求めてきた。また、2020年に党の女性委員会で総理に、選択的夫婦別姓制度導入を盛り込んだ提言を出している。男女共同参画を進めていく上で、選択的夫婦別姓制度導入をすべきだ。与党として粘り強く、理解を得ながらこれからも導入に向けて進んでいきたい。



▼日本共産党委員長・志位和夫衆議院議員
 国会の議論では、選択的夫婦別姓の問題でも、同性婚の法制化の問題でも、政府はそれを拒むまともな理由が言えなくなっているという状況だ。選択的夫婦別姓を拒む理由として政府が唯一挙げているのは、「国民の間にさまざまな意見がある」だ。さまざまな意見があるなら、同姓、別姓を自由に選択できる選択的夫婦別姓を導入するのに何の不都合があるのか。さまざまな意見があると言いながら、同姓を強制する現行制度にしがみつくのに、どういう道理があるのか。同性婚の法制化について、「社会が変わってしまう」という答弁があった。しかし、社会はもう変わっている。報道各社の世論調査で、6割、7割が同性婚の法制化に賛成という答えをしている。変わってしまうと恐れているのは、自民党の一部の議員だけになっている。野党として法案を提出してきたけれども、与党の方々とも最大限連帯して、そして超党派で実現するために力を尽くしていきたい。

▼国民民主党男女共同参画推進本部長・矢田わか子前参議院議員
 政府は、旧姓使用のダブルネームで、パスポートやマイナンバーに2つの名前を記載してそれで終わりにしようとしている。でも、旧姓はパスポートに記載しても国境を越えない。国際機関で働く方々は違和感があると、おっしゃる。技術者の方々が特許や知的財産を求めても、結婚した時に取り直しをしないといけないと。それが女性のキャリアを阻む要因の一つとなっている。マイナンバーに旧姓を書いたことで、190億使った。家族主義という名のもとに。進まないことに対してもう待ったなしの状況だ。国民民主党も、公約に掲げてきており、立憲民主党や野党、そして、公明党の理解ある方々とともに、何とか突破すべく頑張っていきたい。



▼日本維新の会ダイバーシティ推進局事務局長・金村龍那衆議院議員
 維新版選択的夫婦別姓(通称使用)は、皆さま方にとっては満足のいくレベルではないかもしれない。ただ、これだけ長く国会で議論してしまった以上、満足のいくレベルではなく、ある程度、納得できるレベルからしっかりとスタートさせていく、そういったところの推進力を担っていくのも、新しい政党である日本維新の会が、担っていける役割なのかもしれない。国会の議論を終わらせて、今を生きている人たちが困難を抱えずに、しっかりと自分らしく生きていける、その1つが選択的夫婦別姓である。しっかりと党内でも声を上げていきたい。



▼れいわ新選組共同代表・櫛渕万里衆議院議員
  家族やそれぞれの人生の多様化をしっかり支える合理的な制度設計が望まれている。日本は30年間、一切経済成長していない、賃金が上がらない、しかも少子化はどんどん進行している。この遅れの象徴の一つが、選択的夫婦別姓が導入されていない、女性の権利が向上していないことだ。96年に法制審が答申を出して以来27年も経っている。ここまで遅れてきている状況に私たちはしっかりと声を上げて、本当に今こそ超党派で実現を目指すということに最大限アクセルを踏みたいと思っている。





▼ゲスト挨拶 作家 沖藤典子さん
 最近、『「父の支配」を乗り越えた時 娘と名字』という本を書きました。なぜ書いたかというと、2015年の民法750条を合憲判断した最高裁判決への怒りでした。判決の夜からパソコンを打ち始めて、この本を書きあげました。なぜならば、私は、妻の姓を名乗っている5%の側で、そのことで、どれほど世間のひんしゅくを浴び、夫は、長男のくせして養子に行くのか、と言われました。1960年頃の話です。悲しみ、怒りを背負って生きてきている人間がいるということを訴えずして私は死ねないと思いました。
 私の父は、1949年、戦後初の統一地方選挙で革新政党から出た町会議員でした。政治的意識は革新でも、女性の生き方、家父長意識、男権意識、これは非常に根深いものがありました。私は犠牲者とまではいわないけれど、その父に愛されたいと思って子どものころは立っておしっこの練習をしたほどでした。大きくなったら男になろうと思っていました。そういう女の子がいたということを是非とも知った上で、この別姓問題を考えていただければ幸いです。

        
  日本女性法律家協会の
  犬伏由子副会長
  連合の井上久美枝
  総合政策推進局長
  第3次別姓訴訟弁護団の
  野口敏彦弁護士



2021年10月13日


              いよいよ総選挙!
              選択的夫婦別姓を求める緊急院内集会

 mネットは、日本弁護士連合会の共催により、参議院議員会館で10月13日、「いよいよ総選挙!選択的夫婦別姓を求める緊急院内集会」を開催しました。
 民法改正を求める市民や、国会議員、メディア関係者など120人が参加しました。

集会をYouTubeでご覧になれます。
いよいよ総選挙!選択的夫婦別姓を求める緊急院内集会

 各党・各会派を代表して、立憲民主党、日本維新の会、公明党、共産党、国民民主党、社会民主党、沖縄の風、碧水会、れいわ新選組が挨拶しました。

▼立憲民主党代表・枝野幸男衆議院議員
 自民党の中に賛成の方がいても、党の公約には一言もない。今の政権 が続いている限り、選択的夫婦別姓は実現しないということを自民党自 身が示した。立憲民主党は選択的夫婦別姓を実現するために、政権を代 えることを高く掲げてこの総選挙に臨む。私自身が先頭に立つ政権選択 選挙で、国民の皆さんに選択的夫婦別姓を実現しようという1票を投じ ていただけるというのは、私自身にとっても感慨無量。何としても結果 を出して、この総選挙後にようやく動き出すということを皆さんと分か ち合いたい。全力で頑張ることを約束する。


▼公明党副代表・古屋範子衆議院議員
 公明党はマニュフェストにも掲げて、党の法務部会で議論している。 アイデンティティの問題、男女共同参画実現のためにも、選択的夫婦別 姓を実現すべき。通称使用では海外に行ったときに不便があると聞いて いる。少子社会であり、両家の氏を継ぐために事実婚の方からも切実な 声も聞く。粘り強く頑張る決意だ。





▼日本維新の会幹事長代理・足立康史衆議院議員
 わが党は、制度が実現していないことで不便を被っている方々の不便 を解消することを最優先に考えている。100%の別氏はできない。選 択的夫婦別氏制度ができるのは政権交代してから。枝野さんが総理にな ったらできるが、総理になるのは無理じゃないか。枝野さんは自民党と いうキャッチャーが取れないボールを投げている。剛速球。私たちは自 民党でも取れそうなボールを投げる。それが維新版選択的夫婦別姓。併 記ではない。自民党の旧姓併記は最悪。維新は旧姓使用公証化で、氏の 使用を制限する。第一歩としてそれをやるべきだ。

▼共産党委員長・志位和夫衆議院議員
 自民党の中で個人的には選択的夫婦別姓に賛成という方がトップにな っても結局は実現されない。岸田さんが首相になって、岸田さん自身も 自民党内で「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」の呼びか け人だった。ところが首相になったら「引き続き議論する」と言う。私 は昨日の代表質問で岸田さんに、「引き続き議論する」と言うけれども、 党の政調会長に選択的夫婦別姓制度の反対の急先鋒に立つ方をつけてい るじゃないか、いったいやる気があるのかないのかと聞いたら、結局、 「引き続き議論する」という答えだ。2代にわたって個人的には賛成の方 がトップについても結局、党の意見としては変わらない。こういう状況 を突破するにはやはり政権交代しかない。今度、共産、立民、社民、れ いわの野党4党で共通政策を結び、その中に選択的夫婦別姓の実現が入 っている。総選挙で政権交代が実現したら選択的夫婦別姓はすぐにでも 実現する。

▼国民民主党男女共同参画推進本部長・矢田わか子参議院議員
 自民党の中で個人的には選択的夫婦別姓に賛成という方がトップにな っても結局は実現されない。岸田さんが首相になって、岸田さん自身も 自民党内で「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」の呼びか け人だった。ところが首相になったら「引き続き議論する」と言う。私 は昨日の代表質問で岸田さんに、「引き続き議論する」と言うけれども、 党の政調会長に選択的夫婦別姓制度の反対の急先鋒に立つ方をつけてい るじゃないか、いったいやる気があるのかないのかと聞いたら、結局、 「引き続き議論する」という答えだ。2代にわたって個人的には賛成の方 がトップについても結局、党の意見としては変わらない。こういう状況 を突破するにはやはり政権交代しかない。今度、共産、立民、社民、れ いわの野党4党で共通政策を結び、その中に選択的夫婦別姓の実現が入 っている。総選挙で政権交代が実現したら選択的夫婦別姓はすぐにでも 実現する。

▼社民党党首・福島みずほ参議院議員
 1980年代に多くの人たちと参議院法制局に通って選択的夫婦別姓 の法制化を求めることを一生懸命やっていた。今まで本当に実現しなか ったが、今、また機運が満ちていて近未来、選択的夫婦別姓法制化を皆 さんたちと一緒に実現していきたいと思っている。通称使用では限界が ある。通称使用では戸籍名がある限りどうしても解決がつかない。事実 婚は法定相続人になれない、控除が認められないなどの問題がある。み んなで力を合わせて選択的夫婦別姓の立法を実現していきたい。



▼沖縄の風代表・伊波洋一参議院議員
 沖縄の風は、法務委員会での大臣所信では、必ず選択的夫婦別姓につ いて質問している。今年4月8日には、沖縄の風として上川陽子前法相に も要請した。岸田首相は、特技として「聞く力」を強調しているが、法 制審議会が答申し、46年も前から国会請願が提出されているが、その声 に耳をふさいできた。同じように、辺野古新基地建設反対の沖縄県民の 声にも背を向けてきた。岸田首相の「聞く力」に期待するわけにはいか ない。選択的夫婦別姓の実現も、新基地建設中止も政権交代しかない。 総選挙は負けられない闘いだ。

▼碧水会代表・嘉田由紀子参議院議員
 選択的夫婦別姓で家族が壊れるという反対の声があるが、今の日本の 家族は本当に難しい。日本が過去30年、本当に出遅れた。GDPは上が らず、実質賃金は下がっている。この源は、女性参画ができていないこ と。女性だろうが男性だろうが、一人一人を大事にして、一人ずつが独 立した精神を保つこと。その中の1つがせめて結婚のとき姓くらい選ば せてということ。選ぶことができない先進国はない。今の日本は経済も 政治も停滞している。国際的にガラパゴス化した源が女性を一人前に認 めないことだ。


▼れいわ新選組代表代理 渡辺照子様
 選択的夫婦別姓を認めないのは日本国憲法13条、14条、24条に 反するものだ。なんとしても選択的夫婦別姓を通したいと思っている。 れいわ新選組は、どんな人も生きていてよかったという社会を目指して いる。通称使用があればいいと言うが、名前は人格を表す。通称使用と いうことが、改姓することが不便だということの表れにほかならない。 もう世論は十二分に形成している。






選択的夫婦別姓を求める要望書



2020年2月27日

民法改正は与野党の枠を超えて!
選択的夫婦別姓を求める院内集会

 
 mネットは2月27日、衆議院第二議員会館で「民法改正は与野党の枠を超えて!選択的夫婦別姓を求める院内集会」を開催しました。民法改正を求める市民や弁護士、国会議員、メディア関係者など210人が参加しました。
 立命館大学教授の二宮周平さんが講演を行った後、、各党・各会派を代表して、立憲民主党、国民民主党、公明党、共産党、社民党、沖縄の風が挨拶しました。また、集会の賛同団体から、選択的夫婦別姓を求める要望書を各党代表に手渡しました。
 
 さらに、連合、女性税理士連盟、第二次夫婦別姓訴訟原告・代理人から法改正を求める発言がありました。
 最後に、日本弁護士連合会の原田直子副会長が、「この世論の盛り上がりは、国会に対する働きかけと同時に、やっぱり裁判官も人で、裁判所に影響を及ぼすというふうに思っている。日弁連も自分たちの問題としてこの問題に取り組んでいきたい。」と、閉会挨拶をしました。

立命館大学教授
二宮周平さん
立憲民主党代表
枝野幸男衆議院議員
国民民主党代表
玉木雄一郎衆議院議員
公明党副代表
古屋範子衆議院議員
日本共産党委員長
志位和夫衆議院議員
社会民主党党首
福島みずほ参議院議員
沖縄の風代表
伊波洋一参議院議員
連合総合政策推進局
井上久美枝総合局長
全国女性税理士連盟
毛利麻子会長
第二次夫婦別姓訴訟
野口敏彦弁護士
第二次夫婦別姓訴訟
立川原告、山崎精一さん
日本弁護士連合会
原田直子副会長
【賛同団体】
mネットまちだ、均等アクション21、国民民主党、ジェンダーと制度研究会、ジェンダー平等をすすめる教育全国ネットワーク、社会民主党全国連合、シャキット富山35、出版労連出版女性会議、女性差別撤廃条約実現アクション、すぺーすアライズ、全国女性税理士連盟、全国ユニオン女性委員会、選択的夫婦別姓を実現する会・富山、選択的夫婦別姓の会・富山(ななの会)、日本共産党ジェンダー平等委員会、日本キリスト教人矯風会、日本女性差別撤廃条約NGOネットワーク(JNNC)、日本女性法組合総連合会、八王子手をつなぐ女性の会、夫婦同姓・別姓選択制の早期実現を求める会・広島、夫婦別姓選択制の実現をめざす−あいち別姓の会、夫婦別姓選択制をすすめる会、ふぇみん婦人民主クラブ、別姓訴訟を支える会、別姓を考える会、北京JAC、結の会 
                                (29団体 あいうえお順)

◇参加した国会議員は以下のとおりです。

【議員】 49人
自由民主党井出庸生議員、小倉將信議員、木村弥生議員
三宅伸吾議員
立憲民主党枝野幸男議員、阿部知子議員、池田真紀議員、大河原雅子議員、
大串博志議員、逢坂誠二議員、高木錬太郎議員、西村智奈美議員、
本多平直議員、山内康一議員、山花郁夫議員、横光克彦議員
吉田統彦議員
石川大我議員、打越さく良議員、岸真紀子議員、田島麻衣子議員
福山哲郎議員、眞山勇一議員
国民民主党玉木雄一郎議員、浅野哲議員、源馬謙太郎議員、小宮山泰子議員
屋良朝博議員
田名部匡代議員、田村まみ議員、徳永エリ議員、矢田わか子議員
公明党古屋範子議員
安江伸夫議員
日本共産党志位和夫議員、畑野君枝議員
伊藤岳議員、紙智子議員、吉良よし子議員、倉林明子議員
山添拓議員
社会民主党福島みずほ議員
日本維新の会串田誠一議員
梅村みずほ議員、音喜多駿議員
沖縄の風伊波洋一議員、良鉄美議員
碧水会ながえ孝子議員
無所属芳賀道也議員

【秘書】 53人 (議員と秘書、秘書複数出席あり)
自由民主党阿部俊子議員、小里泰弘議員、木村弥生議員、野田聖子議員
立憲民主党石川香織議員、大河原雅子議員、尾辻かな子議員、櫻井周議員
佐々木隆博議員、高井崇志議員、辻元清美議員、本多平直議員
道下大樹議員、山尾志桜里議員、山花郁夫議員、横光克彦議員
吉田統彦議員
石川大我議員、石橋通宏議員、岸真紀子議員、福山哲郎議員
国民民主党泉健太議員、大島敦議員、屋良朝博議員
古賀之士議員
公明党大口善徳議員、太田昌孝議員、高木美智代議員、古屋範子議員
矢倉克夫議員
日本共産党志位和夫議員、畑野君枝議員、宮本徹議員
岩渕友議員、吉良よし子議員、倉林明子議員、小池晃議員
田村智子議員、山添拓議員
沖縄の風伊波洋一議員、良鉄美議員
碧水会嘉田由紀子議員
無所属小西洋之議員、寺田静議員、芳賀道也議員

選択的夫婦別姓を求める要望書



2019年6月6日

選択的夫婦別姓に賛成の議員を増やそう!
民法改正を求める院内集会 6月6日

 mネットは、参議院議員会館で6月6日、「選択的夫婦別姓に賛成の議員を増やそう!民法改正を求める院内集会」を開催しました。民法改正を求める市民や弁護士、国会議員、メディア関係者など123人が参加しました。

▼日本弁護士連合会の原田直子副会長
 この問題は、人の尊厳に関わる問題だ。古い家制度とか、地縁血縁の関係では、今までと違う自分にならなければいけないような状況に追い込まれるということも、選択的夫婦別姓を求めてきた大きな力ではないかと思う。野党が、この夏の最重点課題として取り組んでいただくことで、本当に実現する大きなチャンスではないかと思う。日弁連もみなさんと一緒に頑張っていきたい。

 各党・各会派を代表して、立憲民主党、国民民主党、共産党、沖縄の風が挨拶しました。

▼立憲民主党代表・枝野幸男衆議院議員
 女性の社会参加を阻んでいる壁は山ほどあるが、その壁の中で、簡単に取り除くことができるのが夫婦別姓問題ではないか。これすら実現ができないのに、女性が輝く社会だとか、ちゃんちゃらおかしい。少子化の背景にあるのは、性別役割分担の古い概念が余りにも残っていることだ。この夏の闘いが、大きな前進をするチャンスだ。立憲民主党は、この夏の政治決戦の最重点政策の一つに選択的夫婦別姓の実現を掲げて、力強く前に進んでいきたい。国会の議席構造を大きく変えていきたい。

▼国民民主党男女共同参画推進本部長・徳永エリ参議院議員
  昨年の通常国会で、政治分野における男女共同参画推進法が通った。北海道の江別という町は女性議員の割合が48%になった。議会の雰囲気がガラッと変わった。女性の声が、政策に反映される環境が整いつつある。選択的夫婦別姓が、一気に進んでいく、そんな機運が高まっている中に、国会は何をやっているんだと言う状況にある。国民民主党は選択的夫婦別姓を実現することを政策に入れさせていただいた。参議院選挙の最重点政策でしっかりといきたい。   

▼共産党委員長・志位和夫衆議院議員
 今の制度は、個人の人格の象徴である氏名を強制的に変えさせられる、個人の尊厳に反した法制だ。そして、同姓カップルと別姓カップルを差別する点で、法の下の平等に反する法制だ。さらに、96%の女性が変える事を余儀なくされるのは、両性の平等に反する。二重三重に憲法に反する。多様な婚姻、家族、姓をお互いに尊重する社会であってこそ個人の尊厳が保障される社会だ。党としても、個人の尊厳とジェンダー平等を政策の柱に据え、その中に選択的夫婦別姓を位置づけ、選挙戦の大きな争点として訴えていきたい。

▼沖縄の風代表・糸数慶子参議院議員
 (別姓反対派は)家族の一人一人が大切というより、家族という共同体が大切という考え方だ。国全体のために沖縄が切り捨てられる構造と重なる。選択的夫婦別姓を求めると、家族が崩壊する、とバッシングを受ける。沖縄でも、基地負担は国全体で考えるべきとか、基地建設反対を訴えると、批判される。日本会議系の安倍首相のもとで民法改正は絶望的だ。来る参議院選挙では、個人を大事にする、家族や夫婦の多様性を大事にする政策を掲げる候補に1人でも多く当選していただきたい。

▼別姓訴訟弁護団長・榊原富士子弁護士
 2015年の最高裁判決は同氏の意義を説いていた。そのこと自体は全く否定しない。同じ氏で仲良くすることは価値があると思う。けれども、そうでない事情のある方には別の選択肢が欲しいということを裁判で訴えている。通称使用でしのげるじゃないかと最高裁は言った。今年11月からマイナンバーカードに併記することで進んだが、パスポートでは難航している。旧姓併記の住民票、マイナンバーカードと言っても、国内・内向きの政策で、膨大な税金かけて、通称に勤しんでいるという悲しい思いをしている。

▼夫婦別姓確認訴訟・竹下博將弁護士
 現行法の下でも、例外的に別姓のままで結婚できることを確認する訴訟で、ニューヨーク州で結婚した日本人夫婦が原告。1年前の6月、東京地裁に提訴した。訴えたいことは、外国で結婚した日本人夫婦で、夫婦の氏を決めない方が実際にいる。そうするとそのままでは、国は結婚したことを把握できない、そのような状況が果たしていいのかが問われている。年内にも結審が見込まれ、早ければ年内に判決もありうる。

▼第二次別姓訴訟・立川の原告(男性)
 私は妻と事実婚で10年くらいになる。今まで結婚と離婚を繰り返している。自分の子どもが生まれるとき結婚し、1か月後に外した。それから、配偶者特別控除が12月31日付で計算されるので、12月27日に婚姻届を出して、1月4日に別れるということを何回もした。繰り返しているが、好きでやっているわけではない。通称使用が広がっているが、根本を変えないと問題は解決しない。ぜひご協力をお願いしたい。

▼第二次別姓訴訟・立川の原告(女性)から
 2001年に結婚式を挙げ、法改正されたら届出をしようという約束で結婚生活をスタートさせた。私たちは子どもを持つことができたが、改正されない中で破談したカップルもいるし、子どもを持つことをあきらめたカップルもたくさんいた。政治の責任は大きいと痛感する。選択的夫婦別姓、名前を変えずにそのまま結婚したいという、それだけ。法的に結婚したい、親子になりたい家族であると知っていただきたい。

 このほか、選択的夫婦別姓を実現する会・富山が、国会請願を出席議員に手渡し、選択的夫婦別姓・全国陳情アクションから活動の紹介をしていただきました。

◇参加した国会議員は以下のとおりです。

【議員】 21人
自民党木村やよい議員
立憲民主党枝野幸男議員、尾辻かな子議員、大河原雅子議員、
辻元清美議員、宮川伸議員、真山勇一議員、山花郁夫議員
国民民主党徳永エリ議員
共産党志位和夫議員、笠井亮議員、畑野君枝議員、
藤野保史議員、宮本徹議員
吉良よし子議員、仁比聡平議員
社民党福島みずほ議員
希望の党井上一徳議員
沖縄の風糸数慶子議員、伊波洋一議員
社会保障を立て直す国民会議井出庸生議員
【秘書】 23人 (議員と秘書、秘書複数出席あり)
自民党野田聖子議員
立憲民主党大河原雅子議員、佐々木隆博議員、辻元清美議員、
本多平直議員、松田功議員
国民民主党泉健太議員
森ゆうこ議員、矢田わか子議員
公明党大口善徳議員
共産党志位和夫議員、笠井亮議員、高橋千鶴子議員
畑野君枝議員、藤野保史議員
岩渕友議員、吉良よし子議員、倉林明子議員
田村智子議員、仁比聡平議員
自由党森ゆうこ議員
沖縄の風糸数慶子議員、伊波洋一議員
無所属柚木道義議員
        最後に、集会アピールを満場一致で採択しました。

【集会アピール】



2018年3月8日

   いつまで待たせる民法改正!
   選択的夫婦別姓を求める院内集会

 mネットは、衆議院第二議員会館で3月8日、「いつまで待たせる民法改正!選択的夫婦別姓を求める院内集会」を開催しました。民法改正を求める市民や弁護士、国会議員、メディア関係者など148人が参加しました。
 院内集会を共催した日本弁護士連合会の横山幸子弁護士(両性の平等に関する委員会委員長)が、開会の挨拶を行いました。
 各党・各会派を代表して、立憲民主党、民進党、希望の党、公明党、共産党、社民党、沖縄の風が挨拶しました。
▼立憲民主党代表▼民進党男女共同参画推進本部長
 枝野幸男衆議院議員 徳永エリ参議院議員
  
▼希望の党政策調査会長代理▼公明党女性委員会副委員長
 井出庸生衆議院議員 佐々木さやか参議院議員
  
▼共産党委員長▼社民党副党首
 志位和夫衆議院議員 福島みずほ参議院議員
  
▼沖縄の風代表
 糸数慶子参議院議員
 
◆講演を行った立命館大学教授のtd>◆第二次夫婦別姓訴訟で弁護団長を務める
 二宮周平さん 榊原富士子さん
  


◇参加した国会議員は、自民党1人、立憲民主党6人、民進党6人、希望の党2人、公明党1人、共産党5人、社民党1人、沖縄の風2人の計4人で、秘書は与野党から42人の参加がありました。

最後に、mネットまちだ代表の中西佳代子さんがアピールを読み上げ、満場一致で採択しました。

  いつまで待たせる民法改正!選択的夫婦別姓を求める院内集会アピール




2017年6月8日

      
      

 mネットは、参議院議員会館で6月8日、「最高裁判決と国会不作為 を問う!選択的夫婦別姓を求める院内集会」を開催しました。民法改正 を求める市民や弁護士、国会議員、メディア関係者など、86人が参加 しました。

 主催者を代表してmネット呼びかけ人である打越さく良弁護士が挨拶 をしました。

 また、夫婦別姓訴訟で弁護団長を務めた榊原富士子弁護士が、最高裁 判決の解説のほか、関わってきた夫婦の氏に関する裁判について報告を 行いました。

 各党を代表して、民進党、公明党、共産党、自由党、社民党、沖縄の 風が挨拶しました。

▼民進党政務調査会長・大串博志衆議院議員
 私たちの党は、綱領の中に、全ての皆さんに居場所と出番のある共生 社会を目指す社会像を掲げている。多様性の認められる社会を作ってい くのは趨勢である。選択的夫婦別姓制は政権公約にも書き、法案提出も 10回を超える国会に提出している。なかなかできず残念でならないが、 皆さまのこの大きな力のうねりをいただきながら、国会の中で通してい けるようにしていきたい。政治分野における男女同数を目指していく法 案が止まっているが、しっかり進んでいけば、このような夫婦別姓も大 きく進むと思う。



▼公明党法務部会長・國重徹衆議院議員
 公明党は、性的マイノリティーの方々を含め、それぞれが自分らしい 生き方ができる社会こそが本当の意味での豊かな社会という観点から選 択的夫婦別姓についても一貫して推進をしてきた。形式上平等にはされ ていても、実質的には女性の権利が狭められている実態がある。こうい ったことをしっかりと改善していかないといけない。一方で、私どもの 力不足もあって、選択的夫婦別姓の合意が多数派を形成できていない。 今できることを100か0かではなく、できることを一歩一歩進めてい くことも重要。マイナンバーカードの旧姓併記を平成30年度以降に速 やかに実現できるようシステムの改修などに着手している。パスポート についてもハードルを下げ、旧姓併記ができるよう平成31年度の制度改 正に向けた検討をスタートしている。仕事上のハードルになっていた銀 行口座での旧姓使用が金融機関によって認められなかったが、関係省庁 から働きかけることになっている。選択的夫婦別姓の実現に向けて、よ りいっそう取り組んでいきたい。

▼共産党女性委員会副責任者・畑野君枝衆議院議員
 最高裁が国の議論に委ねたわけだから、国の不作為は本当に問われる、 と私は質問をしてきた。それで、当時の岩城光英法務大臣が、「様々な 意見が国民の中にあったほか、与党内においても異論があったことなど から、法案提出には至らなかった」と答弁した。つまり、最大の敵は与 党、もっと言うと、日本会議にあるということは皆さんご存知の通りだ。 国連に言われたら困ると言って逃げているわけだが、選択的夫婦別姓の 問題も早く国会で解決をして、堂々と国連とも連携していくように頑張 りたい。



▼自由党幹事長・玉城デニ―衆議院議員
 私は母子家庭で成長してきたので、女性が社会で活躍をするというこ とは、至極当然という環境で育ってきた。当然個人の権利として求めら れるもの、保障されるもの、これが日本国においてももちろん認められ るべきである。(国連からの)度重なる勧告にも一切従わないという、 本当にこの国の政治の責任を痛感する1人として、これではいけないな と本当に思う。お互いがそれぞれの姓を選択する自由を勝ち取る。本当 に大きな社会の中での大切な個人であり、夫婦の間でも話し合われるべ きだと思う。皆さんのこの活動が、立法府の責任を求められているので あれば、私たちも協力して個人の尊厳をしっかり勝ち取っていく行動に つなげていきたい。



▼社民党党首・吉田忠智前参議院議員
 昨年、院内集会で挨拶をさせて頂いてから1年、一歩も進んでいない ことに社民党として大変申し訳なく思っている。これを進めない安倍政 権の不誠実な対応に憤りを持ち、皆さんとともに抗議をしたいと思う。 与党の公明党も推進派ですから、公明党と、社民党、共産党、民進党、 自由党がしっかり連携・協力をしながら、周到に戦略的に選択的夫婦別 姓の実現に向けてしっかり取り組んでいく必要があると思っている。社 民党は、これからも早期の実現に向けて全力をあげていく決意だ。




▼沖縄の風代表・糸数慶子参議院議員
 政府は、「我が国の家族の在り方に深くかかわる問題であり、国民の 間にさまざまな意見があるので、国民的な動向をふまえながら、慎重に 検討する」と否定的な見解を示している。しかし、それは、民法改正し ない理由にはならない。女性差別撤廃委員会の日本政府審査で、選択的 夫婦別姓は二度もフォローアップの対象となった。安倍首相は、選択的 夫婦別姓の反対運動を主導してきたといっても過言ではない。彼が目指 す明治時代の家を中心とした制度は、女性たちを徹底的に排除し、差別 したそのうえに築かれていたといった。沖縄の風は、選択的夫婦別姓の 実現、女性差別撤廃のために、徹底して頑張っていきたい。

 このほか、社民党の福島みずほ参議院議員と沖縄の風の伊波洋一議員が参加しました。

◇参加した国会議員は以下のとおりです。
【議員ほか】 8人
(民進党)大串博志議員
(公明党)國重 徹 議員
(共産党)畑野君枝議員
(自由党)玉城デニ―議員
(社民党)吉田忠智前議員、福島みずほ議員
(沖縄の風)糸数慶子議員、伊波洋一議員

【秘書】 20人 (議員と秘書、秘書複数出席あり)
(自民党)野田聖子議員
(民進党)岡本充功議員、郡 和子議員
辻元清美議員、西村智奈美議員、山尾志桜里議員
古賀之士議員
(公明党)漆原良夫議員、大口善徳議員
矢倉克夫議員
(共産党)梅村さえこ議員、畑野君枝議員、藤野保史議員
倉林明子議員、仁比聡平議員
(社民党)照屋寛徳議員
(無所属)糸数慶子議員、伊波洋一議員

 最後に、mネットまちだ代表の中西佳代子さんがアピールを読み上げ、 満場一致で採択しました。

          最高裁判決と国会の不作為を問う!選択的夫婦別姓を求める院内集会アピール

(集会賛同団体)
日本女性差別撤廃条約NGOネットワーク(JNNC)
mネットまちだ
家族法改正を実現する法律家の会
ぎふ別姓の会
ジェンダー平等をすすめる教育全国ネットワーク
社会民主党全国連合女性青年局
シャキット富山35
すぺーすアライズ
選択的夫婦別姓を実現する会・富山
日本共産党女性委員会
日本キリスト教婦人矯風会
日本婦人団体連合会
夫婦同姓・別姓選択制の早期実現を求める会・広島
夫婦別姓選択制の実現をめざす−あいち別姓の会
夫婦別姓選択制をすすめる会
ふぇみん婦人民主クラブ
別姓を考える会
結の会




2016年4月13日

   

 mネットは、参議院議員会館で4月13日、 選択的夫婦別姓実現キャンペーン「法制審答申から20年、民法改正を求める院内集会」を開催しました。 民法改正を求める市民や弁護士、国会議員、メディア関係者など107人が参加しました。




 mネットから民法改正をめぐる動きについて説明した後、 夫婦別姓訴訟の原告の一人であった小國香織さんが挨拶をしました。
 小國さんは、「判決が出た後、かなり落ち込んだ。政治に失望しているから司法に訴えざるを得なかった。 それが再び政治に投げ返されたとは、かなり落胆したが、 やはり政治の世界で実現して頂くしか今は方法がないので、ぜひ政治家の方々にお願いしたい。 また、これまで裁判を支えてくださった方、支援者の方々には厚く御礼を申し上げたい」と発言しました。



各党を代表して、民進党、公明党、共産党、社民党が挨拶しました。

      
民進党政務調査会長・山尾志桜里衆議院議員公明党法務部会長代理・矢倉克夫参議院議員
      
共産党法務部会長・仁比聡平参議院議員社民党党首・吉田忠智参議院議員

 このほか、公明党の國重徹議員、共産党の清水忠史議員及び畑野君枝議員、 社民党の福島みずほ議員が発言しました。
    

◇参加した国会議員は以下のとおりです。

【議員】 12人
(民進党)逢坂誠二議員、郡 和子議員、西村智奈美議員、山尾志桜里議員
(公明党)國重 徹 議員
矢倉克夫議員
(共産党)清水忠史議員、畑野君枝議員
田村智子議員、仁比聡平議員
(社民党)福島みずほ議員、吉田忠智議員
  
【秘書】 17人 (議員と秘書、秘書複数出席あり)
(自民党)櫻田義孝議員、野田聖子議員
(民進党)郡 和子議員
小西洋之議員、桜井 充 議員、徳永エリ議員
(公明党)國重 徹 議員
(共産党)清水忠史議員、畑野君枝議員
倉林明子議員、小池 晃 議員、田村智子議員、仁比聡平議員
(社民党)福島みずほ議員
(無所属)糸数慶子議員
 
 また、別姓訴訟弁護団の早坂由起子弁護士は、最高裁判断の解説のほか、 都内の高校教諭が原告となって通称使用裁判を始めたことなどを報告しました。
 mネットからは、来る参議院選挙で、選択的夫婦別姓に賛成の候補者を、 政党を問わず応援する参議院選挙プロジェクトへの協力をお願いしました。
 最後に、mネットまちだ代表の中西佳代子さんがアピールを読み上げ、満場一致で採択しました。

法制審答申から 20 年、民法改正を求める院内集会 アピール

(集会賛同団体)
日本弁護士連合会
日本女性差別撤廃条約NGOネットワーク(JNNC)
mネットまちだ
「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワーク
認定NPO法人ウィメンズ・アクション・ネットワーク(WAN)
家族法改正を実現する法律家の会
ぎふ別姓の会
「婚外子」差別に謝罪と賠償を求める裁判を支援する会
ジェンダーと制度研究会
社会民主党全国連合女性青年局
シャキット富山35
すぺーすアライズ
世界女性会議岡山連絡会
全国司法書士女性会
選択的夫婦別姓を実現する会・富山
選択的夫婦別姓の会・富山(ななの会)
全労協女性委員会
男女平等をすすめる教育全国ネットワーク
日本共産党女性委員会
日本キリスト教婦人矯風会
日本婦人団体連合会
“人間と性”教育研究協議会
八王子手をつなぐ女性の会
反差別国際運動(IMADR)
夫婦同姓・別姓選択制の早期実現を求める会・広島
夫婦別姓選択制の実現をめざす−あいち別姓の会
夫婦別姓選択制をすすめる会
ふぇみん婦人民主クラブ
別姓訴訟を支える会
別姓を考える会
北京JAC
民法と戸籍を考える女たちの連絡会(みこれん)
                (32団体)


2015年4月2日



 参議院議員会館で4月2日、mネットが「いよいよ憲法判断へ!!民法改正の早期実現 を求める院内集会」を開催し、民法改正を求める市民や弁護士、国会議員など191人 が参加しました。





開会挨拶 道あゆみさん
日弁連両性の平等に関する委員会副委員長




▼民主党幹事長・枝野幸男衆議院議員
 15年も出しながら進まないことが残念かつ申し訳なく思っている。最高裁が憲法判 断をする状況で、この問題が動き出しうる状況が作られている。みなさんの国会の外 でのうねりと連動しながら今度こそ廃案とならないようにがんばっていきたい。







▼公明党法務部会長・遠山清彦衆議院議員
 最高裁の大法廷回付を受けて、山口代表から裁判所に言われてから動くのではな く、自主的に政治的合意を作る積極性が重要だと指摘をさせていただいている。みな さまと一緒になって同じ目標に向かってがんばる決意だ。



▼社民党党首・吉田忠智参議院議員
 安倍政権だからそう簡単なことではないが、自民党議員の中でも過半数が本音をい えば賛成ではないか。できるだけ早く議員立法を提出すべきだと思っている。







▼共産党法務部会長・仁比聡平参議院議員
 今では世界唯一になってしまった夫婦同氏の強制というこの法制を残していいのか という思いが最高裁大法廷回付という決断にも表れている。国会の不作為が問われて いるのだから、私たち政治家の責任としてご一緒に力を合わせてがんばろう。




▼夫婦別姓訴訟弁護団長・榊原富士子さん
95年の婚外子の決定は、当事者もマスコミもみな違憲決定だと思っていたら、大法廷 で合憲決定が出た。これが、法改正を遅らせたという反省を最高裁判事がマスコミで 述べている。20年後に同じ間違いを繰り返さないだろうと期待している



▼夫婦別姓訴訟原告・小国香織さん
 名字は名前の一部で、結婚しても自分が自分であり続けることを示す重要なもの。 最高裁には賢明な判決を出してほしい。






 また、女性差別撤廃委員長に就任した林陽子さんや自民党の野田聖子議員から頂い たメッセージを披露しました。


 最後にアピールを採択し、参加者から参加議員に2万7千筆の請願署名を手渡しまし た。


いよいよ憲法判断へ!!民法改正の早期実現を求める院内集会アピール


◇参加した国会議員は以下のとおりです。

【議員】15人
(民主党)枝野幸男議員郡和子議員階猛議員辻元清美議員西村智奈美議員
江田五月議員神本みえ子議員
(公明党)遠山清彦議員
(共産党)梅村さえこ議員清水忠史議員畑野君枝議員
仁比聡平議員
(社民党)福島みずほ議員吉田忠智議員
(無所属)糸数慶子議員
  
【秘書】27人(議員と秘書、秘書複数出席もあり)
(自民党)野田聖子議員
(民主党)辻元清美議員山尾志桜里議員郡和子議員阿部知子議員
林久美子議員小川敏夫議員田城郁議員
(公明党)大口善コ議員遠山清彦議員
矢倉克夫議員
(共産党)池内さおり議員斉藤和子議員清水忠史議員畑野君枝議員梅村さえこ議員
山下芳生議員仁比聡平議員田村智子議員
(社民党)福島みずほ議員
(維新の党)真山勇一議員
(無所属)糸数慶子議員行田邦子議員


(集会賛同団体)
mネットまちだ
特定非営利活動法人 アジア女性資料センター
「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワーク
家族法改正を実現する法律家の会
均等待遇アクション21
公人の性差別をなくす会
ジェンダーと制度研究会
社会民主党全国連合女性青年局
シャキット富山35
世界女性会議岡山連絡会
選択的夫婦別姓の会・富山(ななの会)
全国労働組合総連合女性部
男女平等をすすめる教育全国ネットワーク
日本共産党女性委員会
日本キリスト教婦人矯風会
日本婦人団体連合会
“人間と性”教育研究協議会
夫婦同姓・別姓選択制の早期実現を求める会・広島
夫婦別姓選択制の実現をめざす−あいち別姓の会
夫婦別姓選択制をすすめる会
(有)フェミニストカウンセリング堺
別姓訴訟を支える会
別姓訴訟を支える会・富山
別姓を考える会
ワーキング・ウーマン男女差別をなくす愛知連絡会
                (25団体)  

2014年11月11日



 参議院会館で11月11日、mネットが主催し、日本弁護士連合会が 共催した「選択的夫婦別姓実現キャンペーン キックオフ!院内集会」 を開催しました。民法改正を求める市民や弁護士、国会議員、メディア関係者など、105人が参加しました。

 開会挨拶では、日本弁護士連合会両性の平等に関する委員会の道あゆ み副委員長が、「現政権では女性の活躍推進を高らかにうたっている。 しかし、女性にとって真の意味で多様な選択が保障され、男女の関係が 豊かで対等なものとなる礎、法制度が準備されないかぎり、この社会に おいて、本当の意味で女性が活躍し、輝く環境を実現することは到底か なわないと思う」と挨拶しました。

 各党代表挨拶では、維新の党国会議員団女性局長・高橋みほ衆議院議員、民主党ネ クスト内閣府特命大臣・辻元清美衆議院議員、公明党法務部会長・遠山清彦衆議院議 員、生活の党・国会対策委員長・小宮山泰子衆議院議員、社民党副党首・福島みずほ 参議院議員、 共産党法務部会長・仁比聡平参議院議員が発言しました。
 参加を予定されていたみんなの党は国会日程の都合で欠席でした。
 その他、出席した共産党の田村智子議員も民法改正に取り組む決意を示しました。 また、夫婦別姓訴訟の弁護団長の榊原富士子さん、原告団長の塚本協子さんから、訴 訟の経緯や最高裁に託す思いなどについて話がありました。

◇参加した国会議員は以下のとおりです。

【議員】7人
(民主党)辻元清美議員
(維新の党)高橋みほ議員
(公明党)遠山清彦議員
(共産党)仁比聡平議員、田村智子議員
(生活の党)小宮山泰子議員
(社民党)福島みずほ議員
                    
【秘書】21人(議員と秘書、複数出席あり)
(自民党)野田聖子議員
(民主党)荒井聰議員、郡和子議員、階猛議員
牧山ひろえ議員
(維新の党)高橋みほ議員
真山勇一議員
(公明党)大口善徳議員、遠山清彦議員
佐々木さやか議員、矢倉克夫議員
(共産党)高橋千鶴子議員
倉林明子議員、仁比聡平議員
(みんなの党)行田邦子議員
(社民党)照屋寛徳議員
福島みずほ議員、吉田忠智議員
(無所属)糸数慶子議員

 最後に、夫婦別姓訴訟弁護団事務局長の打越さく良さんがアピールを 読み上げ、満場一致で採択し、終了しました。

         選択的夫婦別姓実現キャンペーン キックオフ!院内集会アピール文


2013年10月10日

                 

 憲政記念館講堂で10月10日、mネット主催、日本弁護士連合会の共 催で「民法改正実現を!国会の決断を求めるシンポジウム」を開催しまし た。民法改正を求める市民や弁護士、国会関係者など151人が参加しま した。
 第1部では、民法に関する裁判の原告の紹介や政党代表挨拶などを行い、 第2部では元最高裁判事や弁護士、家族法学者によるシンポジウムを行い ました。

 各党からは下記議員が代表挨拶をしました。生活の党は文書での挨拶で す。
民主党ネクスト法務大臣小川敏夫参議院議員
公明党國重 徹衆議院議員
みんなの党法務責任者真山勇一参議院議員
共産党法務部会長仁比聡平参議院議員
社民党前党首福島みずほ参議院議員
生活の党総合政策会議議長畑 浩治衆議院議員

>
開会挨拶(道あゆみさん)
日弁連両性の平等に関する委員会委員長
             原告の皆さんからの声
  住民票や戸籍の続柄裁判の経過と思いを語る田中須美子さん
政党挨拶
民主党 小川敏夫さん公明党 國重徹さんみんなの党 真山勇一さん
共産党 仁比聡平さん社民党 福島みずほさん 
 


 第2部のシンポジウムでは、元最高裁判所判事で弁護士の泉徳治さん、元法制審 民法部会身分法小委員会幹事で弁護士の吉岡睦子さん、立命館大学法学部 教授の二宮周平さん、弁護士の榊原富士子さんをシンポジストに、m ネットの坂本洋子がコーディネーターを務めました。
 二宮さんには相続差別規定が法律に盛り込まれた経緯や平等化への動き と今後の課題について、吉岡さんには法制審議会で議論されるまでの経緯 や議論の内容などについて、泉さんには相続分規定についての判例の概観 と司法の役割などについて、榊原さんには様々な裁判の経緯と意義につい てお話しいただきました。



コーディネーター
(mネット坂本)
シンポジスト
泉徳治さん
シンポジスト
吉岡睦子さん
シンポジスト
二宮周平さん
シンポジスト
榊原富士子さん
 
 



 10月10日のシンポジウムがメディアで紹介されました。
10月10日NHK「婚外子格差解消へ 法改正求めるシンポ」
10月11日しんぶん赤旗「民法改正の実現を 国会の決断求めシンポ」
10月18日しんぶん赤旗「民法の改正臨時国会で 婚外子の相続差別やめる」
10月30日社会新報「婚外子相続差別は憲法違反 今国会で早く民法改正を」



2013年3月8日

                  憲法24条、女性差別撤廃条約を遵守!
                     民法改正を求める院内集会を開催 3月8日

 衆議院第二議員会館で3月8日、mネットが主催し、日本弁護士連合会 が共催した「憲法24条、女性差別撤廃条約を遵守!民法改正を求める院 内集会」を開催しました。民法改正を求める市民や弁護士、国会議員、秘 書、メディア関係者など、およそ133人が参加しました。


 開会挨拶では、日本弁護士連合会副会長の小川恭子さんが、「弁護士は 裁判をするのが仕事。違憲訴訟について代理人になっているが、差別規定 は本来、裁判などの司法的救済でなされるのではなく、早急に立法府にお いて改正がなされるべき課題。これまで遅々として進まなかった民法改正 だが、本日の院内集会を契機に、このあたりで実を結ばせ、収穫の年とし ていく決意をみなさまと確認し合う、元気の出る集会にできればと思う」 と挨拶しました。



◆「家族と法―憲法24条の意義について」と題して、立命館大学法学部 教授の二宮周平さんが講演しました。二宮さんは、明治民法下で女性がど う扱われていたか、その状況を知っていた若いベアテ・シロタさんが憲法 24条のもととなる草案を書いたこと、日本国民が24条制定をどう受け止 めたかなどに触れ、「24条があったから民法が改正され、当時、世界で 最も男女平等が進んだと言われる民法が作られ、この改正案(96年法制 審答申)につながっている。ベアテさんの贈り物をわれわれは大切にしな ければならないと思う」と、話しました。


◆弁護士の大谷美紀子さんは、国際人権基準について解説しました。大谷 さんは「条約というのは国際社会の法律。入るかどうかは国に任されてい る。条約では、女性に対する差別となる国内法があれば、それを改正する のが国の義務と書かれている。民法750条は女性差別撤廃条約がいう差 別に当たると考えられており、委員会から何度も法律を改正するように言 われている」と話しました。





 各党の代表挨拶では、民主党、社民党、共産党、公明党の法務の政策責 任者が挨拶をしました。

▼民主党「次の内閣」ネクスト法務大臣の前川清成参議院議員
 2009年に大きなご期待で政権交代させていただいたにもかかわらず、 婚外子の相続差別の廃止程度のことでさえ実現できなかった。私たち民主 党が政権を失っても当然のことかなと思う。政権は勝ち取った時が最も推 進力がある。その時にどうしてやらなかったのか。マニフェストに書いて あるからということで、どうして押しきれなかったのか。最高裁の大法廷 に事件が回付される。もう待ったなしの状況ではないか。この婚外子の相 続分差別については、議員立法を提出するということは法務部門では決定 した。早ければ来週火曜日の次の内閣で議員立法登録をしたい。選択的夫 婦別姓に関しては、もしも私の肩書からネクストという文字が消えた時に は、いの一番に提出させていただきます。今は少数野党だが、いつの日か、 みなさま方との約束を実現するために、今は力をためたい。

▼社民党政策審議会長の吉田忠智参議院議員
 3年半前に政権交代後連立政権に入り、政策合意に盛り込まれていたの で、すぐに法案を出すべきだった。党首も閣内にいて努力したが、叶わな かった。政権に参画した社民党として大変申し訳なく思っている。自民党 が先の衆議院選挙で勝ったので厳しい状況になっているが、参議院で賛成 勢力が多数を占める状況を踏まえながら、我が党は長年関わってきた福島党首を中心に、みなさんとともに法改正に向けて全力で取り組んでいく決 意だ。




▼共産党参議院国対委員長の井上哲士参議院議員
 総選挙で自民党が大きく議席を伸ばし、夫婦別姓に反対の人が政権の中 枢に相当入った。内閣府の世論調査で、選択的夫婦別姓は必要ないとする 声が、必要とする声を僅かに上回ったということで、反対派の人たちが鬼 の首をとったように報道するということも起きている。15年前の調査で は賛成は13%、反対派66%だった。反対派の皆さんは家族の一体感が 損なわれるというが、96年の調査でも「家族の一体感」に影響ないと答 えたのは48.7%だった。今回の調査では59.8%、調査をやること に増えている。反対派の論拠は壊れてきている。いろんな誤解もある。こ うした世論を見据えながら、他の党のみなさんとも力を合わせながら実現 をしていきたい。

▼公明党法務部会長の遠山清彦衆議院議員
 選択的夫婦別姓については10年前から公約に掲げている。昨年12月、 再び政権与党に復帰させていただいた。数の上では圧倒的に自民党が多い 中での連立与党なので、正直申し上げ、簡単なことではないと思うが、公 約を掲げて政権に復帰したので、与党で反対する方を粘り強く説得しなが ら、一日も早く選択的夫婦別姓制度の導入にこぎつけたいと思う。




 このほか、夫婦別姓訴訟の弁護団長の榊原富士子さん、旧姓使用権裁判 の原告の宮脇隆志さん、住民票訴訟の原告の菅原和之さんから、裁判の経 緯や意義について話がありました。
 最後に、弁護士の打越さく良さんがアピールを読み上げ、満場一致で採 択し終了しました。

憲法24条、女性差別撤廃条約を遵守!民法改正を求める院内集会アピール


2012年9月5日

  

      立法不作為を問う!PART2民法改正を求める緊急院内集会
 衆議院第二議員会館で9月5日、mネットが主催し、 日本女性差別撤廃条約NGOネットワークが共催した「立法不作為を問う!PART2  民法改正を求める緊急院内集会」を開催しました。民法改正に取り組む国会議員や秘書40人を含む、 民法改正を待ち望む市民や弁護士、秘書、メディア関係者など143人が参加しました。
 集会に賛同した42団体を代表して、日本弁護士連合会の小川恭子副会長が挨拶しました。 小川副会長は、「民法改正は憲法上の要請。日弁連は職務上の氏名という、 婚姻前の氏など通称を職務上の氏名として弁護士名簿に登録できる制度を作った。 登録者は圧倒的に女性。しかし官庁や金融機関での使用に限界がある。 真正面から法律を改正しないといけない」と話しました。

*各党の代表挨拶は次のとおりです。(発言順)

◆民主党政調法務部門会議座長・小川敏夫衆議院議員
 民主党は、党内がばらばらなのと、連立を組む政党が公約で反対しているため、実現できない。 婚外子差別は違憲判決が出る前に立法的な解決をしなければならないが、 政治状況の中で実現していない。がんばって、実現したい。

◆社民党党首・福島みずほ参議院議員
 臨時国会で議員立法案を出したい。社民、共産、公明は賛成で、 民主、生活の中にもたくさん賛成者がいる。党として出せない議員には個人として賛成者リストに 加わってもらいたい。

◆共産党参議院国対委員長・井上哲士参議院議員
 国会は国民の声からも、司法からもかい離している。国会には一部だが根強い反対の声があって 進まないが、実現できるように全力をあげたい

 また、夫婦別姓訴訟、旧姓使用権訴訟、住民票作成請求訴訟の原告・代理人が裁判への 支援を求めました。
 



最後に、集会アピールを参加者の総意で採択し、閉会しました。




  
開会前風景  小川恭子日弁連副会長
  
小川敏夫参議院議員(前法相)福島みずほ社民党党首   井上哲士参議院議員(共産党)
  
紙智子参議院議員(共産党)本多平直衆議院議員
(民主党、総理補佐官)
  糸数慶子参議院議員(無所属)
  
高橋千鶴子衆議院議員(共産党)田村智子参議院議員(共産党)   井戸まさえ衆議院議員(民主党)
  
吉田忠智参議院議員(社民党)中村哲治参議院議員
(国民の生活が第一)
  橋本勉衆議院議員(民主党)
  
集会アピール、植竹さん(学生)   坂本洋子(mネット代表)

別姓訴訟弁護団

  

2012年3月8日

立法不作為を問う!民法改正を求める院内集会

 参議院議員会館で3月8日、mネットの主催で、日本弁護士連合会が共 催した「立法不作為を問う!民法改正を求める院内集会」を開催しました。 法改正を願う市民や弁護士、国会議員、秘書、メディア関係者など101 人が参加しました。

*参加した国会議員は以下のとおりです。
【本人】11人
(民主党)衆・本多平直議員、辻惠議員、井戸まさえ議員、中屋大介議員
     参・今野東議員
(公明党)参・松あきら議員
(社民党)参・福島みずほ議員
(共産党)参・井上哲士議員、紙智子議員、田村智子議員
(無所属)参・糸数慶子議員
【秘書】19人
(民主党)衆・小宮山洋子議員、階猛議員、辻元清美議員、熊谷貞俊議員
     参・松野信夫議員、前川清成議員、姫井由美子議員
(公明党)衆・大口善徳議員
(共産党)衆・志位和夫議員、塩川鉄也議員、高橋千鶴子議員
(社民党)衆・服部良一議員
     参・又市征治議員
(議員、秘書とも出席は秘書欄での議員名省略、秘書の複数出席あり)

 民法改正をめぐる国連の動きについて大谷美紀子弁護士が、別姓訴訟に ついては寺原真希子弁護士がそれぞれ解説しました。
 その他、別姓訴訟の原告団長の塚本協子さん、婚外子の当事者の嶋ア久美子さんが差別撤廃を訴え、女性団体からも法改正を求める発言が相次ぎ ました。
 最後に、mネットの呼びかけ人で、別姓訴訟弁護団事務局長の打越さく良 さんが集会アピールを読み上げ、参加者の総意で採択し、閉会しました。


 集会アピールはこちらで見ることができます。




藤田善六日弁連副会長
紙智子参議院議員中屋大介衆議院議員  井戸まさえ衆議院議員
本多平直衆議院議員   福島みずほ参議院議員
今野東参議院議員松あきら参議院議員
糸数慶子参議院議員  井上哲士参議院議員
田村智子参議院議員
  大谷美紀子弁護士    寺原真希子弁護士
      別姓訴訟原告団      別姓訴訟弁護団

2011年8月3日

                
            

 衆議院第二議員会館で8月3日、「人権政策を政治の柱に!民法改正を求める8. 3緊急院内集会」を開催しました。法改正を望む市民や国会議員、秘書、報道関係者 など96人が参加しました。
 主催者挨拶の後、家族法学者で慶応大学教授の犬伏由子さんが、親子の氏を中心に 民法の規定について解説しました。
 各政党からは、民主党の神本美恵子参議院議員、公明党の松あきら参議院議員、社 民党の福島みずほ参議院議員、共産党の井上哲士参議院議員が挨拶しました。
 mネットの呼びかけ人でもある田嶋陽子さんは「夫婦別姓を何年一生懸命やります と言っているのか。家族の一体性がなくなるとか、子どもが可哀想とか、国会議員はそれくらいのことを論破できないのか」と、立法不作為を厳しく指摘しました。
 集会の協賛団体の日本女性差別撤廃条約NGOネットワークの永井よし子さんが フォローアップ項目のNGOレポートについて、弁護士の打越さくらさんが日弁連会 長のメッセージを披露、夫婦別姓訴訟弁護団長の榊原富士子さんが訴訟の解説と協力 の呼びかけを行いました。このほか、出席議員もそれぞれ法改正を訴えました。

  
 犬伏由子さん(慶応義塾大学教授)            神本美恵子参議院議員(民主)
 
    
    松あきら参議院議員(公明)    井上哲士参議院議員(共産)
 
  
  福島みずほ参議院議員(社民)    田嶋陽子さん(mネット呼びかけ人)
 
  
         永井よし子さん(JNNC)  榊原富士子さん(夫婦別姓訴訟弁護団団長)
   左端は打越さく良さん(日本弁護士連合会)
        
糸数慶子参議院議員(無所属)        山尾志桜里衆議院議員(民主)
 
   
   井戸まさえ衆議院議員(民主)
 

集会アピールを満場一致で採択しました。

日本弁護士連合会より院内集会にメッセージを頂きました。                 







2009年11月11日
通常国会で民法改正実現を!院内集会アピール




2008年3月5日
選択的夫婦別姓制度導入 及び婚外子相続差別撤廃の民法改正を求める集会アピール




2006年2月22日
法制審議会答申から10年! 民法改正を求める院内集会アピール