KhasyaReport さとやま食らいふ 001
さとやまへ行こう
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さとやまへ行こう |
山里の早朝。部屋の中のぼんやりした明かりが窓に映り山の杉木立ちに浮かぶ。薄暗いうちに起きて山の畑へ行く。
納屋を出る頃には空が白む。
赤いバラの花を越えて、
杉木立の間を抜けて。
冬はこうして雪景色だけど、
畑はこの山の中にある。
初夏になれば縄文の温暖期ヒプシサーマルのやすらぎ。山を行き、
つつじ山を過ぎて、
峠を行き、
山に植えたばかりのアッサムの幼木にたどり着いた。この山のあたりでは中国種の茶木に時々出会う。細い枝の灌木でほったらかしにされて茶葉を摘み取る人もいない。いや、山にはいる人がいない。
山を下りると、畑が待っている。
ツユの雨がないので心配したけど、
イタリアン・トマトも。昨年、枝に残したままのトマトの種が落ちて自然に芽を出した。デルモンテの調理用をホームセンターで買ったやつ。サントリーが毎春売り出すトマトの幼木はもうこの土地になじんでしまった。
トマトのコンパニオンとして並べて植えたバジルも芽を出して何とか元気。山里の家と山の畑と。3年まえに三途の川から引き返してから、この畑生活をずうっと繰り返している。 2014-4-29
さとやま食らいふ目次
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