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トップページ> 映画> レビュー> 2002年> 7月
July, 2002
猫の恩返し
監督: 森田宏幸
脚本: 吉田玲子
音楽: 野見祐二
声の出演: 池脇千鶴
袴田吉彦
前田亜季
山田孝之
佐藤仁美
岡江久美子
スタジオジブリ公式サイト(日本語)
ジブリにもいろんなアニメ観があっていいと思う。 ★★★
[ギブリーズ エピソード2]
いくつかのショートストーリーで構成される短編集。
"絵のタッチがいしいひさいち系だなぁ"と思って見てたら…、
ご本人も参加でした。
ナンセンスものからほのぼの回想系まで、
わたくしのココロの琴線をくすぐるものが多く、
ほんのりとよかったです。
サラリーマンの悲哀も少々あり、共感できたのよ。

[猫の恩返し]
スタジオジブリというと、
どうしても宮崎駿おじさんを思い浮かべてしまいます。
このおじさんの場合、とことんまで主人公を描き切り、
最後にドドンと大きな打ち上げ花火を打ち上げます。
そして、それを観たぼくたちは
「タマヤ〜!」と叫びながら涙する、と。

こんな「直球型」もいいけどね、
それとは一味違う「スローボール型」も
いいなぁと、この映画を観て思ったわけです。

『猫の恩返し』は、サラっと観られる映画ですねぇ。
寝る前の数十分、童話を読んでもらいながら眠ると気持ちいい、
でも、次の日起きたら、
お話の細かなところなんて忘れてしまった…
でも、安眠できたぜ!童話よ、ありがとう。
みたいな雰囲気の映画。

またまたヘンなたとえだけど、伝わるかな?
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チョコレート
Monster's Ball
監督: マーク・フォスター
脚本: ミロ・アディカ
ウィル・ロコス
音楽: Asche & Spencer
出演: ハル・ベリー
ビリー・ボブ・ソーントン
ヒース・レジャー
ピーター・ボイル
公式サイト(日本語)
第74回アカデミー賞主演女優賞受賞/オリジナル脚本賞ノミネート
生々しく生きる。 ★★★☆
すごく静かなんだけど、
いきなり、突然ドでかいハンマーでアタマを殴られた。
その瞬間に味わった恐怖感(嫌悪感)がアタマから離れない。

そんな映画でした。

オレは男ですが、そもそも、オトコは損だと思うのです。
「お前はオトコだからガマンしろ」とか
「オトコなら黙ってやれ」とかね、
そういう理不尽なこと、多いです。
と言いつつ、たぶんオンナの方々にも、
それと同じかそれ以上の
理不尽で不可思議な事柄があるんだろうね。
要するに、
「オトコだろうがオンナだろうが、
 白だろうが黒だろうが黄色だろうが
 みんな、本来はまったく同じだ」
ってことなんですよ。

でも、同じように扱うことができない人もたくさんいるだろうし、
「同じだよ!」って理解はできてるんだけど、
それを行動に移せない人も山ほどいると思われます。
そんな世の中の仕組みは、いつまでも変わらないんだろうなぁ…。
おれも変わりてぇなぁ。

p.s.
ハル・ベリー!気合一発の演技と、ビューティフルバディに拍手♪
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海辺の家
Life as a House
監督: アーウィン・ウィンクラー
脚本: マーク・アンドリス
音楽: マーク・アイシャム
出演: ケビン・クライン
クリスティン・スコット・トーマス
ヘイデン・クリステンセン
ジェナ・マローン
メアリー・スティーンバーゲン
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
完全に消えてしまう方法 ★★★★
劇中、突然
レディオヘッドの"How to Disapper Completely"が
流れてくるシーンがあります。

完全に消えてしまう方法。

「オレはここにはいない。どこにもいない。」

そう言えれば気が楽になるときって、
あるかもしれないですね。
でも、そんなことは不可能です。

あなたがそこにいる限り、
誰かがあなたのことを想っています。
あなたがそこにいる限り、
あなたは大切な誰かのことを想っています。
もし、あなたがそこからいなくなっても、
みんなの記憶から立ち去ることはできません。
いなくなることによって、
逆にあなたの存在が大きくなってしまう。
そうなる可能性のほうが大きいと、ぼくは思います。
(しかもね、悪い思い出よりも、
 良い思い出だけが生き残っていくから。)

あなたの「家」は形として残り、
あなたとの「思い出」は記憶に残るのです。
キミの「思い出」は誰かの生きる活力になり、
キミの「家」は永遠にキミのものになるのです。
だから、あなたもキミも、
完全に消えてしまうことなんてできないのです。

おめでとう。大成功だったね。
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ダスト
Dust
監督: ミルチョ・マンチェフスキー
脚本: ミルチョ・マンチェフスキー
音楽: キリル・ジャコウスキー
出演: ジョセフ・ファインズ
デヴィッド・ウェンハム
エイドリアン・レスター
アンヌ・ブロシェ
ニコリナ・クジャカ
公式サイト(日本語)
ひえぇ…。 ★★
現在と過去が入り乱れたストーリーなんですけれども、
だいぶ前に観た『薔薇の眠り』を、少しだけ思い出しました。

こういう感じの映画って、オレには向いてないんだろうね。
全然わかんなかった...。

「過去」を語るストーリーテラー自身の「現在」は、とってもよかった。
いろんな要素があってさ。
笑えるところもあったし、セクシー(?)ショットもあったし。
でも、「過去」のストーリー自身がさっぱりわかんなかったっす。
歴史的な背景を何も知らないバカタレだからかもしれないけど、
何がどうなって、あんなことが起きてるのかが、ちっともわからず。
エグいだけにしか感じられなかった。
また寝そうになっちゃったもんなぁ。
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クロエ
Chloe
監督: 利重剛
原作: ボリス・ヴィアン
脚本: 利重剛
萩生田宏治
音楽: 今野登茂子
出演: 永瀬正敏
ともさかりえ
塚本晋也
松田美由紀
公式サイト(日本語)
死ぬまでの時間をどう使う? ★★★★
人間には、誰にでも
「1日24時間365日」という時間が与えられている。
でも、その時間をどれくらいのスピードで感じるかは、
その人の感覚に委ねられる。

人間は、誰にでも「死ぬまで生きる」権利が与えられている。
でも、生きている間、
自分がどうやって、どんな幸せをつかむかは、
その人の価値観に委ねられる。

この映画では、
主人公クロエとコータローの周りだけが異質に見える。
他の登場人物たちは、時間と人生を浪費してるだけだから。
モノを追いかけ、誰かにすがりつき、
だまし、裏切られ、傷つき、傷つける。
消費するだけの人生。消耗するだけの人生。
むなしさしか残らない。
クロエは、何もない日常から
常に前向きな何かを発見しようとする。
自分のリズムを決して崩さない。
そして、コータローは
そのリズムにピッタリ合った唯一の人だったんだ。
ふたりは、どんどん狭くなる世界の中、
寄り添いながら懸命に生きる。
光を求めて。
幸せの跡をなぞりながら。

映画を観終わった帰り道、
渋谷という街が物欲と自己顕示欲のかたまりに見えて、
無性にイライラして、同時に悲しくなった。
自分がそのなかの一人であることも含めてさ。

な〜んか、いい映画でした。
ともさかりえがすばらし過ぎた。
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スター・ウォーズ エピソード2 クローンの逆襲
Star Wars Episode II : attack of the clones
監督: ジョージ・ルーカス
脚本: ジョージ・ルーカス
ジョナサン・ヘイルズ
音楽: ジョン・ウィリアムス
出演: ユアン・マクレガー
ナタリー・ポートマン
ヘイデン・クリステンセン
イアン・マクダーミド
サミュエル・L・ジャクソン
クリストファー・リー
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第75回アカデミー賞特殊視覚効果賞ノミネート
映画の中身には一切触れておりません。 ★★★★★
今日伺いました映画館は、東京日比谷
東京宝塚劇場のすぐとなりにある
「日比谷スカラ座」というところ。
この映画館、日本で5つしかないと言われる
"DLP"という、デジタルシネマ上映が可能な映画館なのです。
("DLP"って、"デジタル………"、何の略よ!?)

『エピソード2』は、映画製作時から
超高画質のデジタルビデオカメラを使っていて
(フツーの映画は35mmのフィルムを使います。
 たぶん。おそらく。自信なし。)
(デジタルカメラはソニー厚木製。エンドタイトル終盤からの推測。)、
その上にCGなどのデジタル処理が施されたものが
そのまんま映画館で観られる!
と思えばよろしいでしょうか?

結論から言うと。
キレイでした。
めっちゃキレイでした。
先入観バリバリでしたが、キレイさもバリバリでした。
少なくともこのような「CGがほとんど」の映画には
ピッタリ合ってると思います。

そして、この「日比谷スカラ座」、
オレが今まで行ったことのある映画館の中で
最も音響の良い映画館でした。
音が360度すべてからグルングルンになって聴こえてきたのよ!
遠くから放たれたであろう、かすかなレーザービームの音まで
キレイに聴こえたのよ!
感動っす。ひたすら感動っす。
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プレッジ
The Pledge
監督: ショーン・ペン
原作: フリードリッヒ・デュレンマット
脚本: ジャージー・クロモロウスキ
マリー・オルソン=クロモロウスキ
音楽: ハンス・ジマー
クラウス・バデルト
出演: ジャック・ニコルソン
ロビン・ライト・ペン
ベネチオ・デル・トロ
アーロン・エッカート
ヴァネッサ・レッドグレーブ
公式サイト(日本語)
どこで歯車が狂ったのか。 ★★★☆
寝ちまった。
途中、二、三度寝ちまった…。あぁ。
というわけで、
「これ、点数つけてもいいのか?」って気分なんですが、
ま、いちお、つけときます。

とはいえ、基本的にこういう映画、好きです。
「こういう」とはどういうものなのかと言いますとですね、
・映画がストーリーを盛り上げるのではなく、
 観客が自分の中で盛り上げていく
 (全く正反対な映画の典型が『アルマゲドン』みたいなやつ。)
・わかるようでわからない展開
・広大な風景へのワイドな映像と、
 主人公たちのクローズアップが絶妙なカメラワーク
・子役がバツグン

ショーンとロビンのペン夫妻は、すっばらしい俳優です、どちらも。
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