SLEEPLESS NIGHT 〜眠れない夜のために〜    お勧め度★★★★★

 氷室京介17thシングル
 最近の氷室の曲調で、アレンジはスティーブが任されている。アルバムの中では少し浮いているが、氷室自身はすごく気に入っていてこれからの氷室のスタイルとなるであろう曲だ。
 相変わらずのスティーブの存在感、十分感じ取れることだと思う。そのためかも知れないが、最近の氷室の曲は過去の作品にどことなく似ていると思ってしまう曲が多くなっている。ファンにとっては、どうでも良いことなのであろうが・・・。(笑)
 この曲のPVもすごく格好良くて、ただ単に曲のために作られたものではないということが伝わってくる出来だ。改めてPVの大切さを知るとともに、日本ではあまりPVを紹介するようなメディアが存在していないなと、そう感じて仕方がない。もっと、作り手も流す側もPVという手段を大切にして欲しいと思う。
WORDS Yukinojo Mori MUSIC Kyosuke Himuro  TIME 4:56

  永遠 Eternity album mix     お勧め度★★★★

 氷室京介19thシングル
 今回、氷室がセルフプロデュースした作品である。初めて聴いたときはイマイチであったが
、聴いていく度に良くなっていったのはいつものことなのだが・・・。(笑)
 氷室の曲と森の歌詞が、回を重ねるごとに良くなっていると思う。今までで、一番しっくりといった作品かなと思っている。氷室の今のバラードの形なのであろう、こういう曲調のものが増えた。それに、あの独特の詞がマッチしてきている。壮大なイメージを膨らませるこのバラードの完成度は高い。ただ、MOONとはまた違った壮大さなのである。MOONもそうだったが、この曲も映画の主題歌として起用された。
 最近の氷室のバラードに対して思うことは、一番から二番に移るときの間奏が短いのと、その二番であろうものが短く間奏にまた入る(専門用語がわからない為、ちょっとわかりずらい説明かも知れないが・・・)。ただ、それが悪いとかそういうことを言ってるのではない。
 また、この曲はアルバム用にリミックスされているのだが、どう変わったのか・・・。良く聴くと、コーラスが入っている。コーラスをあまり入れない氷室にしては、珍しいことだ。あとは、あまりよくわからないのだが・・・(探しながら聴いていたわけではなかったので・・・)。個人的にはシングルバージョンの方が好きである。
 あと、映画ISOLAの主題歌にもなっているのだが、映画は見に行ってないのでその映画との相性は良くわかりませんが・・・。(笑)
WORDS Yukinojo Mori MUSIC Kyosuke Himuro  TIME 4:19

  Still The One        お勧め度★★★★★

 聴けば聴くほど、味が出る曲だと思った。大人のバラードといった印象で、聴き始めはそう思わなかったが、繰り返して聴いているうちにそう思えるようになった。どことなく、ビートルズのSTRAWBERRY FIELDS FOREVERにイントロ部分が似ていると思った。
 この曲、一度終わりとみせかけてフェイントをかけているあたりが遊び心?がある。そのあたりも、実は気に入っていたりするのだが・・・。(笑) 詞の内容も良く、昔を思い出してしまった。
WORDS Kyosuke Himuro Goro Matsui MUSIC Kyosuke Himuro
TIME 5:38

  Believe        お勧め度★★★★★

 アルバムの中で、一番好きかも知れない曲である。なんともいえない、心の中にとけ込むように入ってくるサウンドである。似たような曲を挙げるとすると、DecadentDON'T SAY GOOD BYEである。おしゃれという言葉が上手く当てはまるかどうかわからないが、そういう言葉をイメージしてしまう。
 また、この曲は勇気づけられるというか、内から何かこみ上げてくるというか、すごく切ない思いにさせられたりもする、そんな色んな気持ちにさせてくれる曲である。
WORDS Goro Matsui MUSIC Kyosuke Himuro  TIME 4:15

  Silent Blue album mix         お勧め度★★★★★

 氷室京介18thシングル カップリング曲
 アルバム用にリミックスされているのだが、どちらかと言えばシングルバージョンの方が好きなのである。しかし、聴いているうちにリミックスバージョンも良くなった。(笑) どのあたりがリミックスされたかというと、歌い直しがされているので少し雰囲気が変わった。
 この曲は、なんともいえない心地良いサウンドで、なにか青春時代を思い出させるような雰囲気を持っている。過去の作品でいうと、Memories Of BlueDISTANCEなどを彷彿とさせる。爽やか、その言葉が似合いそうな?曲である。(笑)

 ドライブなんかにも似合いそうであるが、最近こんな感じの曲が増えた気はするのだが・・・。心境の変化でもあったのであろうか・・・?
 こうして書きながら思っている事は、思い出せないがBOOWY時代の何かに似ているということと、カップリング曲なのだがダイヤモンド・ダストより気に入っているかもということである・・・。(笑)
WORDS Yukinojo Mori MUSIC Kyosuke Himuro  TIME 4:59

  So Far So Close    お勧め度★★★★

 何故か、すごく共感を覚えてしまった曲である。(笑) 詞もとても良く、さすが松井五郎だと思った。
 曲調は、なんとなくフォークっぽい感じがして、こういう雰囲気を出しながら歌う氷室もとても好きである。夕日を見ながら聴きたくなるような、そんな気持ちになった曲である。ギターでも弾けたら、街中で歌いたい・・・。(笑)
 BELIEVEから続く三曲がとても気に入っていて、良いつながりだと思う。今回は、いつもより曲順を念入りに考えて収録されたのかもしれない。(笑)
WORDS Goro Matsui MUSIC Kyosuke Himuro  TIME 5:34

  ダイヤモンド・ダスト        お勧め度★★★★★

 氷室京介18thシングル
 今回、この曲のアレンジャーにスティーブと組まなかった。
ポール・バックマスターという人と手掛けたのだが、全然知らない人物である。しかし、向こうでは有名な人らしい。
 初めて聴いた時の印象は、メロディーがとても綺麗に仕上がっているということであった。まさに、氷室でなければこういう雰囲気は味わう事が出来ないであろう。セールス的にも、結構良いところまで行くとは思うのだが・・・。
 その根拠の一つとして、ドラマの主題歌に使われたからである。しかも、月9である。ドラマの制作者の人が、わざわざロスまで来て打ち合わせもしたらしい。久々の大型ドラマの主題歌で、かなり作り混まれている印象も受けた。この声にしてこの曲あり、まさにそういった感じであろう。ドラマのテーマである無償の愛を念頭に置きながら、テーマに対してすごくストレートに歌っているように感じた。詞の世界もとても良く、心に染み渡るものがあった。
 また、PVにも凝っていて、SLEEPLESS NIGHT同様マーカス・ニスペルという人物が手掛けている。完全に見たわけではない為、あまり詳しく書けないが、かなり良い仕上がりになっている。高層ビルからの撮影もあったらしく、そんな危険な中でもロープを使わずに撮影されたらしい。
 とにかく、これからの氷室の進むべき音楽の方向性というものの片鱗を垣間見たような気がする。
WORDS Yukinojo Mori MUSIC Kyosuke Himuro  TIME 5:15

  Chaos        お勧め度★★★★

 アダルトな雰囲気を感じさせ、西部劇に出てくる酒場を彷彿とさせる曲である。その酒場で、マスターと客が一人でウィスキーなどを飲んでいるような・・・。(笑)
 この曲もそうだが、今回収録されている曲は何かを連想させるものが多い。今まで、曲を聴いてそう思ったことがあまりなかったので、ちょっと驚いていたり。(笑)
WORDS Kyosuke Himuro Goro Matsui MUSIC Kyosuke Himuro
TIME 3:58

  Jive!        お勧め度★★★★☆

 ローリング・ストーンズの雰囲気を持ったこの曲は、アメリカンテイストでとても格好良い。アルバムSHAKE THE FAKEの中のBLOWにも、それは当てはまる感じがする。
 氷室ならではの曲で、他のアーティストが歌ってもしっくりこないであろう。アルバムの中でも浮いた感じはなく、十分マッチしている。
 この曲を聴くと、何となくアメリカの広野を連想させる。そのせいか、何故かLUCKY STRIKECMを思い浮かべてしまうのである・・・。(笑)
WORDS Goro Matsui MUSIC Kyosuke Himuro  TIME 3:56

  Bringing da noise        お勧め度★★★★★

 こういう曲を最後に持ってくるのは非常に珍しく、大抵はバラード系が多い。しかし、今までにない曲調を最後に持ってくるあたりは、氷室らしいといえば氷室らしいが・・・。(笑)
 なんて言えばいいのであろう・・・。氷室版ラップとでもいったら良いのか?(笑) あまり、ラップ系の曲は好きではないのだが、妙に気に入った。確かに、ラップみたいな感じであって、あくまでラップではないからそう思えるのだが・・・。ライブでも、使われそうな曲である。
WORDS Yukinojo Mori MUSIC Kyosuke Himuro  TIME 3:51