ガメラ/大怪獣空中決戦  |
[MONSTER] |
1995.03:日本映画(東宝) |
監督:金子修介 特撮:樋口真嗣 調音エンジニア助手:野村みき |
CAST-1:ガメラ/伊原剛志/小野寺昭/藤谷文子/中山忍/蛍雪次郎/本田博太郎/長谷川初範 |
CAST-2:本郷功次郎/久保明/袴田吉彦/松尾貴史/渡辺裕之/風吹ジュン/渡辺哲 |
CAST-3:石井トミコ/他 |
監督:金子修介、特技監督:樋口真嗣による平成ガメラ・シリーズ第1作、少々小難しい内容(子供にはチョットつらい程度)、ゴジラに見られない映像の数々…昼間の都市部での戦闘シーン、同一フレーム内に全てを…凄い! |
【STORY】 太平洋上に巨大環礁の出現、座礁したプルトニウム輸送船、急行する海上保安庁、消えた環礁… 後日、漂流する環礁の再発見、海上保安庁の米森、保険会社の草薙の協力で調査、上陸、不思議な金属板、勾玉、はじける光、放り出される調査隊… 他方、行方不明の恩師を探しに姫神島に渡る鳥類学者の長峰(福岡市の動物園勤務)と大迫刑事、島の惨状、巨大な鳥、糞の中に恩師の遺品…移動する鳥をヘリで追う2人…鳥の捕獲を決定する内閣、長峰と大迫に協力を求める環境庁の斉藤、福岡ドームを使った捕獲作戦、手違い…鳥を追うように現れた環礁…体長60mの巨大生物、逃げた1匹を仕留め、ドームへ、超音波で檻を切断し逃げていく2匹の鳥、追う巨大生物… 環礁の金属板(オリハルコン?)の文字の解析「最後の希望ガメラ、時の揺籠に託す。災いの影、ギャオスとともに目覚めん」、古代文明、自ら生み出したギャオスにより滅亡の危機、対抗すべく誕生させたガメラ… 木曾山中に出現したギャオスとガメラ、それぞれを追ってきた長峰と米森、草薙、ギャオスに襲われる長峰、プラズマ火球を吐くガメラに救われる…ギャオスはあと1匹… 巨大なガメラに脅威を感じた政府はガメラへの攻撃を開始… 米森から勾玉をプレゼントされた草薙の娘・浅黄…ガメラと心を通わせることができるように(更にガメラと同じ場所にケガ)…海に逃げ込むガメラ… ギャオスの染色体を調べる長峰と後輩・道弥…雌雄同体にして単体での産卵可能! そんな中、巨大化したギャオスが東京に出現、ついに捕獲を断念、攻撃に転じる自衛隊…
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子供の頃からゴジラよりガメラが好き!TV等で全作見ている(宇宙怪獣ガメラは腰砕け状態だったが…)が、今回の平成ガメラ・シリーズは特に凄い!ディティールも結構しっかりしている(映画を見ている最中に突込み入れたくなるようなシーンは少ない)、日本SF映画史上に記録・記憶されるだろう「平成ガメラ・シリーズ」!!
特筆すべきはSFX…昼間の都市部での戦闘シーン(ゴジラは夜間が多い、昼は海か山)、プラズマ火球、東京タワーに巣作りするギャオスのシーン、人間の視線(高さ)、人間と怪獣が同一フレームに見事に納まっている(一般的には、怪獣→逃げる人→怪獣の繰返し、あとは嵌め込みバレバレな映像、足だけのアップで踏み潰されるシーン)等々…
この映画を見たとき、これで日本のSFXも大丈夫と思った(これを書いている現在は、失望中…ガメラ・シリーズで終決してしまったようだ) |
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