陰陽師U  |
[HISTORY&PSYCHIC WAR?]
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2003.10:日本映画(東宝) |
監督:滝田洋二郎 原作:夢枕獏 「陰陽師」 |
CAST-1:野村萬斎/伊藤英明/中井貴一/深田恭子/市原隼人/今井絵理子 |
CAST-2:伊武雅刀/古手川祐子/蛍雪次朗/鈴木ヒロミツ/山田辰夫/五代高之/八巻建弐/能世あんな/
大富士/小柳友貴美/津嘉山正種 |
CAST-3:伊藤俊/他 |
私も懲りないというか…「U」を見てしまうのでした、今度こそと…、前作における小手先の失敗の数々に反省?今回は大技過ぎる展開、中井貴一の怪演、野村萬斎の晴明の頑張り…ケッコウ良いが、今回は女優で… |
【STORY】 ■平安の世、都で起きた日隠れ(日蝕)以来…鬼が貴人達を襲い体の一部を食らう事件が続発、右大臣・藤原安麻呂の屋敷、鬼封じの儀式、止める家臣を振切り現れた男装の少女…安麻呂の一人娘・日美子、弓を射る姿…「鬼も恐るる男姫」の噂も、凛とした美しさ…一目惚れの源博雅 ■儀式も効果なし、儀式を執り行った神官・斎部定行が犠牲、警備強化、闇夜に響く琵琶の調べ、笛を合わせる博雅、意気投合、琵琶の男・須佐…故郷に伝わる曲 ■庶民達も祈る…不思議な力を持つ男・幻角、火傷した娘、呪文、完治 ■安麻呂の不安…夢遊病?毎夜さまよい歩く日美子、事件に関係?博雅を通じ安倍晴明に依頼、怪しいところはないと晴明 ■納まらない怪異…内裏の温明殿、秘宝アメノムラクモの剣…ひとりでに音をたてる事件、原因を探る晴明(帝の面前)の呪、輝く龍の文様…飛立つ剣を掴みとめる晴明、そのまま無反応、失態? ■故事を調べる晴明、博雅の訪問…宙に浮く巻物に驚き、笑う蜜虫、見るなと晴明、覗き見る博雅…伝えられる歴史と異なる内容…大和族が出雲族を滅ぼした?諸説・解釈は様々と晴明 ■幻角のもとを訪れる殿上人…平為成&三善行憲、鬼退治の依頼、晴明の先を越せば…藤原一族の鼻をあかせる、殿上人達の疎ましさを見る幻角 ■夜の闇、再び鬼が出現、巫女の景子が犠牲、検非違使・橘右近の放った矢が鬼の肩を射る、逃げる鬼、人の顔に戻る…正体は須佐、安麻呂の屋敷外に倒れる須佐、屋敷内…夢ウツツで歩む日美子、差出された手…塀越しの光…傷が癒えていく須佐、事態を目撃した安麻呂 ■襲撃現場を検分する晴明、矢に残された血、呪、四匹の龍が浮かぶ、幻角を連れた平為成達、これは真の鬼ではないと晴明、幻角と並び歩く大路、「ほろぶるものはほろぶ」と晴明、では…自分は鬼退治に加わらないと幻角 ■日美子を訪れた博雅、覚えたての曲を披露したい…須佐との再会、件の曲を奏でる2人、涙する日美子、須佐の左腕&日美子の右腕に激痛…何?自分近づくな…走り去る須佐、訳が分からず呆然とする博雅 ■晴明を呼出す安麻呂、告げられる日美子の秘密、18年前…出雲族の討伐、生残りの娘を養女とした安麻呂、事件の鍵は出雲!日美子を連れ出雲族の村へ向かう晴明、出雲に伝わる出雲八卦、鬼の目論見を見抜く晴明、アメノムラクモの剣に封印されたヤマタノオロチのカ、鬼はその封印を解くために…
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前作に懲りずに「U」を見てしまいました、本当は別の映画を見る予定で新聞広告で上映館と時間を確認(分かりづらい内容)、出かけたものの上映していない?なぜ?せっかく映画を見るつもりでいたので…急いで情報誌を開く、「陰陽師U」なら時間が合うというかなり積極的でない理由で見てきました
ストーリーは単純だが、まあ展開的には良いと思う、前作の…重箱に山盛りとなった特撮の指摘事項はどうやら解消?大掛かりになった分、細かいとこに目が行かないという点もあるあるでしょうか?但し、顔の動きに追従できない仮面のようなスサノオの特殊メイクはマダマダ改善の余地ありでしょう、それからキャスティング…晴明役の野村萬斎、幻角役の中井貴一は良いのだが、平安的美女のために
“ふくよか系” の女性のキャスティング?私の個人的な好みの問題ではあるのだが…深田恭子の声と演技は、あの役には向かないように思えるし、古手川祐子(随分と久しぶり見ましたが)も何か違う気がする、まあ適任だと思う方がおられて当然ですが…、最後に一つ…京の都と出雲族の村の距離は一体どのくらいなのだろうか?(いつものお店、H様より感想を聞かれましたが、ハギレが悪かったのは、そういうことでした) |
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ちなみに…公開初日の第4回、ガラガラでした(渋東シネタワー4:渋谷) |