あずみ2/Death or Love  |
[ACTION]
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2005.03:日本映画(東宝) |
監督:金子修介 原作:小山ゆう 「あずみ」 録音協力:野村みき |
CAST-1:上戸彩/石垣佑磨/遠藤憲一/小栗旬/伊藤俊/増本庄一郎/根岸季衣/前田愛 |
CAST-2:神山繁/宍戸開/栗山千明 |
CAST-3:平幹二朗/永澤俊矢/高島礼子/北村一輝/坂口拓/謙吾/野村祐人/他 |
金子修介監督にチェンジしての続編です… |
【STORY】 ■山中を駆ける「あずみ」と「ながら」、主君の仇と執拗に追跡する井上勘兵衛、苦戦の「あずみ」達、崖から海へ ■廃屋、怪我した「ながら」を看病する「あずみ」、食事の手配、絡んで来る「金角(あずみに一目惚れ)」率いる野党…「なち」ソックリの男「銀角」、心乱れる「あずみ」、彼女が相当の腕前と見た銀角が制止…見送り、廃屋に何者かの気配…味方 ■南光坊天海を前にする「あずみ」達、浅井長政・加藤清正暗殺を労う言葉、以後は戦争でと天海、まだ昌幸が残っている…最後まで使命を遂行させて欲しいと願う「あずみ」…死んでいった仲間達のためにも、了解する天海、道案内を請負う伊賀忍者の「こずえ」 ■九度山、真田屋敷、主戦論の昌幸&お抱えの甲賀衆忍者の頭(兼愛人)の空如、徳川(天海)との戦いに向けた準備、客分として迎えられた勘兵衛、浪人・野党を集める、刺客には空如配下が動き出す、慎重論の息子・幸村…情報収集のため大坂へ ■「こずえ」の案内、「あずみ」達を待ち受ける兵、多勢に無勢…中にはアノ金角一味、寝返り、「あずみ」達を手助け、敵を壊滅、金角達のねぐら、孤児を集めて育てている…金が必要=野党、子供達の世話をする「よね」と「千代」…戦いを憎み「あずみ」達の生き方を否定、出て行く「あずみ」達 ■山中、なぜ弓矢に当たらないか?質問する「こずえ」、8歩以上なら避けられる…実践する「ながら」、「あずみは6歩」とも、昔話…みんな「あずみ」が好きだった、彼女を守る決意の「ながら」、「あずみ」を銀角達(の生き方に)に預けたら?と「こずえ」の提案、「ながら」の決断 ■九度山を目前、追いつく金角一味、(襲撃者を撃破)、九度山は蛻の殻の情報、自分の目で確かめると「あずみ」、突然(誰のためか分からない使命のための)刺客を辞めると「ながら」、別の道…「あずみ」を先回りすべく道を急ぐ…
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何だこれは?ツ、ツマラナイ…前作とは雲泥の差ではないか!北村龍平監督から、今回は「平成ガメラ・シリーズ」の金子修介監督へ、なのだが…一体どうした?ゴジラ1回で燃え尽きたか?
盛り上がりそうで盛上らない、今度こそと思っても、盛上らない…、全く笑えない、空しくフーッと息を吐くのみ、敵キャラが弱過ぎる、そして魅力がない…(ブーメラン状に飛ぶ剣を除く)、今作のボスキャラ…高島礼子の空如…キレると「極妻」ではないか、ただし滅茶苦茶に弱いけど…もしかして、ココは笑うところだったのだろうか?美女丸が懐かしい…、それから何故に井上勘兵衛の出番が少ない?これでは北村一輝が暴れられないではないか
ストーリーも、その後の展開モロバレ状態、演出も?演技指導も???戦闘シーンは、足運びがペッタン、ペッタン、ズルズル、上体だけ頑張っても…統一感のない映像、そうだ…触れれば切れるワイヤー、落下する葉が真っ二つ、で…どうして竹林に張り巡らせるのか?せめて、葉っぱのシーンさえ無ければ、その程度のワイヤーですむのに…余計なシーンを入れてしまったものだ
少女刺客が戦国大名を次々と暗殺していくのだ…元々の設定が凄いのだから、前作同様(北村監督と同じである必要は無いが…)もっと破天荒にやって欲しかった!無理して時代劇する必要なんかなかったのに…、こんなんだったら栗山千明に、鉄球を振回させればよかったかも(タランティーノ監督なら笑って許すかもしれない)
最後に「ガメラ」でも出てこないかな(などと思ってしまったのは私だけだろうが)、東宝だから「ゴジラ」なんだろうけど、北村監督で「GODZILLA
FINAL WARS」やったばかりだし…、金目教と戦う「赤影」でもあるまいし…って、古過ぎて誰も分からないか…?そんなこと、真剣に考えてもありえない話、あたりまえだけど…「あずみ」なわけだし
まあ良かった点は、あずみ役が今回も上戸彩であったこと(超当たり前)、ブーメラン状に飛ぶ剣の映像、前作の回想シーン、高島礼子演じる空如の衣装(鎧は唯一笑える)
プロデューサーは「あずみ3」やりたがっていて…「500人斬り」だとか…物凄い映画にしたいと述べている、ということは、やっぱり今回は、凄くなかったのね!プロデューサーお墨付き?
この映画で言いたくないが…スタッフに従姉妹の名前を発見しました |
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公開8日目、第1回(11:00〜)、245席の映画館に30人のお客でした(渋谷シネフロント) |