悪夢探偵2  |
[PSYCHO SUSPENSE]
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2008.12:日本映画(ムービーアイ) |
監督:塚本晋也 |
CAST-1:松田龍平/市川実和子/光石研/橋本拓人/関遼輔 |
CAST-2:三浦由衣/韓英恵/安藤輪子/松嶋初音/内田春菊/北見敏之/播田美保/鈴木一功/他 |
前作がナカナカ面白かっただけに…チョットがっかりの続編でした… |
【STORY】
■自分を取り囲む世界全てを怖れる女性、落ち着いているのも僅か、悲鳴を上げ、何かに恐れ慄き&隠れ怯える、そして嫌でも見えてしまう他人の心、夫ですら化け物に見える、周囲を傷つけ、やがて首吊り自殺で命を絶つ…幼少の京一が見上げる、女性は母・逸子…最悪の目覚め ■父との二人暮し、何かが見える幼少の京一、夜…トイレに行けず、おもらしの日々、自宅周囲を徘徊する影、窓ガラスに手、恐怖!オマルに小便、布団に潜り込む、窓から入り込んでくるもの、目覚め!同じような夢を見ると京一 ■嫌々ながら…他人の夢に人るという特殊能力を持ってしまった影沼京一…通称“悪夢探偵”に依頼者・女子学生の間城雪絵、悪夢に登場するのは同級生の菊川夕子、彼女は異様な怖がり、それを面白がった雪絵は睦美とアキ子を誘い…ちょっとしたイタズラのつもりで彼女を体育館倉庫に閉じ込め、翌日から不登校となる菊川、雪絵の夢に姿を現すようになった、「そんなに心配するのは自分が最も酷いことをしたからでは?」「本当に悪いと思うなら、ちゃんと会って謝ればいい」と冷たく突き放す京一 ■学校、雪絵を待つ睦美とアキ子、悪夢探偵は役立たなかったか?の質問、菊川に謝りに行かないかと誘う雪絵、取り合わない2人、自分も悪夢を見ていたと睦美、夢の中で謝っちゃったから大丈夫!と、菊川の噂話…昔イジメられて、シャープペンシルで反撃したらしい… ■連日の睡眠不足…授業中に居眠りする雪絵、体育館のトイレ(扉なし)に座る雪絵、隣のブースを出て行く菊川の後姿、手には液体の入った容器、後ずさりで急接近、投げられる液体、ギリギリ回避、背後に…顔面に液体を浴びた睦美、突然教室内で大きな物音!目覚める雪絵、睦美が居眠り中に原因不明の心臓発作で急死&隣の机に頭を強打、「次は私?」パニくった雪絵、母子家庭、母親の貴理子は仕事のことで頭が一杯、雪絵の問題に時間を割く余裕なし、頼りは京一のみ、「ああ、いやだ!ああああ、いやだ!ああ、いやだ!」と重い腰を上げる京一 ■菊川家、2階を…怪物でもいるかのように見上げる両親、上がる京一達、ノックも無反応…が、突然の物音、部屋へ突入、開かれた窓、駆けて行く影、追いかける京一、遠く離れた階段を駆け上がる菊川の姿 ■亡き母の夢を頻繁に見る京一、人の心の奥底に潜む悪意までも透けて見えてしまう繊細な心を持った逸子、自分を取り囲む世界全てが恐怖の対象、そんな世界に京一を産んだことにも罪の意識、自分と同じように他人の心が見えてしまう京一をも怖れていた母、菊川に母との共通点を感じた京一、再び菊川家へ、菊川は行方不明のまま、嫌がる父、強引に2階へ、押入のバッグ…彼女が描いた暗黒の闇を思わせる絵画の数々、自分を取り巻く世界そのものを怖がる菊川の精神性、父親のもういい加減にしろという…心の声が大きくなる、引き上げる京一 ■うたた寝する雪絵…夢、体育館のトイレ、前回同様投げられる液体、隣のブースへ、液体を浴びたアキ子の姿 ■アキ子急死の知らせ ■菊川に「今会わないと取り返しのつかないことになる気がする」…雪絵の悪夢に入る決意の京一、最後は…自分の存在を拒絶したまま亡くなった母との絆を取り戻そうとする京一の強い意志
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各種メディアには絶賛のコメントがアップされておりますが…本当でしょうか?塚本監督作品の中でも異色というか…らしくない感じのする映画と思われる、塚本監督がここまで展開してきた「過激、凶暴かつ破壊的な暴力シーン」で「都市における肉体の死とその覚醒」についてだが、「都市における肉体の死とその覚醒」は…「悪夢探偵」そのものなので問題はないわけであるが、それを構成する要素である「過激、凶暴かつ破壊的な暴力シーン」は、ホラー映画風として一部シーンに押し込められ…ハアハアと息づくもの、ドキドキするものがないのが寂しい、まあ「VITAL」あたりから、外に吐き出すというより、内にコモって自爆する的な方向へ転換したのかな?いつもいつも同じではないと言われればそれまでなのだが、前作がナカナカ面白かっただけに、期待して見に行った私としては拍子抜けなのである、まあ悪夢探偵としては中途半端、かと言って…ホラー映画にはなりきれていない…とでも言うところか…、まあ幼い頃に亡くした母親と自身の関係構築がメインであり…多分に女性的視点に立ったがための変容?それから、「ああ、いやだ、ああああ、いやだ、ああ、いやだ…」も僅か、なんか積極的な悪夢探偵だったりして…
今回の映画ですがともかく「リアル」と「夢」、「今」と「過去」、「母」と「少女」がゴチャマゼのため、見ていて混乱を招くは、必死についていっても…似た様なシーン連発で記憶に留めるのに苦慮、この後に着手する「あらすじ書き」は大いに混乱するであろう、ハッキリ言って、自信なしである…困った…、間違ってたらゴメンね状態だろう…多分
話は飛びまくるが…実は「1,500円」で前売券を購入してあったのですが、公開初日の初回に行ったら…「舞台挨拶付き前売券(2,000円)」を持ってないと入れない!?そんなの知らなかったぞ!座席が残っていると宣伝しているので、差額分を支払うから入れないかと聞くと「ダメです」の一言、已む無く帰宅、それから数日後…朝から病院に行った後に映画館に行けば、「本日は当館の映画サービスディで
1,000円ですが、この券でご入場されますか?」と…前売券持ってて酷い目に合わされまくりました、もっとシッカリとチェックしなければ… |
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ちなみに公開5日目の初回(11:40〜)、221席の映画館は30人程度の入りでした(シネセゾン渋谷) |