ボクが病気になった理由〈わけ〉  |
[COMEDY]
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1990.09:日本映画 |
病気を題材にしたオムニバス形式の映画3作品、コメディ映画です、ネガティブか?ポジティブか?様々な立場で病気と戦い、また助ける人々の姿をブラックに…思わず笑ってしまう作品です |
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My Sweet Little Cancer:直腸ガン |
監督:鴻上尚史 |
CAST-1:鷲尾いさ子/勝村政信/地井武男/橋爪功/小須田康人/筧利夫/他 |
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兜町、証券会社の2階、猟銃と人質、籠城する藤井俊太郎…「俺はガンだ!」、直腸ガン・ノイローゼ、取り巻く警察、やじうま…要求は”ガンの特効薬”…駆け付けた主治医(エリート・美人)河野医師「あなたはガンなんかじゃありません、あなたは”痔”です!…あなたは痔です!痔です!…」 めげない藤井、盗み出したレントゲン写真、潜血反応の結果報告書、そして新聞の切抜き、「新・家庭の医学」…自分がガンだと主張!一つ一つ論破する河野医師「…ウンコ…ウンコ…ウンコ…」、しかし検査方法について上司の田中胃腸科部長と口論に…さらに大日本ガン研究所部長まで登場、藤井を無視した大論争、その一部始終がTVで全国放送されてしまうのだが…
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Langerhans Connection:糖尿病 |
監督:大森一樹 |
CAST-1:名取裕子/ラサール石井/東銀之助/竹内力/上田耕一/斉藤洋介/他 |
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東京ドーム、試合中に倒れた刈谷投手、時同じく、本番中に倒れたニュースキャスターの田町…2人とも低血糖発作…かつて朝帰り写真を撮られた仲の2人、糖尿病は感染する?と話題、入院した田町の代役に悩むTV局、ライバル局次期社長と婚約した依田靖子を抜擢することにしたが…糖尿病体質を理由に婚約破棄…自棄食い中、仕事のできる状態ではない… やがて友人のTVディレクター椎名亨の誘い、ライバル局に復帰する靖子、亨が任されたのは、予定外のグルメ番組…「依田靖子のおいしい屋さん」 上昇する視聴率、そして靖子の血糖値も…医学部出身の亨のアイディア、コンニャク料理や番茶喫茶を紹介、試食は亨…二人三脚の努力は報われるか?
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Hypertension Road:高血圧 |
監督:渡邊孝好 |
CAST-1:大竹まこと/中川安奈/羽田美智子/桜金造/東銀之助/他 |
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天候悪化、名古屋に緊急着陸した羽田行き最終便ジャンボ、航空会社が用意したホテル…最後の部屋に手違い、中年男の田辺正太郎と同室の青山晶〈アキラ〉は…美人女性だった、空き部屋なし、田辺は一人娘(2人だけの家族)の結婚式、青山はチェロのオーディション、お互い東京へ急ぐ身、大事な用件の前日…妥協、高血圧の田辺、聴診器、血圧計、薬の数々…神経質に血圧チェック、娘に事情を伝える電話、晶の声、勘ぐる娘、お父さんにもいい人ができた?必死の弁解…血圧上昇、浴室から出てきた晶はバスタオル一枚の姿、上がる血圧、部屋をシーツで2分割、眠れぬ2人、精神安定剤を…カバンは晶サイド、彼女が取ってくれた薬を飲む2人、実は利尿剤…トイレに往復、一睡もできなかった2人、翌朝、羽田空港は「俺はガンだ」と叫ぶ男の籠城で閉鎖状態、タクシーで名古屋駅へ、大渋滞、飛び乗った新幹線は…”こだま”…戻っても間に合わない、励まし会い東京へ、タクシー乗り場は長蛇の列…泣き出す晶、「ここまで来て諦めるのか!?」と…突然、苦しみ出した田辺、「救急車を…」
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ネガティブでもポジティブでも、みんな頑張ってます…大変だなーと思いつつ、笑えるエピソードを交えながら…面白かった。個人的には3つ目のストーリーが一番好きですが、鷲尾いさ子に”痔”だの”ウンコ”だの拡声器で連呼させた鴻上氏…●い! 駅伝ムービーと冠され、ストーリーがどこかで連動しています。 |
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(テアトル新宿だったと思います、当時、新宿駅南口にありました…) |