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「やぎ座」
パーンは、山羊のひげを生やして、自分で作った葦の笛である、シュリンクスを吹きながら踊るという、愉快な神様です。 |
ある日、ギリシャの神々たちは、パーティーを開くことを決定しました。 |
そうして、そのパーティーの場所はナイル川のほとりで、開くことに決定し、そのパーティーの余興の担当者としてパーンを呼びました。 |
そのパーティーが催された日にの宴たけなわの頃、突然怪物テュフォンが「どうして俺をパーティーに呼んでくれなかったんだ。俺をのけ者にして。みんな殴ってやる。」と腹いせに飛び込んできました。 |
あまりの突然の出来事であったために、神々たちはみんなびっくりして、「これではヤバイ。はやく自分の得意な動物に変身をして、すぐにここから逃げよう。」と考えました。 |
そうして、いっせいに逃げ出しました。 |
このとき、パーンは山羊に変身をしました。そうして、いちもくさんにナイル川の方へ走り、飛び込みました。 |
その時、パーンはナイル川に飛び込んでしまったため、「よし、今度は魚に変身をして、はやく泳いで逃げてやろう。」と考えました。 |
ところが、このパーンは酒をあまりにも飲みすぎていたために、酔いがまわっておりました。 |
そのために変身がうまくできなくなっていたのです。 |
「あららら。」と思ったパーンは、上半身が山羊で、下半身が魚という、こっけいな姿になってしまい、その姿でナイル川を渡りました。 |
この様子を天からみていた大神ゼウスは、お腹をかかえて大笑いをしました。 |
あまりにも面白かったので、嫌がるパーンをむりやり、その姿で天空に上げて、山羊座という星座にしました。 |