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〜2000年編

道場には、入寮中のいろいろな思いを自由に書き綴れるようにと『断食日記・断食つれづれ草』と名づけ
たノートを置いています。これはある入寮者が・・・体験者の入寮中のさまざまな生の声が聞けると、断食の不安も少なくなるし、自分への励ましにもなる・・・という一言で置くようになったものです。
  さらに、体験者の退寮後の後日談やお便り、雑誌記事などから、断食を実際に体験した真実の声をお伝えします。

 これは断食道場での涙と笑い、そして驚きと奮闘の記録です。                                              

 

10> 2000/11/1更新  

2000.9.3                                           N ・ S<女性34歳>  鹿児島県

 別府での3週間は,今思うと早かったです。自分の身体、健康についていろいろ勉強になりました。食べなくても元気なんだとしみじみわかりました。いろいろとありがとうございました。
 帰って来てから約2週間、思った以上に先生に教えていただいたことを自分なりに実行しています。・・・玄米食、野菜、温冷浴、金魚運動や毛管運動・・、柿茶、朝食抜き・・・・
道場での3週間の生活で、生活のペースができたようでよかったです。以前は何もしてなくても、朝昼夜と食事の時間になると食べなくちゃ!という気持ちがあって、ついつい食べ過ぎていたのですが、今は食べなくても大丈夫と思えるようになりました。
・・・・・・・といっても帰って1週間は、ガ〜ンというくらい体重が増えました。食事も気をつけて,運動もしているのに、身体が吸収しすぎるようにちょっと食べるとド〜ンと体重が増えていました。せっかく痩せたのに!と思っているのに、一時期は3sも戻ってしまってショックでした。帰る時、先生が『少し体重は戻るけれど、まあ2sくらいまでかな・・・・・・』と言われていたのにあっという間にオーバー。
 でも、絶対食べ過ぎとかはしてなかったので、このまま続けていれば身体もわかるだろうと思っていたら、また体重が落ちてきました。そして今は、断食が終わったときと同じ体重です。ほっとしました。
 雑誌とかよく見ていると、西式の事って取り上げられているんですね。再度勉強しています。これからも生活の中で普通にできたらいいなあと思っています。 

                       準備食7日、断食8日、回復食8日

本当に元気に断食を終えました。断食中でも療法が終わるたびに散歩に出かけ、他の入寮者がビックリするほどでしたが、本人は辛い様子もなく、自然体で終わってしまったという感じでした。体重も回復食に入っても少し減り、最後には8.5sのマイナスで帰っていきましたが、帰ってからの食事や生活もスムーズに変わりつつあるようです。断食後の心身の変化に慣れるまでには少し時間がかかります。

 

9> 2000/8/1更新   

2000.7.1                K・千晶〈女性20歳〉        福岡市

 明日、退寮です。3週間とちょっとでしたが、最初のほうは1週間が過ぎるのが本当に遅かったです。本当に時間が過ぎていくんだろうかと疑いたくなるくらいでした。でも、終わってみると,早いですね。あっという間でした。
 断食中は本当にツラくて、やめてしまおうかと何度も考えました。考えが変わったのは断食3日目が終わって、4日目の朝からでした。4日目が終わろうとしている時に『何だ、大丈夫じゃん』とか思えたんですよ。
 本当は断食7日の予定だったんですけれど、7日が過ぎても平気になってきてたんで、9日にしたんです。慣れですね。やっぱり。

 これから断食を行う人,頑張ってください。断食を終えた後の梅湯と雑炊は本当においしいですから!すごく幸せな気持ちになりますよ!!食べるのがもったいなくなります(笑)

お水も柿の葉のお茶もきちんと飲めば、成果は必ず出ますよ。飲みましょうね。

 最後に一緒に入寮していた皆さん、無口な私に付き合っていただいて本当にありがとうございました。楽しかったです。イギリスに留学する I さん、お体に気をつけて。おいしいパンやお菓子づくり、頑張ってください。

 3週間、本当にお世話になりました。家に帰っても,食生活に気をつけます。また、機会があったら断食をしたいと思いますので(今度は10日以上?)、その時はよろしくお願いします。

                     準備食5日、断食9日、回復食9日
 

黙々と療法をこなして、元気に初めての断食を終了しました。断食中の心の思いはひと様々です。同じように準備食をして同じように断食をしているのに、あの人は断食に入ったら私より元気そう・・とか、私より2`も体重が減ってる・・とか、断食中は元気がなかったのに食べ始めたらうそのように元気になった・・とか、最初の頃はいびきがひどかったのにいつのまにかしなくなった・・とか、顔色が良くなった、顔が小さくなった、足を引きずっていたのに普通に歩いている、・・・・・・・とか。
 断食中は脱力感や集中力が持続できないとか、ある程度共通するものはあります。しかし、自分の心身の変化はもちろんですが、人の外から見てわかる変化には『私も頑張ろう』という思いになるようです。

 

8> 2000/6/1更新     

2000.4.18             W・秀美<女性26歳>      愛知県

入寮して27日、とうとう退寮の日が来ました !
準備食9日、断食9日、回復食9日、何とか頑張りぬきました。とっても大変だったけど、今は心身ともにとてもさわやか〜です。頑張ったかいがあった!という感じです。
話には聞いていたけれど、断食、最初のほうはとても辛い・・・・・・・・・・・・・。
胸焼けやだるさがきつくて起きるのも大変。でも不思議なことに、後半はずいぶん楽になりました。散歩にも出かけられました。やはり、大事なのは温冷浴や裸体操をきちんと行うこと!でしょう。つらさやだるさはかなり個人差があるようです。これから行う人もあまり怖がらずに頑張ってください。
そして、断食後に飲んだ梅湯のおいしさは一生忘れられません。玄米おじやや雑炊もすご〜〜〜〜〜くおいしい、幸せな気持ちになれます。皆さんもこの幸せを手に入れるために頑張ってください。
結果は9`の減。身体も軽いし、便通もとってもいいです。身体の中がとてもキレイになっている気がします。
先生、いつも親切にいろいろなことを教えてくださってありがとうございます。
奥様、いつも美味しいご飯をありがとうございました。ためになるはなしもいろいろ聞かせていただき、楽しかったです。
一緒に入寮して頑張った皆さんにも、とても感謝しています。いろいろなお話ができて楽しかったです。ありがとうございました。
ここでの体験を生かして、これからもいろいろと健康について、頑張っていきたいです。


数ヶ月前から急に太り出して、精神的にも不安定になる。とにかく,食欲増大で食べ物を見れば食べたくなるそうで、そのため、入寮後しばらくは外出もせずにいましたが、数日でその不安も消えたようです。

 

7> 2000/3/1更新   

2000.2.12                                  I ・ 実穂<女性26歳>    京都市

元気自慢の私がここ2〜3年倒れやすくなり、年々身体のあちこちがショートして、「治った!」と職場復帰してもしばらくするとまたばったり・・・の繰り返しでした。「薬づくし、病院のはしごのこんな生活はもう嫌だ・・・!!」といいかげんキレながらインターネットで検索して、ここの存在を知りました。
 日数とか「本当に治るのか」とか、不安になりながら「まあ、最悪の場合、良い療養になればいいか・・」と気楽な気持ちで来たのですが、今は本当に「来て良かった、ここの断食で良かった」と心から思っています。

   ◆ここ2〜3年の主な変なところ
・夜中に心臓がどっくん!ときて飛び起きる。
・左目が疲れてくると見えなくなる。(筋肉が反応しなくなって白目になる)
・家族以外の人とまともに食事ができない。
・急に急ぎの仕事がくると、胃の中が炭酸ソーダーをぶちまけたようにシュワシュワ  いう。
・体温34度、平均血圧80〜50(最悪の記録75〜35)
・時々、腰に激痛(ボーリングの玉をお尻から出さなきゃいけないような苦しさ)
・生理が1年以上ない。
・超冷え性。

 仕事がら金、土、日は睡眠3時間弱でほとんど食べれないほど働きぱなしで、その反動で休みの日は1日中寝て、食べてしまう。過食して吐いての繰り返しで、週に5sくらい体重が変化する。もともとフットワークは軽いはずなのに、一度横になると動くのがおっくうで、むくみややけどの後が気になって友人とも会えなくなって辛かったよ。そんな体調のまま、何とかそれでもやってきて、ここに入寮することとなりました。

   ◆さて。入寮生活の感想
準備食期間(5日間)
この間はとにかく休日気分を満喫していて、天候が良かったせいもあって、時間がちょっとでもあればショッピングや散歩、ジョギング、ひなたぼっこや観光をしていました。ああ!楽しい!! 食事も「1日2回、この時間に食べられる」という安心感からか、別に物足りなくもなかった。やっぱり「今のうちに食べなきゃ、いつ食べれるか分からない」という状況で食べると、お腹がすいていなくても余分に食べちゃうんだなあと実感。体重も2s落ちた。後半、骨の歪みが発覚して、あまり歩き回らないようにといわれてショック。
断食中(6日間)
食欲は何故かまったくなく、不思議なくらい元気。多少の脱力感と寒気はあったけれど、吐いたり、のたうちまわっていたあの時の苦しさに比べたら気楽なものです。体重はこの間で3sの減。やはりリバウンドを繰り返しつづけていたせいで痩せにくいのでしょう。身体のあちこちの悪い症状が全部出た期間でもありました。予定の6日間は終わりましたが、まだまだ続けられそうです。
回復食(6日間)
断食を始めるに当たって、私にとって一番の勝負はこれだなと思っていたのが的中。ここに来た目的のひとつは『きちんと美味しく食べられるようになること』。 食べ物を口にすると罪悪感と嫌悪感を感じる。やばい! 強迫神経症で薬を飲んでいたときと一緒だ。でも『美味しい』という味は感じることができるので、一生懸命時間をかけて食べた。奥様の手料理は本当に涙が出るほどあたたかい。何故か回復食に入ってからも0.5sの減。(普通は0.5〜1s程太るらしい) その後食べる量が増えるに連れて0.5sの増加で元に戻る。食べるっていうのはエネルギーを使うなあ。頭が痛い。くたくたに疲れる。でも4日目頃から『お腹がすく』感覚が何だか分かるようになってきて、食事の時間が楽しみになってきた。・・・・・・。これからですね!!退寮してから頑張れそうです。

   ◆断食をして変わったこと
@一番ビックリしたのは、薬を飲まなければこなかった生理が断食4日目で来たこと。本には書いてあったけれど、まさか自分の身体でそーなるとは!!
Aカルシウム不足でなるらしい爪がぺろぺろとむけてきたり、2枚爪だったのが、治った。小魚や牛乳を飲むようにしたり、いろいろしても治らなかったのに。
B冬になると、血の循環が悪くて足先が切れて血まみれになるのが、良くなったよ。
C心臓がどっくん!!で飛び起きることもなかったです。
D肌はきれーぴかぴか。

本当は21日間か30日間でやりたかったなあと最後の日になって改めて思います。毒素も少しは出たかなあ。全部、どうせなら出し切ってみたかった。でも、いろいろと悪戦苦闘の末にここの存在を知り、来れて無事に断食を終え、学ぶことがたくさんありました。生活習慣、体質改善を自分でする良いきっかけと手助けになったと思います。本当に健康でいたいという自分の意思次第です。ここでの生活をなるべく日常に取り入れてやっていこうと思います。

 先生、奥様、ひでのさん、同室のMさん、そして別府の新鮮な空気に深い感謝を込めて。

詳しい症状を書いた数枚のお便りをいただき、身体が頑張りきれるかなぁと心配していましたが、実際にお会いしてみると何とかやれそうで、気力だけの問題と感じていました。しかし、その気力の点は全く問題がない頑張り屋さんでした。日記には6ページにも及ぶ断食の記録がかかれていましたが、その一部分だけを掲載させていただきました。初めての断食を6日間、余力を残して終え、自分の心身に少し自信を持ったようでした。

 

6> 1999/12/24更新 

1999.11.7                                   T・千景<女性31歳>             熊本県

私は以前から婦人科の調子が思わしくなく、たいした病気ではないのですが、とにかく生理不順がひどくてストレスがたまると3〜6ヶ月くらい生理が止まるのも当たり前でした。周期もバラバラでホルモンバランスが悪いせいか、31歳なのに更年期のような症状がつきまとっていました。とにかく、いつも身体が重くて、頭がスッキリしないと下腹部が張って体がきつくて起き上がるのもやっと・・・・・。そんな日もしょっちゅうでした。それに加えて、少々痴呆を患っている祖父との同居もあり、そして私がお世話しなくてはならないので、ストレスがたまりに溜まって些細なことで腹を立てたり,とにかくイライラしていました。
 3年くらい前に子宮や卵巣に水が溜まり、一応婦人科で治療したのですが、ホルモン剤やホルモン注射をやっているものの続けないと元の木阿弥で・・・・・・・・・・・・。最初は治療していたのですが、私は薬を飲むことに抵抗を覚えてきました。
 私は今祖父の世話をしているので求職中の身なのですが、実は看護婦なんです。私は医療の場に立会いながらも病院が行っている治療に対して、少なからず疑問を持っていました。確かにその場しのぎでは経過は良いように思われますが、薬を続けることによっていろんな副作用が出てきます。その副作用を押さえるために、また薬が増えていき、入院時は比較的元気だった患者さんがだんだんと病人らしくなっていきます。薬を飲むと身体が薬に頼ってしまうため、本来持っている身体の機能が衰えてしまうんですよね。
   「こういうことが健康になること・・・・・・・・・・  ?????????。」
 私は医療に対して不信感が増すばかりでした。そういう思いもあり、私は薬や注射で治療することが絶対にイヤだったんです。
 現代の医学やいろいろな健康法の中には、さも常識であるような非常識がまかり通っているのが現実です。その中でいったい何が本物なのか? そんな時に、私は西式健康法に出合えて本当に良かったと思います。私は10日間の断食を行いましたが、断食中は毒素を出すということで、止まっていた生理が始まりました。また準備食,回復食が非常にきちんとしてあるし、温冷浴,機械療法・・・・その他諸々の療法もきちんとしています。
「どうしてそれが身体に良いのか?」 そういうことは健康クラブにおいてある文献や先生に質問すれば、謎は解けます。
 最初の頃は身体の疲れがドット出てぐったりしていましたが、断食中は先生も驚くくらい元気で、あっという間に過ぎました。一番辛かったことは、断食中に頭を洗えなかったことでしたから・・・・・・・・・・・(笑) 家の急な都合のために回復食の途中で帰宅しなくてはならなくなって、先生方には大変ご心配をかけましたが、ご指導通りの生活を続け、私は今も快調です。心身ともスッキリと爽快感があります。健康クラブから帰宅して、はや15日経過しましたが、本当に身体の調子がいいですよ。
 また、先生から痴呆の祖父への指導を受けたのですが、これを毎日行っていたら早くも効果が現れて、痴呆症状がほとんど無くなったのには驚いています。じいちゃんが普通のじいちゃんに戻っているやんけ!!!!!(笑) とにかく頭が冴えてきたのには家族一同ビックリしています。

親身になって指導してくださった先生や奥様、ヒデノさんには大変感謝しています。ありがとうございました。とにかく学んだことを続けていくこと、それが一番ですね。これからもしょっちゅうメールを出して先生に質問すると思いますが、ご指導よろしくお願いします。
 それでは・・・・。本当にありがとうございました。

9日間の準備食、10日間の断食、11日間の回復食の予定で始まりましたが、本当に元気に断食を終了しました。回復食の終わり頃に家に急用ができ、回復も順調にいっていたこともあり3日ほど早く帰宅しました。指導していた帰宅後の食生活も順調な様子です。
断食日記の中に『メールを送りますので、ホームページに載せてください』との伝言。

 

5> 1999/11/4更新

. 1999.9.4                                            H・光子(女性52歳)    大分県

病院退院後、体調のよい日もあればそうでない日もありで、不安の毎日を過ごしていたところ、この西式断食道場のことを姪が知らせてくれました。即電話し,転がり込んだ感じでした。お風呂の温冷浴療法、整体調心療法,身にしみて来てよかった!!子供も連れて来たい、あの人にも知らせにゃ〜と頭の中で何かが飛び跳ねているようでした。
 さて食事、出されたのが青汁。青汁も実の入ったもの,何とか半分までは食べれたが、その後は口に入ってくれない。どうしょうか?と迷っていると、先生「レモンを入れると食べよくなるよ」。それでレモンをもらい入れると、ぐっと食べよくなり、その後は一気に食べてしまう。オートミールは後で食べたせいか大変美味しい。ごちそうに感じました。裸療法、ただ脱いだり着たりするだけなのに、何か一番疲れた思い・・・・・・それだけにこれは体によいことだなぁと思い直し、毎日気合を入れて頑張った。
2日目はお腹はすくし、病気のせいもあるのかだるくて身を持て余すよう。予定している9日間続くのか、なんとかしなくては・・・・・逃げて帰れない。やっとの思いで1日を過ごした。3日目はな〜んとスッキリした気分。これならやれる!と気持ちも明るくなる。こうした毎日の繰り返しだったように思う。
 力の入らなかった首も首だけの力で持ちあがり、舌の動きもなんとなくよくなり、暇さえあれば横になり目をつぶっていたのに、起きて本を読んだり遊び事もしようかという気にもなります。今回は時間の都合で、準備食(食事療法)だけの入寮でしたが、こんなに元気になれた。何とか本断食に向けて時間を作り、病気ともおさらばして、すっきりして帰っていきたいものだと思い巡らせています。
 まず西式断食療法との出会いのきっかけを作ってくれた姪にありがとう。
わがままを受け入れ指導治療してくれた先生、ありがとうございました。
家庭に帰っての食事の仕方、作り方その他教えてくれた奥さん、ありがとう。
洗濯物を干して、たたんでくれたヒデノさん「あれだけの人の洗濯物、誰のかよく覚えられますね」 
 この道場の人はすごい人ばかり、近づけないだろうけど少しでも見習いたい、ほんとうにありがとうございました。
  


道場のことが紹介してあった健康雑誌を見たのが縁で、本当に急な入寮でした。
筋無力症で、今年の1月に手術をしたばかりとの事。しかし、症状は変わらず、毎日を寝て過ごす不安の日々だったようです。

 

4> 1999年8月25日発売 シティ情報おおいた 9月号掲載記事 

                                               [FrontPage 画像マップ コンポーネント]40頁

別府にある断食道場で,友達が見違えるように痩せた!
                                大分市・DODA

               *  *  *  *  *  *  *  *  *                       

最近届いた一通の読者ハガキ

 

 「豪さん、江角マキコに似てません?       少し痩せればもっといいのに」
                   挾間町・たれパンダ

 

サンキュー、私の心にグサッときたよ。絶対痩せてみせるよ。さっそく「見違えるように痩せた!という『断食道場』に潜入だ!

「痩せちゃうもんね」と浮かれる反面、断食という言葉に恐怖を感じつつ道場へ。
「あなたは1泊2日だから食事療法だよ」と指導員の井上先生に言われてほっと一息。
ここで用いている西式断食法は、準備期間→本断食→回復期間の3段階に分かれているので短期間だと食事療法中心になるのだ。よかった、食える。本来断食は悪いものを体の外に出し,自然治癒力を高めることが目的で痩せるということはあくまで結果。健康になってしかも痩せるなんてスゴイ!と感心するのも束の間、その裏には過酷な試練が待っていたのだ。
起床7時・消灯は9時、午前と午後に機械療法・温冷浴療法・裸療法の3つの療法をこなし、食事をするというスケジュール。初めは「楽勝!」と余裕をかましていたが、1日目の夕方から体がだるくなる。食事も1日2回で量は少なく、2日目の朝には布団から起きあがるのが辛かった。「2日目が一番辛いのよ。でも断食のほうがもっと辛いんだから、がんばって」と隣の部屋の患者さんから励まされ、人の温かさに触れる。でも帰る頃には体が軽くなり、だるさも取れてスッキリ。
体重計にのってみると2sも痩せているではないか〜!私がんばったわ、お母さん!おまけに肩こりと冷え性も治るっちゃったよ。

料金は入会金3000円、1日7000円で今回の1泊2日のコースは1万7000円でした。また土・日曜を利用して行っちゃお〜っと★

 

3> 1999/8/5更新 

 1999.6.27               S・香苗(女性・30歳)  福岡県

◆今回,はじめて断食をやってみて。(準備食6日、本断食7日、回復食8日)◆


とくべつ、悪いところがあったわけではないのですが、肥満で。最近では過食気味で、自分ではどうしていいのか分からない時に、インターネットで、ここ健康クラブを知り、もともと断食はしてみたかったので、思い切ってメールを出してみたのが始まりでした。
始めのうちは、もうとにかく時間が過ぎてくれず、1日が2日,3日のように感じ、いやでした。それが断食4日目を過ぎるまで続き、しかし、その後は気持ちが楽になり、だからと言って、ピンピンしていたわけではなく、身体はダルくてダルくて、とにかくダルい。階段を昇るのもダルい。でもだんだんと慣れてきたのか楽になり、断食の最後の日は、あと何日か続けられそうな気持ちでした。あとは早かったです。あっという間に残り1週間が過ぎてしまい、今日、お家に帰ります。この3週間、すごく楽しく過ごせることができました。今朝は最後の散歩に3人で近くの神社まで行きました。お家に帰れる嬉しさと皆さんとのお別れの寂しさ。ちょっと、寂しいかな。
いろいろと考えずに、断食をやってみてよかったです。いろいろな事がわかりましたし。先生,皆さん,ありがとうございました。家に帰ってからも続けていくつもりです。
えッ、私ですか?  美人になって帰っていきました。

 身長153a  体重★9`    肥満と右手のしびれに悩んでいました。本人はダルくて辛かったようですが、ほかの入寮者の人たちとテレビを見たり、話したり、散歩したりとけっこう元気に過ごしていました。右手のしびれは数日でなくなり、体重も最大8`のマイナス。回復食に入って500cほど増えて、結局7.5`のマイナスで帰っていきました。お腹の肉がとれ、スカートはぶかぶかとなり、顔もしまって小さく見えます。帰ってから数日後には北海道に旅行するとかで、食べ過ぎを心配していましたが、「ホテルに体重計があったので、ちょっと計ってみたら、ばっちし元の体重をキープしていました」とのメールをいただきました。

 

2> 1999年4月15日・19日 23時55分TV放送 九州朝日放送製作『ドォーモ』

                         撮 影 裏 話

新リポーターへの道ー断食道場サバイバル

3月の中旬に番組『ドォーモ』のMディレクターよりの突然の電話。新人リポーターを採用するにあたり,3泊4日の断食を体験させ,その様子を放送したいとの申し出。道場の断食スケジュールどおりできるのであれば、との条件の元に撮影がスタートする。

1日目
3人の新人女性リポーターとM女性ディレクターそして3人の男性撮影クルーがワゴン車にて到着。どういうわけか新人リポーターはアイマスクをしている。聞くと行き先も何をするのかも一切何も言っていないとか。道場の看板の前ではじめてマスクをはずされ、最初は『断食』の読み方も分からず、教えられてようやく納得するが、逆に大きな驚きを見せる。一般に断食をする目的は人さまざまで、ただその明確な目的を達成するために頑張れるということも事実なので、少し不安を覚える。
断食療法の概要と3泊4日のスケジュールを説明。2日間が準備食で、1日の断食、回復食が1日の2/1/1のスケジュールとなる。さっそく小型健康機での足の矯正運動,腸の微振動・・・3号型健康機での金魚運動による背骨の矯正、懸垂,血液の循環運動・・・を行う。にぎやかなこと、にぎやかなこと。・・・・・・・・・・。健康機にかかった人が最初に言う定番の言葉・・・「身体が痒い」・・・「血液循環が良くなった証拠ですよ」
次に温冷浴。入っている状態を撮影したいとのことで特別に水着をつけて入浴する。リポーターの1人が潔癖症?とのことで他所のお風呂には入れないとか、ディレクターも一瞬アゼン。3月のまだまだ冷たい頃でしたが,最初から冷浴からできる。冷浴,温浴の心地よさを体感した様子。さらに温冷浴後の定番の言葉・・・「後から暖かい」さらにリポーターNさん「足にあった青じみが消えたよ」
次はいよいよ食事の時間。何が出るかと楽しみのようでしたが,10種類ほどの生野菜のすり潰しとオートミール。人工の味に慣れている者には本当に自然の味は一般に抵抗感が強いらしく、苦労をしていました。・・・野菜の食べ方はこの方法が多くの種類を大量にしかも生で、そして消化吸収を良くするのです。
何とか道場の1日のスケジュールは終わりましたが、新人リポーターとしてのスケジュールは残っているらしく,夜の町へ出かけていきました。・・・。

2日目
朝7時からの療法もこなし,さわやかに1階に降りてくる。「良く眠れた,何か、熟睡できた」
潔癖症の新人リポーターはやはりリタイア。ディレクターも顔を曇らせていました。2人は少しは慣れたらしく順調にスケジュールを消化。新人リポーターのスケジュールは飛び込みインタビーとか。お寺に行って庭掃除をしてきましたとか。・・・この場面は結局放送されず、今か今かと眠い目をこすりながら見ていたのに・・・と、お坊さんも後で大笑い。

3日目
今日は断食です。食事は寒天を食べます。ノンカロリーでしかも通じを良くしてくれます。
食べることで満腹感が出て空腹感を和らげます。今日はKキャスターが陣中見舞いに来るというので、道場の野菜畑で野菜を取りたいとの申し出。・・・本当にいろいろさせます。
でも野菜取りなんて初めての体験らしく結構楽しんでました。

4日目
終わった。」わずか1日だけれど、それなりに感慨はあった様子。
リポーターNさん体重は45.5→43s、Aさん49.5→47.5s、ウエストも細くなってビックリ。回復食の1食目は玄米の5分粥に生野菜のジュース多目のすり潰し、2食目は玄米のおじやと生野菜のすり潰し。素敵な笑顔で本当に美味しそうに・・・・・・。
・・・・・くれぐれも惰性で食べ過ぎないように,しばらくは腹六分で、そして普段は腹八分を心がけて。

道場にとっても激動の4日間でした。今までも取材とか撮影はありましたが、4日間も連続の撮影は今回が初めてです。今まではお断りをしていたことも今回はいろいろな幸運と偶然が重なって、これも縁かなぁということで撮影となりました。しかし撮影はする方も本当に大変です。4日間ほとんど休みなくフイルムは回っていました。それを60分くらいに編集するのですから。Mディレクターが放送日までの3日間をかけてするそうです。道場での4日間はほとんど満足に食事も取れず、食事は同じものですが、表から見える部分とは裏腹に本当に大変なお仕事です。
放送は15日と19日の2日間に分けてありましたが、道場から帰って数日後にリポーターを焼肉屋に連れていって、しかも食べ放題。本人たちが一番ビックリしているようでしたが、番組を盛り上げるためとはいえ、1日の断食だから良かったもののあれほど食べ過ぎには注意と言っていたのに・・・。本当にビックリです。

 

1> 1998年12月22日発売 シティ情報ふくおか No477掲載記事

99夢 番外編

だけど、やっぱし今年こそ健康的にやせたい

夢をかなえた人たちにお会いしながらワタシはひとつの超共通点に気付いてしまった。そうなのだ、皆さん『痩せている』のだ、ガビーン!!ガビーンガビーン・・・・・・(やまびこ風)ワタシも一応好きな職に就いてんのに、どして?体脂肪率がそ〜ろりそろりと肥満(キャッ)へ近づく今日この頃。最近は階段を上がっただけで息切れるし、なぁんかカラダも重たい。いかん、こいじゃあいけぇぇんっ!つーことで最後のシメは俗っぽいながら切実な夢、来年こそ痩せたい!!

なんでも肥満解消、難病も回復するという驚きの『断食道場』というトコロがあるらしい!

断食」の下にさらに「道場」・・・。インパクトある名前にビビリつつ、さっそく取材にあたったです、ハイ。 『痩せることではなく、身体を健康な状態に戻すことが断食の目的なんです』と対応してくれた黒瀬さん。 “道場”の響きに稽古着&黒帯を想像していた取材班、まずはその優しい口調にホッと息をつく。お話によると、ここで実施される断食は西式という“健康法”に基づいたもの。断食健康法の根拠を簡単に言えば、身体への食べ物を一切シャットアウトし、体内に溜まった悪いもの、いわば毒素のようなものを全て排除する。その上で自然食を中心とした食事に切り替え、体の自然治癒力を蘇らせる、のだ。道場での実際のカリキュラムは1日2食の「準備食期間」→一切食べない「断食期間」→断食後の「回復食期間」の3段階設定(断食の日数は各自の健康状態によって判断される)。 参加者はこれを完全な合宿状態でこなしていくが、難病治療を目的とした方を含め、ほとんどの方が断食をやり遂げた後、元気に笑顔で帰っていくという。すごい。・・・・・で、気になるダイエットの方。『痩せる目的で来る方もいますよ。断食ですからもちろん体重は落ちます。でもそれはあくまで、“結果”。 肥満自体が不健康なことですから』。 そう、太り過ぎが招く病気は多い。糖尿病や乳ガンなども肥満(あぁ嫌な響き)が原因のひとつなのだ。 実際に道場で断食を体験した情報提供者・ペンネームちまきさんにも話を伺う。『合宿中って毎日何してたの?』 『決められてるのは軽い体操くらい。後は自由時間なので、本を読んだりゴロゴロしたり・・・。 あ、そうそう他の参加者の方と一緒によくテレビの料理番組を見ました。美味しそうとか言いながら (笑) 辛かったけど貴重な体験でしたよ、断食って』。コメントはいたって明るい。 ところで、あのぉ、体重減った? 『ハイ。ダイエット目的じゃなかったのに、10s近く。しかも、今もリバウンドなし!』 おぉ、おぉ!! つまり。断食道場で得られるスリムな身体は、辛い断食を耐え抜いた後の嬉しい“ご褒美”ってこと。 夢を追いかけるにも、健康なカラダは不可欠。どうでしょ、1999年、心とともに体もゼロから再出発ってのは