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西 勝造教授によって、大正11年(1922年)に創始され、昭和2年(1927年)に公表された健康医学です。普及、発展に伴い、他の健康法や医学と区別するために、西式健康法、西医学と呼ぶようになりました。 西式健康法の発露は、西教授自身が幼い頃から下痢や微熱に苦しみ、医者の指示通りのことを忠実に実行していたのに病状は変わらず、16歳の時には医者から・・20歳までは生きられないだろう・・との宣告を受けた事に始まります。そこから自らが自らの力で生きるための苦悩、苦闘が始まり、ある意味自らの体を実験台にして固定観念にとらわれない独自の健康学を作り上げ、病気にならないための健康法・・・西式健康法を創始したわけです。 人はなぜ病気などにかかるのだろうか・・・病気になると何故的確に治せないのだろうか・・・病気にかからない方法はないのだろうか・・・・・素朴な率直な疑問の中から生まれた健康法であり、これらのことを解決しようとしている健康法です。 人が病に冒される・・・人が進化の過程で直立2足歩行となり、衣服をまとい、調理をして食する。ここにすべての原因の根本を有しています。しかし、だからといって今更、4つ足で、裸で、生のままの食物では生活できない。俗に言う文明生活の恩恵にあずかりながら、元気に天命を全うしたい、当然の想いです。しかしそのためには食や生活習慣の少しの改善が必要となります。西式健康法はただ単にこのことを指導しているに過ぎません。 ただその内容が世間一般で見ると、非常識的なものが多いことがその特徴かもしれません。多くある非常識・・・その際たるものが、朝食を食べないということかもしれません。西式健康法は朝食抜きの1日2食、これがすべてです。朝食を抜くから、体の調子が悪い・・・のではなく、食べるから調子が悪いのです。朝食を食べないと力が出ない、ふらつく、・・そういう体にしてしまったのです。朝食を抜いても、普通に力は出るし、ふらつかないし、スポーツもできる。食べている人と何ら変わらない。そういう体が普通の体なのです。ただ今まで朝食を食べていた人が急に抜くと、力が出ない、調子が悪い・・・ある意味当然です。だからこそ元に戻すための体質改善が必要となってくるのです。 体質改善のための具体的な方法が、食事療法であり、温冷浴や整体調心療法などであり、そしてそれらをより効果的にスピードアップするのが、西式健康法の断食なのです。 |
人は病に冒されると食欲不振に陥る。これは天の命じた断食です。生物が持つ自然治癒力を最大に発揮できるように働いているのです。犬や猫も病気になったり負傷した時は、食べ物を食べません。自然に断食をしてその回復をはかっているのです。 断食中は、心身活動のためのエネルギーを外から取ることができませんから、貯蔵されている栄養から取らなければなりません。即ち、筋肉や内臓の隅々から栄養を引き出すので、全身にわたって血液は活発に循環することとなり、単に貯蔵された栄養ばかりでなく、滞留していた種々の毒素も引き出され、身体の隅々まで大掃除することになるのです。 栄養は口から食べる食べ物の絶対量ではなく、腸で消化吸収される絶対量が重要です。断食終了後は消化吸収力が数段良くなっていますので、小食でも十分に体力を保持でき、食生活の改善、体質の改善ができるのです。 |
西式断食療法は、《準備食》《本断食》《回復食》の3段階に分かれ、基本的には本断食の日数と同じ日数が準備食や回復食にも必要です。しかし、症状や体調によっては準備食や回復食を長くしたり、本断食を短くすることがあります。 準備食はそのまま食事療法でもあります。さらに整体調心療法や裸療法、温冷浴などを併用することによって、心身の歪みを正し、症状を和らげ改善していくと共に、より大きな効果をもたらします。 |
療法はすべて個人別に個人スケジュールに基づいて実施します。入寮は1日からでもできますが、断食の日数は上項のごとく入寮できる日数によって決まります。例えば入寮10日間であれば断食は3日間が基本です。断食の日数が多いほど、その効果が増大することは言うまでもありません。入寮が5日以下の時は、食事療法が中心になります。 |
断食をするのに、年齢的な制限はありません。本人に療法スケジールをこなす意志と少しの体力があれば、誰にでもできます。ただ年齢によっては回復に時間がかかりますので、回復食を普通よりも長くします。 |
療法中は決まった食事以外は一切できませんが、生水とビタミンC補給のために柿の葉からつくったお茶を飲むことが必要です。さらに永年の宿便の排泄をはかります。これは同時に全身の浄化となり、特に腸の働きを回復させることとなります。 |
入寮中は下記の内容を日課として、午前と午後に1日2回行います
裸 療 法 | 各自の部屋にてテープ指導に従って、裸(下着姿)と着衣を交互に行います。 皮膚の機能を活発にして新鮮な大気を皮膚から取り入れ、身体を浄化する。人は知らず知らずのうちに皮膚の機能を衰えさせ、それが各組織の働きを弱める原因ともなっています。閉め切った部屋の中に長くいると気分が悪くことがありますが、人は慢性的にこれに近い状態にあると考えればいいのです。そんな時、まず換気をします。これと同じようなことをより効果的におこなっているのです。 |
温 冷 浴 | 水と温泉に交互に入る入浴法です。 自律神経のバランスがよくなり、さらに血液循環が促進されるため、痛みやコリの原因ともなるうっ血や老廃物を取り去り、心身ともリラックスできます。自律神経のバランスを崩しやすい人たちにとって、最良の方法なのです。 |
整体調心療法 | 健康機による整体調心運動です。 足の歪みを正し、全身器官の働き、特に腎臓や肝臓、腸の働きを鼓舞し、脊椎の左右、前後の歪みを正し、さらに上下の圧迫を解放して、神経の働きをよくし、そして全身の血液循環を活発にする。 私たちの身体は食べ物を材料にして生きているわけですが、それも身体の各組織や器官が本来の働きをしてこそ、それがより効果的に活用されるのです。 |
食 事 療 法 | 準備食・本断食・回復食・普通食 |
図書館での読書・・・・と皆さん自由に使っています。
ジャージ、スニーカーなどの軽い運動、散歩のできる衣服を持っていると便利です。 |
着替え、洗面道具、バスタオル、タオル・・・・・、石鹸、シャンプー、寝具などは道場で準備していますが、持ち込みも自由です。 |
書籍やラジカセ、携帯電話などの持ちこみは自由ですが、必ずイヤーホンを持参してください。 |
薬を服用中の方は、必ずお持ちください。 |
入寮中の洗濯は道場で洗濯機と乾燥機が使用できます。
J R | 日豊線・別府駅下車、徒歩7分 |
飛 行 機 | 大分空港、別府経由大分行きバス乗車、約45分で別府北浜バス停下車、徒歩7分 福岡空港、大分行き高速バス乗車、約2時間で別府北浜バス停下車、徒歩7分 |
船 | 関西汽船別府港下船、タクシー5分orバス停より別府駅下車、徒歩7分 |
長距離バス | 別府北浜バス停下車、徒歩7分 |
車 | 別府インター出口、10分 |
入 会 費 | 3000円(初回のみ、 消費税別) |
入 寮 費 | 1日7000円(部屋、裸療法、温冷浴、整体調心療法、食事療法費含む、 消費税別) *部屋代としては頂いておりませんが、2〜3人の相部屋となります |
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