「水色の時」道祖神 |
穂高等々力(とどろき)地区、
大王わさび農場近くにある道祖神。 |
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この道祖神は、1975年大竹しのぶさん主演、
NHKの朝の連続テレビ小説「水色の時」の
タイトルバックに使われていた道祖神である。
このテレビ小説のために、
彫刻家、須藤賢氏によって
彫られたモノだという。
須藤氏は中国・雲崗(うんこう)の
半跏思惟像などの[微笑み仏]をモデルに、
多数の石仏を製作している方だ。
この独特の微笑みを持つ道祖神は、
そんな背景から生み出されたれたそうである。 |
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確かに、この微笑みは素晴らしい。
思慮深い微笑みの中に、意思を感じる。
その、わずかな微笑みが、
人類の未来の可能性を予感させる。
立体的な彫りが、とても現代的で、
昔の道祖神とは、趣が違う。
このような
微笑ましい石仏を見ていると、
心が和む。癒される。
優しい気持ちになってくる。 |
寄り添っている人がいるから生きられる。 |
殺伐とした世の中を
少しでも忘れられたら、
とても嬉しい事である。 |
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