駆逐艦「有明」御分霊記念塔
神社のはずれに、大きい石碑が鎮座している。
1935年(昭和10年)3月25日に竣工した日本海軍の駆逐艦「有明」

詳しくは、よく分からないが、
その就役前に、神社が祭る神の霊を同艦に分け与える
御分霊(みたまわけ)の儀式が行われたらしい。

同じ名として、神社の祭神を艦に分霊したのだろう。

それを記念して建てた塔である。

誰が、こんな立派なモノ建てたのだろう?
日本海軍が建てたのか?
当時は、そのような事が
当たり前に行われていたのか?

国民の戦争への士気を高めるため、
建てられたモノであろう。
2002年3月13日
就役予定の海上自衛隊の新護衛艦「ありあけ」の菅原貞真艦長を招き、
再び、御分霊がおこなわれた。
「ありあけ」関係者から申し出があり、
昭和10年と同様の対応をすることにしたという。

この時、ちょっとした話題になった。
自衛隊の艦が、特定の神社の霊を奉って良いものか?
政教分離の原則に、抵触するのではないかと。

自衛隊といえども国家を背負っている訳なので、
どうなんでしょうね?
国家は、宗教を利用してはならないと思うのですが・・
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