画仙紙の大きさ
漢字に使用する画仙紙(がせんし)について説明します。
半紙以外の縦長の大き目の用紙を一般的には条幅用紙と言っていますがたくさんのサイズがあり、書初めなどで使用されます。書道では条幅は半切(左図参照)を軸物(掛け軸)にしたものを言います。
画仙紙はいろいろな大きさの紙がありますが、一般的には、大画仙、中画仙、小画仙と呼ばれる三種類の紙が多く用いられています。
中でも小画仙の全判の紙を「全紙」と呼び、現在の書道界ではだいたいこのサイズが基準となっています。
全紙を基準として縦に半分に切ったものを「半切(はんせつ)」、縦に四分の一に切ったものを「聯(れん)」、残りの四分の三を「聯落ち(れんおち)」と呼んでいます。
又、全紙を基準として縦に一枚の半分を継いだ「長判(ちょうばん)」等があります。
少し前まで、それぞれの用紙はあらかじめ用意されているのではなく、自分で全紙を切ったり、継いだりして使っていましたが、今では左の図にあるすべてと、二八などと呼ばれる展覧会専用の用紙などが一枚もので漉かれています。
画仙氏の原料
画仙氏の原料は、木の皮、草、稲わら、木綿のくずなど植物の繊維です。いろいろな配合のしかたでいろいろな書き味の画仙紙が出来ます。