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あり合わせの道具で間に合わせます。
市販の障子のり・ペンキ用のはけ・バット・霧吹き・ぞうきん。
●障子のりは、10倍くらいに薄めたものと、2,3倍に薄めたものを二通りつくります。
●はけは、ホームセンターで襖貼り用の硬い毛のものを必ず買って下さい。
あとは左の画像を参考に、3種類くらい安いはけを買います。
●バット、霧吹き、定規、のりの入れ物は普段使っているものを。
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表面が真っ平らでツルツルしたテーブルが必要です。無ければ ホームセンターで化粧ベニヤを買います。畳一枚の大きさで、千五百円くらいです。
まずは作品の作業です。
作品を裏返しに置いて、軽く霧吹きをします。少しずつ作品が伸びていくのが確認できます。
よく、作品の表面を向けたまま霧吹きをして失敗します注意して下さい。
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次にまんべんなく霧吹きをします。作品が完全に湿るまで霧吹きをします。
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ぬれた作品を柔らかいはけで、中心から外側へしわが出来ないように慎重にやさしく撫でます。
もししわが出来たら、そっと作品を剥がしてやりなおします。
完全に空気を抜かして、板に密着させます。
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作品と板面の間に空気が残ってないか確認して、裏打ち用紙の作業に入ります。
はけをねかせすぎて、根元の木の部分で作品を破る失敗が多いです。
左は完全に張り付いた状態です。
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次は裏打ち紙の作業です。
額用の裏打ち紙は出来るだけ厚い紙にします、紙探しは意外と大変ですので、参考までに2,3紹介します。
●小さいサイズでしたら、版画用和紙を大型文具店や学校教材社で分けてもらいます。B3判で一枚40円くらいです。
●半切以上でしたら新鳥の子紙を書道用品店や紙問屋で手に入ります。書道用品店では畳一枚の大きさで2,3百円くらい、紙問屋では50メートルロールで1万円くらで買えます。
左の画像は裏打ち紙に薄く溶いた糊をまんべんなく塗っているところです。
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裏打ち紙を作品より周囲を15センチくらい多めに切って、表(つるつるした方)に薄い糊を刷毛でたっぷりと全体に塗ります。塗り始めはでこぼこした表面が、糊が紙に十分染み込むときれいに平らになります。裏打ち紙が均一に伸びきるまでまんべんなく塗ったら、作品の上に持っていきU字形に垂れ下げた状態で中心にそっと置いて、中心から外側に空気を追い出すように全体に乗せます。
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作品に乗せた裏打ち紙を中心から外側に空気を追い出しながら襖貼り用(ホームセンター等で襖や壁紙のコーナーで売っています)の硬い毛のブラシでこすります。
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2,3倍に溶いた濃い糊で裏打ち紙の周囲に3センチくらいの巾で、塗っていきます。
必ず濃い糊で、きちんと塗らないと、板張りの乾燥途中で、はがれて作品がひきつります。
ここで裏打ちした作品を貼るベニヤ板が必要になります。半切まででしたら畳一枚の大きさがのものが必要になります。ホームセンターで一枚千円くらいで売っています。
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最後に板に貼り付けます。
板面より裏打ち処理したものを静かに剥がして立掛けたベニヤ板に張り付けます。
はがすときに板面に作品が残るときがありますので、もしうまくはがれないときは、千枚通し等ではがして裏打ち紙にくっつけてやるとうまくはがれます。
濃い糊のついた部分を指でしごいて完全に密着させます。
立掛けたベニヤ板には表向きになった作品が張られています。
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左の画像は濃い糊が不十分だったか、密着が不十分だったために乾燥時にはがれてひきつれをおこした失敗例です。
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一昼夜くらい置くと完全に乾燥しますので、ベニヤ板から作品の周囲に沿って切り取り出来上がりです。
プロの裏打ちとは全く違うやり方ですが、プロと同じ出来映えになりますので、数を多くこなして、なれることが大事です。
●出来上がった作品の四隅を直角に裁断するのはとてもむずかしいのですが、簡単にできる方法がありますので、裁断の仕方のページに化粧断ちの方法を載せてありますのでご覧になってください。
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