■ ピロリ菌 |
■ ピロリ菌とは |
ピロリ菌は胃の粘膜に生息しているらせん状の形をした細菌です。 一方の端に鞭毛と呼ばれる毛が4~8本ついていて運動することができます。 胃は強い胃酸があるため昔から細菌はいないと思われていましたが、1983年にオーストラリアのロイヤル・バース病院のウオーレンとマーシャルという二人の医師が胃からの分離培養に成功しピロリ菌が胃の中にいることが解りました。 ピロリ菌の正式な名称は「ヘリコバクター・ピロリ」(Helicobacter pyroli)です。「ヘリコバクター」の「ヘリコ」は「らせん形」を意味する「ヘリコイド」からきた言葉で、ヘリコプターの「ヘリコ」も同じ意味です。「バクター」は「細菌」を意味する「バクテリア」の事です。 「ピロリ」とは、胃の出口の方を指す「幽門」(ゆうもん)の事で、多くがそのあたりで見つかっていることに由来します。つまり、ピロリ菌の名前は「幽門にいるらせん形の細菌」という意味です。 さらにピロリ菌が胃炎・胃・十二指腸潰瘍のみならず胃がんの主な原因であることが解ってきました。 日本で胃がんが多い原因は50歳以上の約70~80%の方がピロリ菌に感染しているためです。
■ ピロリ菌の検査 1 尿素呼気試験 診断のための薬を内服する前後で呼気を集めてピロリ菌感染の有無を調べる方法です。簡単に行えます。 2 抗体検査(血液検査) ピロリ菌に感染すると血液や尿中に抗体が出てくるためそれらを測定する方法です。 3 抗原検査(糞便検査) 便中にピロリ菌由来の抗原の有無を調べる方法です。 4 内視鏡による検査 内視鏡検査時に胃の粘膜を採取してピロリ菌の有無を調べる方法です。 ■ ピロリ菌の除去 ピロリ菌の除菌には2種類の「抗生物質」と「胃酸の分泌を抑える薬」を7日間服用します。 すべての内服終了後12週間以上あけてピロリ菌が除菌できたかどうか判定します。 1回目に除菌出来なかった場合は2種類の抗生物質のうち1つを変えて再度除菌します。 |
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