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サウスポイント周辺

パハラのプランテーションコテージ 

風力発電の風車が立ち並ぶサウスポイントへの道

サウスポイント

サウスポイントパハラからコナ方面に出発し、
ワイオヒヌのマークトゥエインの樹「モンキーポッド」を見て左折、一路、サウスポイントへ。
途中、風力発電用の巨大な風車が並んでいるのがみえます。
(風車にはMITSUBISHIと書いてありました)
車の窓を開けると、「ヒョンヒョン」と、風車の不思議な音がしました。

トゥエインズトレジャーズ

モンキーポッドの裏にあるトゥエインズトレジャーズ(資料館)

ハワイ島はどこも風が強いけれど、
南に走るほど、風が更に強くなっていく様に感じました。
このあたりから道幅が狭くなります。
車1台通れる道幅だけがかろうじで舗装してあり、
路肩はガタガタ。
むこうから車が来るたびに
道路片側へ脱輪するように避けあいます。
風車から暫く行くと両側が牧場になり、
牛や馬が自由気ままにくつろいでいます。
大草原の小さな家のような小屋、だだっぴろい草原。
まだまだ、何処までも続く一本道を行きます。

先端直前になり、右手に分かれていく急な坂道を発見。
海が近すぎるし、この急な坂はなんかちょっと…と思ったらやっぱり舗装された道が、途中で無くなって
(落ちて?)崖っぷちになっていました。
くわばら、くわばら。

引き返して左方向へ。
真っ赤な土があらわになった、程良い空き地に数台車が。観光客が何組かいます。
じっと海を眺めるお兄さん。
何かいるのかな?と思った瞬間、海面で潮が白くぶわっと噴きました。
クジラだ! ゆっくりと黒く光る巨体が、弧を描いてぬるぬると海へ潜っていきます。
最後にTの字のしっぽが海面を一撃。本物だぁ…!
5分おきくらいに潮を噴く。
そこにいた観光客に聞くと、東方面にたくさん見えたそう。
早速、東方面に岸壁に沿って歩き始めると、遠くの海面に、あちこちで潮を噴いているのが見えました。
この2月頃は、交尾のためにクジラが群で南下してくるそうです。
それも朝早く行くと、よくみられるのだとか。
今回、オプショナルツアーは予算上、考慮外だったため、ホエールウォッチングは無理、
と最初から諦めていたのですが、船からでなくて、岸から直接みれるなんて、本当にオドロキでした。

一方、若い男性の観光客が崖から海へ飛び込み、大声をあげて騒いでいます。
その隣では魚釣りにいそしむ人も。断崖絶壁から海面を見下ろすと、確かに魚が泳いでいるのが見えます。
ここでは、大声をあげても魚は逃げないのでしょうか。
夫はロコの釣り人が、何を釣るのか興味津々。
釣り上げたのはなんと、アヒでした! 
このアヒ、崖上へ持ち上げるのも、ひと苦労な様子。
銀色にピカピカ光る巨体が、時々けいれんを起こして跳ねます。
背びれが黄色いので恐らくキハダマグロではないでしょうか。
魚屋でみかける鉛色のではなくて、背びれが鋭い感じで黄色が目立ち、熱帯の魚、という風貌でした。

釣り上げたアヒ

釣り上げたアヒ

「彼女への良いバレンタインデーのプレゼントになったよ! 
彼女が料理するのに丁度良い大きさだし、
彼女、きっと大喜びするよ。」
釣り上げた彼は、嬉しそうに、はにかみながら言いました。

グリーンサンドビーチ

サウスポイントから11号線方面へ少し戻ると、右方向へ行く道があります。
この道を進むと、家が数軒あった後に、インフォメーションセンターの小さな建物が左手に見えます。
これがグリーンサンドビーチへの入り口です。
車をセンター前空き地に停め、
インフォメーションセンター(駐車場の前の小さな建物)を管理する人に道を尋ねました。
ここで駐車代として1日5$払います。
(寄付、という名目にはなっていますが、殆どの人がビーチの説明を受けて支払うのが通常のようです)

センターで説明してくれた女性は、ハワイ島人口の1%未満と言われるネイティブのハワイアンでした。
(センターで案内する係は曜日によって違います)
彼女によると、グリーンサンドビーチは世界に2つしかないそのひとつ。
もうひとつは、キャナルアイランドと言っていたけれど、恐らくカナリア諸島の事ではないでしょうか。
また、グリーンサンドビーチ手前や向こう側に、幾つか砂浜だったような場所がありますが、
何処も漂着したゴミのたまり場になっており、海流や風の向きで、
どういうわけか、グリーンサンドビーチだけは、ゴミひとつない美しい場所なのだそうです。

インフォメーションセンターより先は、
トイレはおろか、民家も店もなーんにもないところなので、注意が必要です。
グリーンサンドビーチは大自然の中のビーチ。
シャワーはもちろん、着替える場所もないので、それも覚悟で準備をして下さい。

インフォメーションセンター前に駐車して、片道約1時間と少し歩きます。
(道中の状態からすると四駆車なら、気を付ければ直接アクセスできそうです。)
道の状態も良いとは言えないので、ビーチに行くとはいえ、
サンダルでのアクセスはやめた方が良さそうです。
履き慣れたシューズで歩くことをお勧めします。
行きは向かい風で、目に砂が入って痛いし、髪はぼさぼさ。
でも、帰りは追い風で、少し早めに帰ってこられます。
日焼け止めは必携。道中日陰は全くと言っていいほどありません。

グリーンサンドビーチへの道

グリーンサンドビーチへの道

歩きはじめると、出会う人みな、
必ず「Hi!」と挨拶してくれます。
話しかければビーチまでの道のりや時間、
状態などの情報交換ができます。
帰りは逆に道を尋ねられます。
ビーチは、もともと溶岩石が浸食・風化されて出来たもの。
真っ黒な溶岩崖で囲まれたすり鉢状で、
ビーチへ降りる際には砂で滑ったり、
崖で足を切らないよう、注意が必要です。
ビーチへのアクセスには、崖上のビューポイントすぐ下から、
階段状に降りることが出来ます。
急な岩下りのようですが、海に向かってクレーター左手、
勾配がある滑りやすい砂坂よりも安全に降りられます。

グリーンサンドビーチ

グリーンサンドビーチ

ビーチは何となく幻想的。
水は澄んでいてエメラルドグリーン。
砂はもちろんグリーンです。
海からの風が始終砂を巻くので、
水着姿だと砂がビチビチあたって、かなりイタイです。
ビーチ到着が10代の女の子たち5、6人のグループと一緒になり、
写真を撮って上げたり、撮って貰ったりしました。
彼女たちは、砂浜に大きく文字を書いたりして、いかにも青春。
若い男の子たちのグループと仲良くなって一緒に泳いでました。
海に向かって左側は深いので、中央で泳ぐのがよさそうです。
小さな魚も見れます。岩場の陰の穴では恋人たちが寄り添い、
その名のとおり、恋人たちの穴場、と言った感じ。
私達の滞在時間はせっかく歩いてきた割に短かったです。
2月ということもあって、水温が低く、長い間は泳げませんでした。

蛇足ですが、たまたまかもしれませんが、サウスポイント方面では日本人に会いませんでした。
観光客も少ない場所なので、事故や怪我にはくれぐれも注意したいものです。

みっちーさんご夫婦の東大島2003

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