■ 3種類のカンナを使い分ける! /陶芸の知恵袋134
象嵌や掻き落としではカンナが重要な役割を演じます。
僕は主に3種類のカンナを使っています。

1、荒削り その1
刃先の鋭くないカンナを使う。
象嵌で埋めた粘土がしっかり密着するように
むしろ、鋭くない刃のカンナで押しつけるようにして削ります。

2、荒削り その2
刃の鋭いカンナを使う。
ザクザクと削ってゆく。

3、仕上げ削り
粘土がほぼ乾燥し終わってから、「超硬(ちょうこう)カンナ」で仕上げます。
超硬カンナを湿った粘土で使うと、
「飛びカンナ」の状態になって、平らに削れません。
乾燥して通常のカンナが使えなくなってから使用します。

下のような作品になりました。
(部分)

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