●質問
Q:底を厚く削ったのに、乾燥の途中で底がひび割れたのはなぜ?
A:底を厚く削ったから割れたのです。
乾燥は縁から始まります。乾燥すると縮みます。
最後まで湿りが残るのが底の部分です。
縁から縮んできて、ギューッと粘土が上部に引っ張られます。
まだ柔らかい底の部分が耐えられずに隙間ができる。
こうして底に亀裂ができます。
底の部分を薄くしておけば、底だけ乾き残ってしまうのを防げます。
器の大きさにもよりますが、
底の厚さは5ミリから最大でも8ミリにとどめましょう。
私の経験で言うと、底の厚みが9ミリ以上になると、
時間をかけてゆっくり乾燥させないと底割れします。
【Copyright(C) 津田沼陶芸教室】
|